
Netflixの海外ドラマ「ペーパーハウス」シーズン4を最終8話まで見たアニスのネタバレ感想です。
うわ~~~!!
それで終わるか~!
うーん。
確かに盛り上がりましたよ?!
最後の7話くらいはアクセル踏みっぱなしで息つく暇ない怒涛の展開!!
ラテンチームの勢い、ここに極めりっ!!的な強引なまでの盛り上がりはありました。
でもそこで終わっちゃうのか~!!
S4で決着付けてくれるのかと期待していただけに、ちょっと残念!
それに振り返って見ると、若干の引き延ばし感があったのは否定できませんよね。
今回このドラマのドキュメンタリーも付いていたので少し見たんですけど、どうも国内向けに2シーズン作られた作品をネットフリックスが買ったらしいんですよね。
驚くことに、スペインではS2の視聴率がS1の半分になってしまい、打ち切りも決まっていたらしい・・。(うっそ~)
ところがネットフリックスが配信し出すと、爆発的人気で世界中を席巻!
シーズン3以降も作ってくれや。と言われて続行となった経緯があるそうです。
なので、低予算作品だったS1,2に比べてS3以降は圧倒的に製作費がある!
造幣局の時のように2シーズンでバシっと終わらす必要はなく、人気が続く限り伸ばしちゃって~!引っ張っちゃって~!が可能になった!
そっか~。
まぁ、それでもいいけどね~・・。
言いたいことは色々あります。。
とりあえず最後の軍用機登場のくだりに関して、一つ突っ込んでいいですかね??
それにみんな乗り込んで、金持って逃げればいいんじゃないの・・?
いや、ダメか。あの軍用ヘリじゃ簡単に追跡されちゃうか・・。

でも、あんな派手な演出しておいて、目的はリスモンを潜入させる事だけ・・?
って、どういうこと~?!
「ペーパーハウス」シーズン4のネタバレ感想
前半はちょっと失速??
撃たれたナイロビを救うシークエンスはかなり緊張しました。
どんだけ徹底的に教育を受けてるでしょうか。
外科手術までしちゃうトーキョーがまた根性座ってる。
肺の下を撃たれたナイロビは、ギリギリの手術でなんとか助かったように思えたのですが・・。
そして、もう一つ面白かったのはリスボンが捕まり、「彼女はまだ生きている!」と悟った教授がこの彼を買収するくだりかな。(名前が長くて忘れた)

買収は超簡単でした・・。
でも、近くの公衆電話で堂々と連絡ってどうなの??
あの姿を見られたら一巻の終わりでしょ。
その他の要素に関しては前半部分で少し失速感があったかな。
いまさら強盗カップルx2に揉められても・・って感じだし、「もっと集中しいや!」とイラっとする一幕も・・。
それにいまさら生前のベルリンのエピソード要る?!

どんだけベルリンて人気あるの?(追記:人気投票で3位に入るらしい・・!)
もう結構いい歳に見えるけど若い娘と結婚して、パレルモが猛烈アタックして・・って要らんわ。なんかもうS3で見た気がするし。
しかも、ちょっと自分の蝶ネクタイをからかった男の睾丸をフォークで刺しまくる・・ってただゾッとするだけで、かなり意味不明・・。
教授はあんな男(兄だけど)の為にスペイン銀行強盗を捧げるってことなの??とただ疑問が募るシーンでした。
それから、今回はパキスタンチームがやけに活躍してましたけど、あれだけの人数がIT系を支えてくれると頼もしかったですね。

リオがIT担当だったS1と2が遠い昔に思えるわ。
後半はガンディア任せ!!
これもね~・・。
納得できない所だらけだったわ。
まず一つ目ですけど、なんでパレルモはガンディアを逃がしたの?!
自分を必要とする状況にしたかったってだけで、よりによってあんなに厄介な奴を逃がしますかね?
こういう根底を覆すような仲間内の裏切り行為は、ドラマ的にも致命的。
ナイロビを失ったヘルシンキを慰めたところで、「お前が言うなや!」の突っ込みが世界中から入るだろうし、今後どれだけ彼らが団結しようとも見ていて何かが府に落ちない!

それにガンディアにしても、なんでナイロビにだけ、あれほどの憎しみを爆発させてころしたがったの?!
強盗と言えども既に重体で横たわってる女を窒息させるってどういう男?
ナイロビ何かしたっけ?
ずっと地下で金を溶かしてた気がするけど・・。
始めに総裁の部屋でやっつけられた事を根に持ってるならトーキョーだけ生かしておくのはおかしいでしょ。
っていうか、トーキョーがタイプだったってこと?
そういうことなの!?
真面目に考えるのがアホらしくなるほど、随所にラテンの血が入るんですよね。
どんな状況化でもホルモンの優先順位が高い・・ってどんだけ~!
それとね、不思議だったのが、隠れ部屋の場所をいつまでも総裁に聞かないこと。
あれって総裁の為の部屋でしょ?なんで本人に聞かないの?あの人はもう完全に降参してたし、聞いたら場所も開け方も答えそうでしたけどね。
総裁もアルトゥーロとゴチャゴチャやってるだけで、全然存在感もなくなっちゃったし、S3では結構威厳もあったけど、S4では普通に疲れたオッサンでした。
ただの痴漢と化したアルトゥーロ
これにもガクっと来ましたね。
前半部分ではいい感じにデンバーを挑発して、ストックホルムとの仲に亀裂を入れていたというのに、後半になると突然どうでもよくなっちゃったのか・・、それともストックホルムはどうやら無理そうだと諦めたのか、急に標的を変えちゃった。
しかもそれがアマンダって・・。全然タイプ違うだろ。

鎮痛剤まで利用して、かなり悪質だったわ。(こりゃ前にもやってるな・・)

そもそも目立ちたいってだけで、スペイン銀行に滑り込んで来た暇人ですからね・・。
輸血の提供に手を挙げた時から、「お前どうせ血液型違うだろ!」って思ってましたよ。(案の定・・)
最後には懲りずにデンバーの従妹の彼女にも同じ手口を使おうとするし、こんなにアルトゥーロを落としちゃったら世界のアルトゥーロファンも泣いてるでしょう!(ファンいるかな)
そしてまさかの死者が・・!!

これも誰か死ぬだろうとは予測してましたが・・。
まさかのまさか、一度死にかけてなんとか助けたナイロビというのが大ショック!!
しかもあんな無残な死!
ガンディア、ナイロビに何の恨みがあるの?!
ナイロビは仲間内でも一番の愛されキャラだったし、ドラマ的にも恐らくはトーキョーに次ぐ人気キャラだったと思うので、色んな意味で大きな痛手・・。
とはいえ、残りのメンバーを一致団結させ本気で戦争に突入していく気概を生むにはやむを得ない犠牲だったのでしょうか・・。
はぁ、でも残念・・。
大好きだったのになぁ・・。
オスロやモスクワ、ベルリン達のいる場所へ行ってしまいました。

まだまだ若い・・。これからだったのに。
ヘルシンキの嘆きようが辛かった・・。
最終回のクライマックスは!
突然、炭鉱チームが参入して面白い展開を見せてくれました!
デンバー父のかつての仕事仲間かな?と思ったら、「娘は元気か?」と聞いて、教授が「マニラは無事だ。」と答えていたので、あの彼女のお父さんですね。


新キャラのマニラさん。ずっと引っ張ってた割には大した活躍なかったな。
さてこの炭鉱チームですが、とても1日2日ではできそうにない大仕事をやってのけてくれました!
トンネルが出てきた時は、「またか!」という印象も若干ありましたけど、まぁいいとしましょう。
リスボンを見事奪還して、これで教授と感動の再会があるのかな?!と思いきや、戻った場所はスペイン銀行!
というのも予想を裏切る展開でさすが。
でもさ、なぜあんな苦労してまでリスボンを中に入れたかったの?最初からその予定じゃなかったでしょうに・・。
やけに皆喜んでましたけど、彼らはどうやって逃げるのかを知っていて、絶対逃げられるという確信があるんでしょうか。
(さすがにトンネルじゃないよね。)
意外と存在感がなかった恐怖の女刑事
アリシアですけど、なんかただのサイコかと思いきや、少し前に旦那をガンで亡くしたという個人的事情も垣間見せてましたね。
なるほど、なるほど。これから彼女との一騎打ちが本格化していくのね?!
と身構えた途端、急に存在感がなくなり、後半は完全にガンディア頼み。
ただ、最後だけはやってくれちゃいましたね。
逮捕状が出ているのも構わず、マイペースな捜査で教授の居場所を発見!!
さっそく銃をバーン!
あちゃー、さすがにあの女は取り込めないでしょう~。
もうマルセイユもいないですよね?(なかなか渋くて素敵だったマルセイユ)
ってことは、ついに教授、絶体絶命?!
最後助かる展開があるとすれば、アリシアが突然産気づいて陣痛が始まっちゃうとかかな。
分かりませんけど、全てはシーズン5のお楽しみ~!
「ペーパーハウス」シーズン5はどうなる?
まずはどうやって脱出するかですよね。
スペイン銀行編では、この部分をどーっしても最後まで秘密にしておきたいようです。
ただ、時々脱出に関しての情報をぽろっと漏らしていたので、それをまとめたいと思います。
- パレルモがいないと脱出できない(なんで?)
- 金を粒状にしないと脱出できない(なんで?)
- 金を全部持ち出さないと脱出できない(どういうこと?)
また見直してみたら他にもあるかもしれませんが、私が確認できたのは以上です。
ふ~む・・。
また紙幣みたいに空から降らすとか?そのために小さくしたのかな?(でも粒が上から降ってきたら結構痛そう)
もしくはパイプか何かに入れて押し流す感じ?(どこへよ?遠くへは無理そう。)
う~ん・・。
全然わからん!
それにしても、アツいですね~。ラテンはアツい!
誰がどんな突っ込みを入れたところで、このラテンの「情熱!」と「愛!」にはかなわない!
大喧嘩したかと思えばコロッと抱き合い、友情を確認したかと思えば口汚くののしり合う・・。激情型が揃いに揃ってますからね。

そんなラテンの血は全てを説明し、全てをヨシとするのです!
常にホルモンが発動するのも、またラテンのご愛敬!
時々付いていけなくなる部分もありますが、そこに「ペーパーハウス」の魅力が凝縮されていると言ってもいいでしょう!
あの冷静沈着な教授にも熱いラテンの血が流れてるというのが、奥深くて痺れますしね。(切れたら結構怖いよ~!)
「ペーパーハウス」シーズン4の評価は?!
私このS4が来る前にS3を全話おさらいしたんですけど、やっぱりメチャメチャ面白かったですよね。
映像も演出もストーリー展開も全部お見事で、興奮しまくり!
なので、シーズン4に入ってちょっと停滞した感じがあったのは否めませんでした。
実際IMDbのエピソード事の評価も、S1、2、3までは全部8点か9点代だったのに対し、S4ではなんと7点代が6話分もあるんです。
最終話は今日現在(6日)で一番高くても8.5。
ちょっと物足りない気はしますね。
やっぱりガンディアのダイハード任せは安易でしたよね。
このドラマって安易でありがちな展開を常に裏切ることで、その独特な存在感と魅力を示してきたわけじゃないですか。
予測のつかないアイディアと心躍る独創性、そして万人を唸らせる巧みな心理戦!
これが欠如した状態だと、いくらラテンチームが熱くても、彼らを応援する力がイマイチ入らないんですよね。
シーズン5ではもう少し頑張って欲しい!
たぶん、シーズン4は引き延ばし戦略がほんの少し裏目に出た形だと思うので、もう次はキッチリ締める覚悟で、隠してきた秘策を大胆に披露してくれ~!
【オープニングソング】
ではまた!

