Applet TV+の海外ドラマ「CALLS コール」前半はネタバレなしの感想で、後半はネタバレ有で各話感想を書いてます。
【追記】すみません!1話完結ものだと思い込み、1話ずつ感想を書いてしまっていたのですが、6話まで来てどうも全体としても繋がりがあることに気が付きました。
5話までは1話ずつ見終わった時点で書いてますが、それ以降は全9話を見終わってから書いてます。
我ながら勘が悪くて情けないです。涙
5話まではアホみたいな感想書いてますので、解説を読みたい方は最終話まで見たネタバレ感想からどうぞ。
AppleTV+オリジナルの「Calls コール」はアイディア勝負の企画もの。
豪華キャストをわんさか迎え、13分の音声ストーリーであなたを震え上がらせますよ!
始めは911にかけられた緊急電話なのかな・・と勝手に勘違いしてたんですけど、全然違いましたね。
電話口の会話だけで構成するっていうルールですけど、後は好き勝手にやりたい放題。
突然変な世界に連れて行かれるSFホラーだったり、日常会話から発展するサスペンスだったり色々。
別キャストが別シチュエーションのストーリーで、その世界観を盛り上げます!
・・と、思ったんですが、実は全体としても繋がっている物語でした。
私は後半まで来てようやく気が付きましたが、勘のいい方ならすぐに気が付くのかな。
どんな風に関連していくのかはお楽しみ。
もちろん1話完結の短編として聞いても面白いので、あまり細かいことを気にしないで気楽に進んでいってもいいと思います。
それにしても、こうやって聞いてると俳優さんて凄いな~と本当に感心。
声だけで演じるって普通の演技より難しいだろうにメッチャ鬼気迫っるし、キャラを作り上げて入り切ってる。
なのでこちらも思わず引き込まれちゃうし、想像力もフル回転!
そんなこんなで、かなり面白かったです!
企画モノとして大成功って言っていいんじゃないですかね?
毎回、聞き終わった後に、「ふーむ・・どういうことだ??」とその余韻に浸って色々考えを巡らすのも含めて楽しかったです。
音声だけとはいっても、一応、エフェクト映像みたいなのは常にゴニョニョ動いていて盛り上げどころではそれらしい動きをするんですよね。
イイ感じの音楽も流れてたりして、山場ではかなりグッと来ます。
パッと見て(聴いて)すぐ終わっちゃうので、ちょっとした空き時間に丁度いい全9話。
1話13分~21分です。
【ご留意ください】
当ブログは個人が趣味で書いているもので、夜遅くにウトウトしながら感じたままの感想を綴っています。そのため稚拙な文章、品のない物言い、勘違い解釈、天然ボケなどで皆様をご不快にさせてしまうこともあるかもしれません。(その場合は申し訳ございません。)
その点を含めてお許し頂ける方のみ読み進めて頂けましたら幸いです。
また衝撃ネタバレに関してはそのエピソード分の始めに持ってくることもあるのでご注意ください。(内容を順番に書くわけではありません)
「CALLS コール」予告編
予告編は吹替にしてみましたが、せっかく豪華キャストが声だけで演じているぜひ字幕で見たいところです。
「CALLS コール」キャスト紹介

左からニック・ジョナス、ペドロ・パスカル、ロザリオ・ドーソン、リリー・コリンズ。
他に、ジョーイ・キングやカレン・ギランも出てます。
豪華ですよね~。さすがアップル。
*次はネタバレ感想ですが5話までは1話ごとに終わった段階で書いてます。
「CALLS コール」1~5話までのネタバレ感想
第1話「終わり」
これはちょっと適当に遊び過ぎじゃないですか?
遠く土地にいるはずなのに、その姿をした誰かが現れて獣のようにズタズタにしたってことでしょ?(ん?「アウトサイダー」?)
そんでもって最終的に空飛んじゃったんでしょ?
何かが見えたそうですけど、なんだろね。エイリアン襲撃かな。
第2話「始まり」
これは面白かった!不気味だけじゃなくてちゃんと怖かったし、見終わった後の余韻もありましたよね。
結局のところですね、ある程度長く生きてると「時間を無駄に失った感覚」って誰しもあるじゃないですか。
なんとなく時間が消えていき、気付けば取り返しのつかない歳月が・・みたいな。
しかもそれが自分の誤った判断によるものだったり、ビビッて現実逃避した結果だったりしたら余計にやりきれないですよね。
そんな誰しも身に覚えのある恐怖を上手い形で表現した短編ホラーだったかと。
自分が父親の死を受け入れた時には、自分自身も「失われた父親」になっていたという・・。
なんだかSFチックで、子供の頃に読んだ星新一の本を思い出したわ。
第3話「向かいのペドロ」
「隣のトトロ」に響きが似てる?
そしてチリ出身のペドロ・パスカルが、向いに住んでるチリ出身のペドロさんを演じました~。
これはちょっと製作陣に洒落好きの人がいるな~。次の4話も絶対「お笑い」を意識してると思うしね。
3人の駆け引きが楽しいミステリータッチのサスペンス劇でしたけど、最後は妻に愛想を尽かした夫が金を全部奪って南米に逃げる~というオチでした。
そりゃ7億円全額持って行くでしょ。半分残したり、焼いたりする理由がないし。
ただ、南米に行って豪華な暮らしをしても小説は一生書きあがらないでしょうね。
ふーむ、ペドロさん側から考えた時のあの場合の正解ってなんだったんだろ。
妻との不倫をバラして夫と妻を仲たがいさせる時点までは良かったと思いますよ。じゃないとお金を焼かれちゃうので。
問題はその後だなぁ。
「自分自身から電話を受けた。」なんて変な話をしないで、「そうさ!俺は何でも知っている。お前のこともお見通しだ。金を奪って逃げようとしても追い詰めてやる~」的な文言で脅せば、「分かった。じゃ半分ずつで手を打ってくれ。」って話になったかも?
ならんかな・・。
第4話「全部あなたの妄想」
もう笑っちゃいけないと思いながらも笑っちゃったー。だってコントでしょ~。
必死に離婚を回避しようとしてる取り込み中の姉に電話をかけまくり、「腕が伸びた~」「きゃ~爪を吐いた~」「顔が溶けてる~」「オエ!、オエ!」ですからね。
電話を無視されたらテキストで「倒れて頭を打った」、「腕が折れた。」って次は何なの~?って笑っちゃうでしょ。
もう、さっさと救急車呼び!って感じでしたけど、ひたすら姉に報告し続けてましたね。
うーん、あの電話は確かに母に回したい・・。
でも実はその現象も姉の夫と浮気を続けてきた罪悪感から来たものだって分かりましたね。
途中で夫から電話を受けた時には、夫が「君に会いたいよ。」って言ってたのでしばらく会ってなかったんでしょうか。
ということで、姉の方の疑心暗鬼も実はそれなりの根拠があったので、妄想じゃなかったよってオチでしたけど、結局妹はどうなっちゃったんだろ?
死んじゃったようですけど、何がどうなったのか・・。
あと、「ERで仕事してた」ってセリフがあったので、この姉も医者のようでしたね。
これもまぁまぁ面白かったです。(なんか笑っちゃったし)
第5話「俺と自分とダーリーン」
時間ずらすの好きだな~。
まだ生きてる過去のダーリーンから電話を受けてから、状況を説明するまでが遅かったですね~。
早口でさっさと「逃げろ~、その俺は危険だ~。」って言っちゃえば自分が撃たれることもなかったのに、やけにタメが長いし、「俺は駄目な男だった。愛してる~」的なのが多くてイラっとしました。
あと、撃たれたダーリーンが生き返るのかどうかが気になるので、そこも聞かせて欲しかったです。
(なんとなく生き返らないような気もする・・)
それにしても、やっぱり銃社会は怖いわね。
いずれにしても、カッと来ただけで散弾銃をぶっぱなすような男とは結婚しちゃダメだわ。
次は全9話を見終わってから書いたネタバレ感想・考察です。
「CALLS コール」最終話まで見たネタバレ感想・全力解説・考察 (6~9話までまとめて)
そうか~・・。
そういうことか~。
いや、我ながら本当に勘が悪くて呆れました。5話の時点でなぜ気付かんかね?と・・。
ということで、毎回のエピソードの共通項は「宇宙的バグによる過去や未来からの電話」でした~!
そうだよね。
そういうことよね。
4話で笑っちゃったのゴメンナサイってあの妹に言わなくっちゃ。あの段階では「妄想」だと思って聞いてたんで。
まさか、そんなことがね~。宇宙の摂理って怖いね。
でも、そんな手の込んだやり方で軌道修正しなくてもいいんじゃない?一瞬でお願いしたいわ。
まず、腕が伸びた~。膝に触れる~!って絶対ヤダヤダ・・。
しかも、死ぬはずだった本人だけじゃなく、周りの人間も巻き添えになるってどういうこと??
7話の「ママ」で12歳の男の子まで・・っていうのは酷すぎでした。
そして、あの飛行機も無事に着陸して乗客たちが家に帰ったそうなので、危機的状況を招いてしまったんですよね。
となると、まさか娘ちゃんや妻も??
でもこの飛行機エピソードは大いに盛り上がったので、かなり面白かったです!最終話への期待も高まったのですが・・。
最終話が惜しい?
またですか?!
またヘンテコ博士が変なものを作っちゃったの?
これはどこかで見たぞ~・・。Netflixで見たぞ~・・。
物理学的な話は一切理解できませんでしたが、この博士が40年前に作った機械のスイッチを切れば解決するそうです。
それで、入り乱れてしまったマルチな世界(パラレルワールドってこと?)が一瞬で全て消えるのか、それともリセットしなおされて綺麗な状態に戻るのか・・?!
一体どうなるんだ!!!
きゃー、怖い~!
・・というのが、期待していたほど盛り上がらなかったですね。
これは、やっぱりキャラ達の映像がないので感情移入しきれなかったというのが原因でしょうか。
それとも一人一人の登場が短いからかな。
とりあえず1話で出てきたカップルがいい感じに幸せになったそうなので、世界は修正して元通りになったみたい。
そしてバグも解決!って感じかな。
1話は始まりでなく終わりだった
タイトルが「終わり」になってますもんね。
これは博士がスイッチを切らなかった時の最悪バージョンを描いていたわけですね。
日付が12月30日で大晦日の前日なので、最終話と同じ日付。
博士が言っていたように、人間が浮遊してオーロラのような色が見えてましたからね。
あとサラが「庭でティムを見た」と言ってましたけど、NYにいるサラにティムが会いに来て驚かせようとしていた幸せバージョンと入り乱れちゃったのでしょうか。
これまで電話の音声だけが世界を飛び越えて交差していたのが、最後には実際の世界もバグでおかしくなってしまった感じ?
そして2話が「始まり」というタイトルで2月9日のフェニックスになっているので、実際にはこの辺から電話でのバグが始まったということですね。
実は1年間がループしているようなスタイルで描かれていたのと、最終話の「うるう年」というキーワードがちょっと洒落てますね。
博士はなぜ機会を作ったの?
これは実は最終話の博士同士の会話の中にヒントがありました。
「スイッチを切れ」と言う未来の博士。
すると
「でも切ってしまったら。彼らが何をするか。シャットダウンしてしまったら、彼らから家族を守れない。」
「切らなければ守るべき家族も消えるんだ!」
という会話がありました。
つまり、家族をほったらかしにして自分の研究に人生を捧げてきたように見えた博士は実は家族を守る為に頑張っていた!というわけですね。
(あれ?これもあのNetflixドラマみたい。)
この彼らというのが誰で、どんな事情でそうなったのかまでは分かりません。
ただ、これが続編への仕込みになっているのかも?なんて意見がファンサイトにはありました。
でも私はこれはこれで終了のような気がします。S2をやるにしても、全然違う設定になりそうだし。
家族を守る為にやっていた。というコンセプトを入れたかったのは、このドラマ自体が家族や恋人、友情といった人間関係をテーマにしてるからかな・・と。
暗号に娘の誕生日を使ったのも博士の愛情を示してますしね。
というわけで、そんな感じです。
AppleTV+「CALLS コール」の評価は
IMDbは7.6。エピソードレートは最終話が一番高くて9.0でした。
あれ?あの最終話でよかったんだ。
ロッテン・トマトは批評家メーター90%、一般80%という結果でした。
私もかなり楽しませてもらいました。
最終話も一見お決まりのパターンのようで、色々設定を盛り込んでいたのでまぁ良しとしましょう。
またシーズン2もやって欲しいですね。
ではまた~

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コメント
コメント一覧 (2件)
「かなり面白かった」まで読んで、続きを読むのを止めて、即行で観ました。
演技も抜群で面白かったけど、この形態のコピーが出てきたら嫌だな~と。
そして映像ありの2時間映画でも良かったんじゃないかな~と。
確かに映画にもできそうなプロットでしたよね。
ただ、腕が長くなる~、顔が崩れる~のを実写で見たいかと聞かれると微妙ですね・・。笑
そういうグロテスク描写を耳で聴くだけならギリギリ大丈夫。しかも想像力が刺激されるから余計に面白い!というのがこの企画のキモだった気がします。