ナルコス

「ナルコス」シーズン3も劇的に面白い!ホルヘ・サルセドご本人が語る真実とは!感想

「ナルコス」シーズン3を見たアニスの感想です。前半はネタバレなし、後半はネタバレ有で書いてます。

 

面白かった~~~!

メチャメチャ面白かったですよ。4話以降が特に幸せだった~。

(こんなに先が見たくてワクワクしたのは、去年見た「ペーパーハウス」ぶりかも。)

確かにS1と2の伝説の麻薬王パブロ・エスコバルを扱ったメデジン編に比べると、今回のカリ編は少し派手さに欠けた印象はありました。

だって、強烈でしたからね~。

エスコバルVSコロンビア政府と米DEAとの戦争の歴史!

そのの一つ一つが嘘でしょう?!これが本当に起こったの?と、想像を絶するヴァイオレンスの連続は、もうその驚愕の史実自体がもう一人の主人公と言ってもいいほどでした。

 

じゃ、シーズン1と2の主人公は誰だったの?ってことですけど、それはやっぱりパブロ・エスコバルでしょう。

彼を演じたヴァグネル・モウラが素晴らしかったのは言うまでもなく、この伝説の人物を色んな方面から掘り下げていく脚本もまたお見事でした。

 

一方アメリカ側の主人公で語り手だったスティーブ・マーフィは残念ながら少し印象が弱くて、軽かったんですよね。

カジュアルでアメリカンなボイド・ホルブルックを濃厚なコロンビアの麻薬世界にぶつけることで、その対比を引き出したかったのかなぁ・・と想像するところですが、簡単に気圧されて軽い存在感が吹っ飛んじゃった。

逆に、渋い魅力で光っていたのが彼のパートナーのハビエル・ペーニャ。

演じるペデロ・パスカルの力量とダンディズムが、決して多くない登場時間の中でも強烈なインパクトを残しました。

 

ということで、今回シーズン3のカリ編では、このハビエル・ペーニャ捜査官が主役に昇格!!

ただし、実際のペーニャ捜査官はメデジンカルテルしか担当しなかったそうなので、今回のカリ編のペーニャに関しては創作ドラマになるようです。

(実際にいた別の捜査官をペーニャとして演じているのか、それとも全てが架空のキャラなのかは分かりませんでしたが・・。)

 

ペデロ・パスカル、今回も最高に渋くて素敵でした。

何から何までカッコ良すぎてホンマかいな?と思うくらいカッコよかった!

 

・・ところがですね、今回のシーズン3では別の主人公が用意されていたんです。



「ナルコス」シーズン3の主人公はホルヘさん!

私にとってはホルヘ・サルセドが完全に主役でした。

カリカルテルの警備担当だった人ですが、優秀過ぎて辞めようとしても引き留められ、さらには警備主任まで任せられてしまい苦悩するという気の毒なキャラ。

 

演じるMatias Varelaですが、なんと驚くことにスウェーデン人!!

もちろんスペイン語を話す必要がありますので、両親はスペイン出身。

ですけど、まさかスウェーデン人だとはねぇ・・。上手いわ。

 

というのもですね、

シーズン2での感想にも書いた記憶があるんですが、この「ナルコス」S1,2で少し残念な部分があるとすれば私達が共感できるキャラがいなかったこと・・。

エスコバルをどれだけ掘り下げても極悪人過ぎて共感はできないし、捜査官側に関してもあくまでメインはカルテル側なので、描かれる分量が少なくてこちらが入る込むほどの物語性を盛り込めない。

 

この点を解決するキャラが今回のホルヘ・サルセドでした。

カルテル側にいながら、私達の価値観も投影できるキャラで、共感しながら応援したくなる人物として描かれてます。

そこへスウェーデン人を配置するというのはきっと計算づくでしょう。

おのずと西洋的な匂いがするので、親近感をさらに感じやすかったですよね。

それ以外このドラマの俳優陣はほぼ南米国出身か、南米系のアメリカ人だと思います。

 

カリカルテルを軽くご紹介

パブロ・エスコバルは有名だけど、カリのカルテルってどんな感じ?という方向けに軽くご紹介。

 

まず、カリは四天王が牛耳ってます。

比較的穏やかで派手な抗争を嫌うビジネスマンのヒルベルトとミゲルのロドリゲス兄弟がボス。

彼らに息子分のように可愛がられてるゲイのパチョ。

さらにNYでブツを売りさばくチェペ。

 

パチョ役のAlberto Ammannがイケメンで目を引きますが、アルゼンチンの俳優さんらしいです。

 

4人とも興味深いキャラとして描かれてはいますが、なにしろエスコバルと比較しちゃうと小物感が漂うのは否めない・・。

そこで、カルテル側に別の主役級として常識人サルセドを投入したのは正解でしたね。

善人サルセドからの視点がまた新鮮で、同時に恐怖も感じさせるので緊張感が半端ない!

上手い演出でした。

 

というわけで、ネタバレ無しの感想はそろそろ終わりにしますが、最後に言いたいのは、「ナルコス」見てない方は絶対見た方がいいですよ~!ってことです。

でも怖そうだし、グロイのは無理・・という方もいらっしゃるでしょう。

私も残虐なのは苦手なので、それでかなり躊躇していたし、実はメキシコ編に進むのも怖いんですよね。

確かにエグい描写も出てきますが、それほど見ていられない拷問が続いたりというのはないので、まずはシーズン1から挑戦して頂きたいです。

ひえ~、無理!となるところまで見ようかな・・と思い立ち、いったん見始めてしまうと面白すぎて止められない~!状態に突入してしまうかも。

 

では、これから先はネタバレ有の感想で、実際のホルヘ氏のインタビューなどを参考に書いていきたいと思います。

 

*この先はネタバレ有の感想です。



「ナルコス」シーズン3のネタバレ感想

ホルヘですけど、本当にいたみたいです。

Entertainmentの独占インタビューを見ながら少し考察してみたいと思います。

 

本物のホルヘ・サルセドのインタビューによると・・

まず、このインタビュー当時60代後半だったというサルセド氏は現在も証人保護プログラム下でアメリカで暮らしているようです。

彼はLAに呼ばれてクリエイターに会い、色々質問を受けて答えたのだとか。

で、出来上がった作品を見ての感想は「史実に基づいているかのように描かれているが、実際には自分がしていないことがあったり、装飾されていたりする。

ただし、物語としてダイナミックに面白くするためにはそうした脚色も許容されるべきでしょう。」

 

本当に殺されそうになったの?

 

ビニール袋を頭から被せられ殺されそうになるシーンがありましたが、あれに非常によく似た出来事はあったそうです。

1回目にDEAがミゲルのアパートに捜索に来た時に既に疑われていて起きたそうですけど、ギリギリのところでミゲルの信頼を取り戻し事なきを得たのだとか。

 

本当にナベガンテを殺したの?

 

「絶対に殺していない。これも真実でない事柄の一つです。

あの時既に自分は家族と一緒に安全な場所に保護されていた。なぜわざわざ戻る必要がありますか?

あの日あの夜、自分にとっては世界で最も大事な人たちを安全な場所で守ることが最優先で、人殺しなんてしに行くわけがない。誰も殺したことはないですよ。

私は長年DEAが彼を殺したと思ってました。」

 

お~っと、これは驚き!

正義感と自分と家族の安全確保の為に、最後の最後まで危険を冒してDEAに協力を申し出たサルセドだと思ってましたけど、実際にはずっと家族と一緒にいたそうです。

ちょっとがっかりだけど、確かに言われてみればそうよね。行く理由なんてないわ。

ということは、家族と別れたりしていなかったの??

 

逆に本当のことはあった?

ミゲルの息子(本編ではダビドですが、実際には長男のウィリアム)がサルセドに対して敵対心を持っていたのは本当だそうです。

 

それから、あの2話の残虐シーン!

ハーレーで両側から男を引っ張るという例のシーンは私も見られなかったんですけど、実際にこういうことは起きたそうです。

ハーレーでなくランドクルーザーで両側から引っ張ったそうですが、サルセド本人は自分は現場にいなかったと言ってます。

 

そもそもなぜカルテルの警備担当に?

「この辺は描かれていたように、実際にミゲルに部屋に閉じ込められ説得されたので、断りようがなかった。」

きっかけとしては、当初、退役軍人の友人が勧誘されたが、彼が「いい人物を知っている。彼は暗視装置やGPSなどの最新機材を用意できる」と当時エンジニアだったサルセドの名前を出したのだとか。

うわぁ、酷い男だわ。

 

現在はどのような生活を?

当時既に40代後半で、エンジニアとしての学位などもすべて捨てることになりましたが(名前が違う人物になるので)、運のよいことに会社を興すことができました。

ただ、移住から5年間は家族がアメリカ生活になじむために尽力しました。

特に妻は弁護士でしたが、やはり資格を失いまた一から学校に通う必要がありましたから。」

ということで、サルセド氏はずっと家族と一緒にくらすことができたようです!

 

はぁ、よかったわ。

っていうか、なぜドラマではあんな淋しい最後にしたんだろ。

孤独なアメリカ生活は彼にとって監獄と同じだった・・なんて、救いがない・・!

 

でも雰囲気重視でしょうかね。あくまでも男の色香・・、ダンディズムですよ!



「ナルコス」シーズン4は?ペーニャは出るの?

結局のところ、シーズン4はなくて、メキシコ編という新シリーズのシーズン1ということになりました。

ペーニャも出てませんよね。

最後に政府の人間に勧誘されてる場面もありましたが、父親に「もう十分やった。たくさんだ。」と言ってましたしね。

実際メキシコ編には出ていないようですし、ここでペーニャには「お疲れ様!」ですね。

 

ちなみにメキシコ編を撮り始めた段階で、メキシコで撮影していたスタッフの一人が現地で殺害されるという事件が起こったようです。(もともと非常に危険な地域だったそう)

ペーニャ役のペデロ・パスカルが「安全に製作できないならシーズン4はない」とコメントしたそうなので、彼の降板もその影響か?という噂もあるそうですが・・。

 

いずれにしても、メキシコ編のシーズン2が2月13日に配信開始されますので、私もそれまでにシーズン1を見ておきたい・・。

とはいえ、やっぱり気になるのは例の拷問事件なんですよね。

あれだけは少しも触れて欲しくない・・。涙(無理だけど。)

聞くところによるとそんなエグイ描写はないそうなので、まずは挑戦してみようと思います。

 

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POSTED COMMENT

  1. tomojyai より:

    アニスさん待ってました!
    ホルヘもペーニャも、そうそう!なんて読んでましたけど、キキは?と思ったら、メキシコ編でしたね!そしてシーズン2始まるんですね。

    私も、このシーズン3が一番面白かったです。(ちなみにメキシコ編よりも・・・汗)
    確かに、ホルヘさんの存在に、しっかり感情移入できたからなんだなぁって思い出しました。
    当時ナルコスは、相方はすぐに食いついて、面白いから見ろってず~っと言われてたんですが、私もなかなか手が伸びずでした。結局しょうがないなぁと見だしたら「めっちゃ面白いじゃーん!」「ほらぁ、だから言ったでしょ」なんて会話が我が家にもありましたよ。
    同じような女性の友人たちをどれだけ勧誘した事か。
    メキシコ編の感想も楽しみにしています!私は実際の拷問については、見た後に読み聞きしましたが、おっしゃるように、映像的にはそこまでではなかったですのでご安心ください!

  2. annice より:

    tomojyaiこんにちは!
    コメントありがとうございます。^^

    そうなんですよね・・。面白いんですが、残虐性がネックになってます。
    実はメキシコ編、情けないことに開始3分で挫けてしまいました・・。
    あんな目に遭うと知りながら、その人物を見てるのが辛くて怖くて・・。悪夢見そうだったので無理~~!とギブアップ。
    拷問だけは勘弁です。せっかく皆さんに「大丈夫ですよ!」と教えて頂いたのに残念です。涙

  3. tomojyai より:

    Twitterで見て、無理して見なくていいですよ~ってコメントしようと思ってました。
    キキの件は置いておいても、メキシコ編はいまいち入り込めず、完走するのに結構時間がかかったんですよね。
    なんか展開遅いし、残虐性を抑えたからかもしれないのですけど、コロンビアのような派手さもないです。
    というと、私は残虐性を求めてるのか・・・汗
    あと、パブロは愛がありましたけど、メキシコの悪は、スマートですが冷徹で、人間味ゼロで余計嫌いでした。
    ナルコス推しの相方なんて、メキシコ編は途中で止めちゃいましたもん。
    一応S2も見ようとは思ってますけどね。

    関係ないですが、S4が素晴らしかったみたいなので、ミスターロボット見てます!やっとS3まで来ました。いつもありがとうございまーす

  4. annice より:

    お気遣いありがとうございます~。
    そうなんですよね。カリのおっちゃん達なんて愛嬌があって全然憎めなかったし、全然怖くなかったんですよね。
    パブロも家族に対しては愛があってそれなりに理解できる部分はありましたし。
    独特のナレーションがテンポよかったせいか、ひょうひょうとした乾いたユーモアもよし。
    でも、メキシコ編はもうただ怖い・・。私もS2が見たいんですが・・。
    ミスターロボット、見てもらえて嬉しいです!途中が結構辛いかと思いますが、最後にすごい展開がまってますので、頑張ってください!

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