アニスの今日の海外ドラマ

海外ドラマ25年、国際結婚15年のワーキングマザーです。Netflix、Hulu、アマゾンを中心に感想・考察書いてます。

「ザ・テラー」やった~!こんな上質ホラーを待っていた!!1~3話まで見た感想(アマゾンドラマ)

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*前半はネタバレなしでお勧め、キャラ紹介など。後半は3話までの内容に触れた感想になってます。

久しぶりにワクワクするような大作ドラマがやってきました!

「ウォーキング・デッド」のAMCが贈る海洋冒険ホラー「ザ・テラー」です。

(現在アマゾンプライムで配信中)

プロデゥーサーにあのリドリー・スコットが名前を連ねています。

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怖いだけじゃない、あの感じ! 

少し前の記事で、こんなことを書きました。

『2018年のNetflixはホラーやオカルト作品を増やそうとしているらしい。

でも、「エクソシスト」のようなオカルト系はあんまり好きじゃないので、個人的には大人向けの「エイリアン」のような本格SFホラーも作ってもらえたら嬉しい。でも一歩間違えると「HELIX」とか「エクスタント」みたいになっちゃうので難しいかも。』

 

この「エイリアン」みたいなホラーがまさにリドリー・スコットの手で作られたのがこの「ザ・テラー」!

・・いや、たまたまリドリー・スコット(エイリアンの監督)だから言うんだろうって感じですけど、本当にあの感覚に近いんです!

SFじゃないけど、1845年当時、未開の地、北極に新航路を求めて二隻の最新艦で冒険に出た英国人たちの物語ですからね。(ここに関しては史実のようです)ロマンがあります。

海洋アドベンチャー要素もたっぷりで、ホラーなのにワクワクしながら見てしまうし、細部にもリアリティがあって引き込まれるのです。

極寒の世界に閉じ込められ、世界から孤立した船員たちが、寒さと飢えに耐え、忍び寄る未知の恐怖に戦慄する・・という絶望的な設定がなんとなく近い。

映像も透明感があって、しっとり美しいです。

 

ナショジオの記事によると、2016年にこの内の一隻「テラー号」がイヌイットによって発見されたそうです。意外にもほぼ無傷で残っていたそうですが、その船を調査しても謎が謎を呼ぶばかりで、130名の乗組員たちに実際に何が起き、彼らがどうなったのかは分からないそう。

その歴史的事実に基づいて、「きっとこんなことが起きたのかもよ・・?」と怖~く肉付けして描かれたのがこのドラマなのです。(原作はダン・シモンズの同名小説)

 

キャラ紹介

設定が設定なので、ホラーでもセクシー美女は出てきません。

風呂に何年も入ってない男臭いオジサンたちの世界です。(若い兵士もいるけど、メインはいないかな)

でも、渋いイギリスの名優たちががっちりと固めて火花を散らしているので、見応えたっぷり!

 

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ジョン・フランクリン艦長(エレバス号)

乗組員たちの憧れの的ジョン隊長は、この冒険の成功を心から信じ、危険が迫っていても回避を認めようとしない。

演じるのは、キーラン・ハインズ。

いいですね~。この味わい深いお顔でいいダシが取れそうですよ。

もう、その顔ズルでしょ。というほど、セリフがなくてもじわ~と滲んで来るものがあります。

 

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もう一人の艦長フランシス・クロージャー(テラー号)

彼だけは早い段階からリスクを見据え、ジョンに提言を繰り返していた。

しかし聞き入られることなく、事態はどんどん悪化していく・・。

 

ジャレッド・ハリスも有名な映画俳優ですよね。ハリウッド作品にも結構でてます。

渋くて知性があって、頼りになりそう。ちょっと悲壮感漂うのがまたホラー向きでいいですね~。

 

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ジョンを慕うジェームズ・フィッツジェームズ副館長。(お、上から読んでも下から読んでも?)

お気楽なイケイケ男で、悲観的なフランクリンを煙たがっている。

 

トビアス・メンジーズはこのブログでは「アウトランダー」のランダルや「ゲーム・オブ・スローンズ」のエドミュアでお馴染み。

ほっぺに縦に走るシワがチャームポイント?「ザ・クラウン」にも出演が決まって、引っ張りだこらしい。

 

メインはこの人たちかな?

あ、あと、軍医のグッドサーが優しそうで好き。

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キャストも全員演技派ですし、脚本もスリルが徐々に高まるように衝撃的な展開が次々起きて一瞬も飽きさせませんね。本当、これくらいしっかり描いてくれると見応えあります。

ホラーって、ちょっとでもB級の匂いがするとテンションが一気に下がるんですよね。

ただ奇抜な設定の上に、ご都合主義的なストーリーでグロテスクで血みどろのショッキングシーンだけ見せられても面白くないし、基本的にグロいの苦手な私は見てるのが嫌になっちゃうです。

でも、このドラマのように事実に基づくストーリーで迫力も凄い。

世界の果てで流氷を掻き分けながら進む艦船と、寒さに凍える世界で必死に生きようとする兵士たちの姿を見せられると、それだけでグッとくるものがあります。

 

まだ3話までなので調子良く見てこれましたけど、この先が見るのがちょっと怖くて不安かも・・。フランシス達の末路まで見届けることができるのかどうか・・。

でもあちらのサイトでは評価も相当良さそうだし、頑張って見る価値のある上質のドラマだと思います!↓

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*これ以降は3話までの内容に触れています。

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食料3年分て、一体何食べてるの?

実は、ここまで見てきて一番気になったのがこれです。

時折映る食事のシーンを見るに、やっぱり肉がメインみたいですけど、パンも作ってましたね。

壊血病(ビタミンC欠乏症)をやたらと心配してましたけど、実際のところ3年間だとビタミンを補充できるような野菜、果物を保存しておくのはまず不可能ですよね。

(レモン汁が用意されていたそうですが、実際のところ長期の保存でビタミンは破壊されてしまい、あまり意味がないそう。)

トマト缶もあるみたいでしたね。

実際のところ、イヌイットはこの不毛の土地でアザラシの内臓やクジラの肉を生で食べることでビタミンを補っているらしいですね。(加熱したらダメらしい)

いよいよ肉も腐って来たようだし、もう怖いわ~。きっと、冷凍庫はないですよね。

腐臭を放つ肉を食べるなら、アザラシを捕まえた方がよさそうだけど、でも捕獲の技術もないのだろうな・・。

 

毎日同じような食事になるでしょうね。考えるだけで恐ろしい・・!ジョン艦長が味付けが悪いって文句言ってましたけど、味付けったってニンニクやハーブはないだろうし、塩・コショウ以外に何があるんだろ?

今後、この食料も底をついていくのでしょうが、フランシスがどう策を講じて行くのか・・。怖いよ~。

 

冒頭のシーンで彼らの結末はわかってしまう

どうも史実の方でも、二隻の船が氷に閉じ込められた後ジョン・フランクリンが始めに死んで(心臓発作らしい)、その後船員たちからも死者が相次ぎ、ある段階でフランシス・クロージャーが船を放棄しカナダ本土の交易所に向かったそうなんですけど、この後の彼らの消息が不明のままみたいです。

冒頭のシーンで証言していたイヌイットは、この時に出会った彼らの姿を語っていましたね。

 

フランシスの写真を指差し、アグルカ(キャプテン)は飢えて歩くのもやっとでほとんど死んでいた。後ろから魔物が付いてきていた・・と。

はぁ、飢えて行く彼らを見るのも辛いなぁ。

極寒の中で飢えに苦しみ、死の行進を続けるエンディングになるのでしょうか・・。

もう一ひねりしてもらって、ちょっと救いのある最後になるといいんですけど。

 

襲って来たのは熊か、魔物なのか?

ジョンを襲って、あの穴の中に突き落とした感じからすると、やっぱりあの舌のないイヌイットを殺し、死体も無碍に扱ったことへの呪いで魔物が襲ってきているような感じですね。

でも、そのイヌイットの娘もイグヌーの中で熊に怯えてましたよね。ん?あれも魔物?

 

でも、血を吐いて死んだ気の毒なディビッドはその前のことだし(結局死因はまだ不明らしい。それにしても血吐きすぎ!)、あの極限の状況で襲い掛かる自然の猛威と危険、それと呪い的な物との両方で恐怖を盛り上げてるのがいいですよね。

これが実はでかい熊だった・・ということでも充分怖いし。

 

それにしても、イヌイットの生活って想像できませんね!あの極寒の地で生活するなんて凄すぎるし、絶対真似できない!

もうこうなったら、あの女性や他のイヌイットを探して弟子入りし、彼らの知恵や技術を拝借して生き残りをかけるしかなさそうですけどね。

 

と言う訳で、そんなところでしょうか。

4話以降を見るのがめっちゃ楽しみですけど、同時に怖い~。

全10話のようですが、また今後も感想書きたいと思います!