ポーズ

「ポーズ/POSE」感動!衝撃!今一番泣けるドラマはコレ!全話のA感想(ネタバレ有無)

冒頭はネタバレなしのドラマ、登場人物紹介あらすじなど。以降はネタバレありのアニス感想です。

「POSE/ポーズ」全話見終わりました。素晴らしかったです!!

正直ライアン・マーフィーのドラマでここまでのクオリティーが期待できるとは思っておらず、ちょっと反省・・。

一見派手な世界のように見えますが、そこで必死にポーズを取る彼らの生き様には涙、涙・・。本当、毎回泣かされました。

 

ありがとう!ライアン・マーフィー!

この善意と希望溢れる物語には万人を惹きつけて止まない普遍的なテーマが数多く仕込まれていますよ!

80年代の厳しい時代に、LGBTとして誇りを持って生きる彼らの苦悩と「生」への渇望が、時に見る者の胸を締め付け、最後には温かい気持ちにさせてくれるのです。

 

POSE全話の感想

1、2、3話はこの下です 4話と5話と6話 7話と最終8話とキャスト情報

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「ポーズ/POSE」予告編

 

1話は映画並みの長さ(1時間20分)ということで始めはギョッとしましたが、見終わってみればまさに映画並みの見応えと感動!

面白くってあっという間!

クライマックスには「いいもの見たな~」と涙が出ますよ。

このどこか懐かしい感動には、昨今のドラマになかった新鮮味を逆に感じます!

 

「ポーズ/POSE」あらすじ

LGBTQの人々は、夜ごとに“ボール”と呼ばれるダンスパーティーに集まり、ファッションとヴォーギングを競い合っていた。

その1人であるブランカは、夢を実現するため自らの“ハウス”を立ち上げる。

一方、ゲイであることを理由に親から勘当された17歳の青年デイモンは、ダンサーになることを夢見てニューヨークへやって来る。huluより

 

このハウス制というのがまたユニークで素敵なんですよね。

1980年代のLGBTQを取り巻く環境と言うのは、HIVの流行などもあって差別と偏見に見舞われていた厳しい時代。

勘当されて道端で体を売る若者たちも多い中、そんな彼らに家を与え、母親となって面倒を見ていこうという「ハウス」という疑似家族的システムがあったみたいです。

 

「ポーズ/POSE」登場人物紹介

衝撃的な宣告を受けたことをきっかけに、自分のハウスを持ちたい!と新しくハウス・オブ・エヴァンジェリスタを立ち上げたブランカ

彼女がまた真っすぐで最高!

顔つきからして妙に人間味があるのよね。親近感が持てる新米ママです。

 

一方の老舗ハウス・アバンダンスの親方、もといママのエレクトラ

迫力満点。頬骨の高さは誰にも負けない!

 

ゲイであることを理由に勘当されたダンサー、デイモン

彼もまた素朴でたまらない!可愛い!

両親に否定された自我に苦しみ、なお踊りたい!と夢を見続ける姿にグッとくる。

 

通りに立つエンジェル。エヴァンジェリスタ・ハウス所属。

白人男性スタンと恋に落ちる。

 

ママ達がいる一方で、自分は「父親」だと自負するプレイ・テル

いい所でいいセリフを言ったりと美味しい役回り。

 

白人上流階級代表の皆さん。

左から、スタンの妻パティスタン、スタンの上司マット

 

スタン役は「アメリカン・ホラー・ストーリー」に出てるエヴァン・ピータース。

不思議な透明感のある俳優さんで魅力ありますね。

 

あと、この上司役が「ドーソンズ・クリーク」のジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク!

うわ~、20年は経ってるはずなのに全然変わってなくてびっくりした!

おでこが広いのは前からだし、髪はふさふさ、表情も当時と変わらない!妙に小皺だけ増えた感じで違和感だわ。

当時は不動産バブルで、彼らはトランプタワーで働いている設定です。

 

妻役のケイト・マーラも「ハウス・オブ・カード」などに出てる実力派女優ですよね。

 

ライアン・マーフィーの「Glee」と比較

「Glee」もギーク高校生達の夢と希望を具現化させる場として「歌」と「ダンス」がありましたけど、そこに通じるものがありますよね。

ただ、決定的に違うのが「Glee」が高校生向けの軽い造りだったのに対し、この「POSE」は大人向けの正統派ヒューマンドラマなところ。

「Glee」も歌や踊りは素晴らしかったし、高校生達を演じたキャストも実力派揃いで輝いていましたよね。

でもほら、スー先生の嫌がらせとか、結構しょうもないお笑いネタも多かったじゃないですか。

毎回の1話完結ストーリーもあってないようなものだし・・、何シーズンも見るにはちょっと飽きちゃうところがありました。

でも「POSE」は、しょうもないコメディ要素を無理に入れることなく、真っ向から描くべきテーマに取り組む姿勢が清々しい!

ライアン・マーフィーの本気が見えますよ。

 

自身もLGBTのライアン・マーフィー

このドラマのキャストには多くのLGBT俳優が起用されているそうですが、その辺にもマーフィーのこだわりが感じられます。

 

実は先日偶然読んだ記事に、マーフィーの4歳の息子さんが小児がんだったというものがありました。

2歳で癌という診断を受け、その後何度も大手術を繰り返して現在は回復に向かっているそうですが、それを読んだだけでかなりの衝撃を受けました。

考えられませんよね。もし子供がそんなことになったら、親として一体どういう気持ちで一日一日を生き抜き、仕事に打ち込めばいいのが想像もつかない・・。

 

でも、彼にとっては「9-1-1:LA救命最前線」やこの「POSE」がその答えだったのでしょうね。(えっと、「アメリカン・ホラー・ストーリー」もまぁそれはそれで・・。)

そんな風に見るとまたこのドラマのテーマがあまりに純粋で前向きであることの理由も分かってくるように思うのです。

 

それに俳優陣も素晴らしいし、キレキレのダンスや80年代ファッションにポップカルチャー、ポップミュージック、エンターテイメント要素もぎゅっと詰め込んで、一瞬も飽きさせないで楽しませてくれます。


*こから先は第1話の内容に触れてます。



 

「ポーズ/POSE」第1話のネタバレ感想

ブランカに泣ける

HIVの宣告を受けて自分の死期を知った時にどうするか・・。

想像もできないけど、ブランカの腹のくくり方には驚くものがありますよね。

これは私の想像ですけど、彼女達は女以上に女である存在ですから、遠くない将来に「死ぬ」と知った時に強烈に感じるのは「母になりたい」という願望ではないでしょうか。

 

エンジェルがスタンに言っていたように、「普通の女になりたい。」「誰かを大事にして」「誰かに大事にされたい。」と、色々あるとは思いますが・・、

ただ、ブランカがエンジェルに言ってましたよね。「白馬の王子様なんていないのよ。」と。

ブランカ自身そう割り切ってるし、実際、運命の相手は自分で見つけられるものじゃありませんしね。

そうなると、自身の意志でできることは・・、自分のハウスを立ち上げ、母になる!

 

それを一気に実現し、偶然拾ったデイモンに真正面から尽くしまくる姿には母の無償の愛を感じてしまうのです。

ブランカだって、そんなに年取ってる訳じゃないですよね。

彼女を演じる女優さんは27歳ですから、まぁそんなものでしょう。

デイモンは17歳でしたっけ?10歳差の母子なんて、また素敵じゃないですか。

 

エヴァンジェリスタ・ハウスのメンバーに今後も注目ですね。

 

HIVの薬の変遷について

ブランカのことが心配で、思わず調べてしまいました。

現在HIVという病気は薬を飲み続けることで、エイズを発症せずに普通の暮らしができるまでになった病気だというのは皆さんご存知だと思います。

ただ、その画期的な薬がいつできたのか・・というのが問題ですよね。

エイズ治療の劇的変化 90年代の「希望の灯」が現実に

という記事を見ると、劇的な変化があったのが96年らしいです。

それ以前にあったAZTという薬はドラマの中でも医師が進めていましたが、飲んでいるうちに患者の体内で次第に薬が効かないウイルスが増えてしまい、効果が長続きしなかったそう。

このドラマは今87年ですから、あと9年。

ブランカはまだ症状が出ていないということですので、なんとかそれまで元気でいて欲しい!と願わずにいられません。

 

エンジェルとスタン

このスタンも摩訶不思議な人ですよね。

LGBTと一口で言っても、様々なタイプの人がいるでしょうし、その辺を説明してもらえるのも楽しみですね。

妻にレストランで「あなたと一緒にいられて幸せ」みたいなセリフを言われて、申し訳なさそうな表情を浮かべていたので、同じ気持ちでないことは確かですよね。

 

ちなみに、エンジェルが「これは私たちの曲ね」と言っていたのはケイト・ブッシュの”Running Up That Hill”。

ケイト・ブッシュは80年代に活躍したイギリス出身のシンガーソングライターですが、女であることをひたすら追及し、歌い続けた人ですよね。

確か「女は子宮でものを考える」と言ったのも彼女だったっけ。

後期はあまりに追及し過ぎて悲鳴のような歌も多く、女の怨念が詰まったかのようなアルバムには少し引くものもありました。

そんな彼女の歌がテーマソングというのも、また深いですよね。

女として愛されたいエンジェルの想いはどこまで成就するんだろ・・。

 

そうそう、最後デイモンが躍った曲はホイットニー・ヒューストンの” I Wanna Dance With Somebody”。これも懐かしい~。

今後も80年代ポップとダンスで楽しませてくれそうですね。

 

と言う訳で、魅力的なキャラの詰まったこのドラマには相当期待できそうですよ。

 

*次は第2話の感想です。

 

「ポーズ/POSE」第2話のネタバレ感想

面白かった!義理人情の温かい世界観はそのままですね。

ただ、長いな~。

CMも含めてですけど、1時間15分ってもう少し長ければ映画並みでしょ。

その割には1話のようなカタルシスがなかったのでちょっと物足りなかったかな・・。これなら50分くらいで良かったかも。

 

でも、スタンのエピソードは最高だわ~。

エンジェルとのやり取りは聞いてるだけで涙が出そうだった。

「俺は何者でもない、ただの商標。だから本物の君自身が欲しい。」って、そう言われた時のエンジェルの表情!

スタンもさ、そこまで本質を見抜いてるならなぜその世界から抜け出して、何者かになろうとしないんだろ?

とは思いますけど、重荷を背負いながらも自由に破天荒に生きる彼女達と、不自由な場所に自分を押し込めて生きるスタンとの対比が鮮やかでお見事。

スタン役のエヴァン・ピータースには引き込まれるものがありますね。

 

そういえばスタンの用意してくれたアパートってどんな感じかな。来週が楽しみ~。

 

それからデイモン君には彼氏ができたのかな・・。まだ友達だっけ。

野宿してるっていう割には着てるものも小奇麗でしたよね。(どんだけ万引きしてるんだか)

でも、なんでハウスに入らないんだろ。寒いでしょ。

 

それから、ブランカ母さんがめっちゃ頑張ってるじゃないですか!

なんとかゲイバーでの市民権を得ようと一人でデモ行為を続けてましたけど、今のところ負け続けですね。最後も恨めしそうな顔で窓の外から覗いてたし・・。

いつお得意のスピーチが始まるのかと思って見てましたけど、そんなチャンスさえ貰えないなんて厳しいなぁ。

子供達へよりよい世界を創るという母の信念が報われる日が来るのかな?

それにしても、エレクトラ母さんの愛情もいいじゃないですか!毎回ああだこうだ言いながらブランカを気にかけてる所が母ですよ。

口の汚いのも愛情の裏返し?

 

華やかなエンターテイメント系ドラマなのに、それぞれのエピソードに真実味があって安っぽくないのがいいですね。

デイモン君のデートエピソードとか、特に意外性もなく定番な部分もあるけど、それもまた真っすぐで好感持てます。

なにしろ、デイモン君が可愛い~ので、余計なヒネリは要りませんね!



 

「ポーズ/POSE」第3話のネタバレ感想

今回も泣いたわ~。

これまでで一番泣いたかも・・。

クリスマスをモチーフに、マザーの愛をまた見せつけてくれました!

 

ブランカさんのあの顔がまた泣けるのよ。あの目の下の隈も独特の目つきも、飾り気のない彼女の人間性を醸し出していてなんともいい。

でもさ、ブランカさんもネイリストの仕事だけで、別に高給取りというわけじゃないでしょ?

ボロそうだけど、それでも結構大きなアパートを借りてご飯を食べさせて、さらにプレゼントまでって、資金繰りは大丈夫なのかしら。

だって、デイモンのダンス学校の費用も彼女が出してるってことでしょ?

 

一方の老舗アバンダンスのマザーは大分苦労してるみたいでしたよ?

自身の改造費用のために、子分たちを引き連れ大胆な窃盗までしてましたからね。(それもチャリティー募金のを!)

それに2人共、日頃のボールの衣装代には相当お金かかるでしょう?

ブランカさんの治療費とか大丈夫なのかしらって心配になっちゃうわ。

 

それにしても、ありったけの愛情を子供達に注ぐブランカ母さんを描きながら、同時にエイズ患者の厳しい現実も挿入していくという、この憎たらしい演出には見事やられますね。

死を覚悟しながら精いっぱい日々を生きる彼女は、見てるだけで泣いちゃうもん。

 

それにしても今回分かったのはHIVからエイズを発症すると、その後は早いっていことですね。

パパ、プレイ・テルの彼氏が何人も入院してはいなくなる・・というのには、当時のエイズの猛威の凄さを改めて思い知らされますね。

 

そして、やっぱりエンジェルとスタンの2人の純愛にも泣かされちゃうのよ~!

あのアパートの豪華さ!本気も本気じゃないの、スタン!

でも馬鹿上司のせいで奥さんにバレそうになってクリスマスは2人で過ごせませんでしたね。

落ち込むエンジェル・・。可哀そうに。

 

それでもハウスの家族たちとのクリスマスがまた彼女を癒してくれるのよね。

あの中華料理屋でのクリスマス会!最高だわ。

笑いと涙で、まるで「探偵ナイト・スクープ」の神回を見てるような感じだし、赤いヒールのプレゼントには分かっていても涙、涙。

子供達からマザーへの小さな贈り物にまたじ~~ん。

 

はぁ、もう書きながら泣いちゃうから、そろそろこの辺で・・。

今回は長さも1時間くらいで前回より短くなって良かったですよね。

これくらいが丁度いいわ。

4話以降の感想こちらです↓

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