マインドハンター

「マインドハンター」シーズン2最終9話のネタバレA感想/解説/考察 ホールデンやBKTのモデルは誰?

「マインドハンター」シーズン2、第8話と最終9話のアニスのネタバレ感想/解説/考察です。

すみません、8話を見た後に止められなくて一気に9話も見てしまったのでまとめてネタバレ書いてます。最終回まで見終わった方だけ読み進めてください!

 

今回はドラマの内容だけでなく、

  1. このドラマがどれほど事実に基づいているのか
  2. ホールデンのモデルとなった有名プロファイラー
  3. 実際のアトランタ児童連続殺人事件
  4. カンザスのBTKは誰なのか

などについて、私なりに調べた内容を書かせて頂きます!!今回は頑張りますよ~!!

全感想

シーズン1 S2:1話と2話 3話と4話 5話 6話と7話 8話と最終回



アトランタ事件は相当事実に基づいている?

いや~、終わりましたね~!

また異様に渋いエンディングで、ようやく姿を現した犯人は超リアル!

その辺にいそうな腹の出た無職の男で、悪びれた様子もなく飄々としてました。(憎たらしい!)

登場した際には、怪しい要素がふんだんにあるのに決定的証拠がないということで、コイツが犯人なのか?違うのかが分からない!

ホールデンが追い詰めるのか?、それとも逃げられるのか?と終始ハラハラしっぱなし!

 

ようやく決定的か・・となった終盤にしても、コレと言った劇的な見せ場は控えめで、なんとなく後味悪い感じに終わってました。(デビット・フィンチャーだわぁ・・)

 

この描かれ方を見て思ったのが、ふ~む、これは相当事実に基づいてそうだ・・ということです。

だってドラマとして面白くしようと思ったら、いくらだって盛り上げられる要素はあったと思うし、それこそホールデンが事情聴取で劇的にウェインを落とす、またはミスを誘う、などの見せ場があったって良かったはず!

それを一切諦めて、このスタイルを貫いたといういうことは、事実に忠実に描こうという相当のこだわりがあったのかなぁと。

 

ということで、実際の事件がどのような経緯を辿ったかを詳しく知りたくなりました。

 

で、ちょっとググって調べてみると、やはり、かなり細かい部分までドラマで再現されていたようです。

例えば川や橋で毎晩張り込みをひたすら続け、ようやくウェインがやってきたのが最終日だった!という点、川で水しぶきの音を聞いたのは、周囲にいた3人の捜査官の内一人だけだったことや、2日後に死体が見つかった点などなど。

 

恐らくですけど、突拍子もないタイミングで公営住宅の爆発があったり、ホールデンが十字架を持って走り回るというエピソードについても、実際にあったからあんな風に差し込まれていたんでしょうね。

 

ウェイン・ウィリアムズについて

↑似てる!

彼が逮捕された段階で殺された子供達は29名に登っていたわけですが、実際に起訴され有罪となったのは大人を殺害した2件のみ。

(犬の毛や敷物の繊維が多く合致していたが、全て状況証拠でしかなかった・・。)

ただし、その後犯行がぴたっと止まったことから、彼が児童連続殺人事件の犯罪者であったことは確定的と考えられているわけです。

(警察ではこの内、最低23件の児童殺害が彼によるものだと見ているそう。)

 

これまでホールデン達が考えて来た、サイコ特有の「幼児期からの悲惨な家庭環境」にはなかったウェインですが、比較的裕福な両親が高齢になってから出来た一人息子ということで、逆に非常に甘やかされて育ったそう。

成績も優秀で、16歳にして自分のラジオスタジオを持つなど、神童的扱いを受けていた時期もあったようです。

ところが音楽プロデューサーの夢を語るばかりで、実際に才能はなし。

20代になっても親元でほぼ無職の生活が続き、この挫折を肌の色のせいと捉えた為かどうかは知りませんが、徐々に黒人そのものを嫌悪するようになり、同性愛である自分の鬱屈した性衝動もプラスして(そして恐らくは幼児性愛者)こうした犯行に走るようになったのかもしれませんね。

 

ウェイン・ウィリアムズは今にいたるまで一貫して無罪を主張。

現在も終身刑で服役中だそうです。

 

さて、ではなぜこれほどまでの正確な詳細がドラマ化できるかというと、それは事件を直接担当したFBIプロファイラーが後に書いた自伝本があるからで、この著者こそがホールデンのモデルになっているジョン・ダグラス氏なのです。

ズバリ、本のタイトルもMINDHUNTER!

 

ジョン・ダグラスって誰?

私も全然知らなかったんですが、プロファイラーの第一人者として最も有名な方みたいですね。

彼が引退後に書いた多くの著書に基づき、数々のエピソードが映画化、ドラマ化されているそうで、

「羊たちの沈黙」ではスコット・グレンが演じたジョディー・フォスターの上司役で登場している他、「ハンニバル」、「クリミナル・マインド」のプロファイラー達も彼がモデルになってるそうです。

 

今回のドラマに関して特に面白い点が、このダグラス氏の性格までホールデンというキャラに反映されているのでは・・という分析がファンサイトなどで盛り上がっている点でしょうか。

実際に彼を知る関係者の多くが「彼には傲慢なところがあり、自分のプロファイリングに異議を唱える者にはあまり耳を傾けない・・」というようなコメントをしているそうです。

おぉ・・。まさにホールデンじゃないですか!

周囲の空気を読まない無骨さと高慢さがホールデンの魅力でもありますが、後にこんな有名人になるならその才覚は本物だったということで、このまま突き進む姿を私も応援したい思いますよ!

 

ただ、パニック障害などについてはドラマオリジナルの味付けかなぁ・・という気もします。(詳細は知りませんが)

確かに著書の中で、後にPTSDの後遺症に苦しむようになった事実については記しているようですが・・。

特に子供の犠牲者の惨状を見ながら、自分の子供達と接していく際には大分苦しいものがあったようです。(分かるわぁ・・)

 

そして、このダグラス氏が書いた著書15冊にうち、一冊だけ特定のシリアル・キラーとの戦いのみをテーマにした本がありまして、それがこカンザスのBTKなのです!!

 

BTKに関しては私も詳細を見ようかどうか迷いました・・。

だって、この本物BTKがどういう経緯でどんな結果に終わったのかを読んでしまったら、このドラマの一番核心的な部分のネタバレを知ってしまうことになりますからね。

 

ただ、好奇心に負けてwikipedeia見ちゃいましたよ~。(超後悔!)

でも、皆さんにはあまりお勧めしません。

カンザスのウィチタ出身の人や有名殺人鬼に興味のある人にとっては既知の人物かもしれませんが、普通の日本人は恐らく知らないですよね。

せっかく知らないなら、ドラマでその結末を楽しみに待った方が2倍楽しめると思います!

 

でも、それでも知りたい!という私のような方のために、この記事の一番後ろにBTKについてまとめましたので、よろしかったらどうぞ。(どっちなのよ!)

その前に、ドラマの他のことについて・・。



ビルのモデルはいるのかな・・?

主演の3人にはそれぞれモデルがいるそうで、ビルのモデルは行動分析課のロバート・レスラーという人物。

ただし、実際のレスラー氏には子供が3人いて普通の家庭人だったそうですので、養子の男の子や、殺人現場を目撃するといったエピソードは完全にドラマオリジナルとのことです。

そりゃそうよね・・。

あんな皮肉めいた救いのない話はドラマでしかあり得ないでしょうし。

でも、こうしたエピソードがビル・テンチを肉厚で魅力的な人物にしているし、別の角度から身近な恐怖を提示してくれる感じがなんとも面白いんですよね~。

 

それと、ナンシーがついに家を出て行っちゃいましたね。

ビル気の毒に・・。

ただ、私はビルも好きだけど、ナンシーの気持ちも100%理解できますよ!

子育てって本当に2人きりだと煮詰まるし、愛らしい我が子に対してだって時に発狂寸前になるものじゃないですか。

それが無反応の息子で、他の子供やママ達からの非難めいた視線があって総スカンでは、もう希望もなにもありゃしない。引っ越し案は至極まともで、私も賛成したいところです。

ビルがその辺の事情を本気で理解しようとしていなかったのはもちろん仕事の忙しさもありますけど、どこかで逃げ腰だったという点も否定できないですよね。

 

例えば、釣りの話をしたときに、ブライアンから多少の反応あったじゃないですか。「その魚、死んだの?」という、相変わらず内容的には怖い一言でしたけど、無言よりはずっといい!

彼が「死」について異常な興味があるのならそこについて向き合って話をするのも一つの手だと思うんですけど、どうなのかな。

あれはチャンスのような気もしたのでもったいなかったですね。

 

ウェンディとケイはお別れかな?

ウェンディって恋をすると意外と真っすぐで、簡単に相手を絶賛してたかと思いきや、そんな彼女が自分の理想枠から外れるとバサっと切るのも早かったですね。

だから、そこは心を開いて一度話そうや~というのができないタイプみたいで、完璧主義の自分に相応しい相手でないと無理そうです。

ケイの複雑な事情は、一緒にいたら理解できそうですけどね・・。カー先生には、相手の弱さや過ちを包み込む寛容さはないのかなぁ・・。

 

シーズン2は面白かった!!

いずれにしても、シーズン1に比べてずっと面白かったのは確かですね!

3人の主人公たちのキャラがより明確になり、ビルを始めそれぞれ深みもでてきました。

 

ホールデンはなんとなく花開くことなく、一定のラインで燻ぶってる感じですけど、あれはあれで真実味があるし、まだ若いですからね・・。色々人生経験しながら学んでいる部分もあるでしょう。

演じるジョナサン・グロフは変な味付けをすることなく、無色透明の如く与えられたホールデン像にのっかってる感じで好感持てます。

 

とにかくシーズン3以降がますます楽しみになってきましたよ!

 

さて、これ以降は例のカンザスの変態男BTKについて、大ネタバレとも言える「その正体」に少し触れたいと思いますので、それを知ってもいいという方だけ読んでください。

 

カンザス男は実際誰なの?

*これを知るとドラマの先々のネタバレになる可能性がありますのでご注意ください。

 

もったいぶってすみません、いえね、私本当にちょっと後悔してるんです。知らない方がよかったかなぁ・・と。

この人物はそのまんまBTKとして知られるシリアル・キラーで、名前はデニス・レイダー。

デニス・レイダーでwikiにも載ってますので、詳しく知りたい方はググってみてください。

1974年、ウィチタのオテロ家一家殺害を皮切りに、計10人を殺害。

2005年に逮捕されるまで、なんと30年近くの間、近郊の住人達を恐怖に陥れたそうです。

 

ん???30年!!!

 

うわ!じゃ、シーズン3でもシーズン4でも、もしかしたらシーズン10でも奴は捕まってないかもしれないじゃないの~!!!と大ショック!

 

これは、「マインドハンター」シーズン20まで行く気かいな!

だって、このペースを考えるとそういうことですよ。

嬉しいような怖いような・・。

ただし、最後の殺害は1991年になっていて、それから10年以上の潜伏期間があったらしいので、そこはさすがにタイムジャンプする可能性もありそうです。

 

とはいえ、まだホールデンはその存在を少し知った程度のところですからね。

ダグラス氏が2007年に書いた本のタイトルは、「 Inside the Mind of BTK: The True Story Behind the Thirty-Year Hunt for the Notorious Wichita Serial Killer—」

(BTKの心の内、悪名高いウィチタ連続殺人犯を追った30年の真実の物語)

ということで、ダグラス氏にとって、生涯をかけて戦った最強の敵であったことが伺い知れますね。

となってくると、ドラマでも今後そこが中心になっていくのは確実で、S1でもS2でもBTKの犯行を匂わせるシーンを挿入して、その壮大な戦いの序章を匂わせていることになります。

はぁ・・、そっか~、30年か~・・。

そうなってくるとエド・ケンパーの言っていた「上手くやっていれば永遠に捕まらない」という言葉はそれを暗示していたのかも。

 

ちなみに、イライラしながら誰かの家で待っていて、向かいの家を窓から覗いていたシーンに関しては、やっぱり63歳の女性を待っていた時のものだと思います。

友人宅に遊び行ったまま帰ってこない彼女にしびれを切らして未遂の終わったという内容の手紙を送っていますので。あの時見ていた向かいの家はその友人の家だったんでしょうね。

 

いずれにしても、BTKは91年まで犯行を続けますし、今後本気で長いシリーズを作る気なのかは気になるところですね。

なにしろそれ以外にも14冊の本を出すほどネタは豊富というダグラス氏ですから、製作側としても、さらにそれを膨らませればいくらでもドラマを続けていく自信があるのでしょうか。

 

また、wikiによると、アイオワ母子殺害事件は10人の殺害の中に含まれていませんでした。

どうも、この10人という数字に対し、ドラマではもっと多くの犯行を繰り返してきたというスタンスで描いているような気がします。

ウェイン・ウィリアムズのように全ての犯罪が証明される訳ではないでしょうし、本人が認めなければ知り得ない犯行も多いでしょうしね。

 

いずれにしても、相当の覚悟を持ってこのドラマは作られているのを感じますよ!

今後の長い戦いを考えれば、ホールデン君はまだまだ修行の段階と言ってもいいくらいの駆け出し期。

今後どれほど腕を磨き、BTKとの決着の際にはどんな活躍を見せてくれるのか・・。

 

実は、最後どんな経緯で逮捕に至ったについては私も詳しく見てません。(なんとなくは見ちゃったけど、調べたところでその裏側のストーリーまでは知り得ませんしね。)

BTKだけで本を一冊書くということは、最後の瞬間までダグラス氏の活躍があったのは間違いないだろうし、恐らくは劇的な要素もあったはず!(と期待したい!)

なので、せめてそこだけはドラマのラストを楽しみにしておけるかなぁ・・と、あえて詳細は控えます。

 

というわけで、今回はこんなところでしょうか。

まさか長期シリーズを目指しているとは思いもしなかったマインドハンター!今後もNetflixの顔としてますます成長していく可能性を秘めてますね。

 

【追記】シーズン5までを予定しているらしい

製作のデヴィット・フィンチャーが俳優陣に「5年出てもらう予定でお願いしたい」と言っていたそうです。

ホッ・・。20年じゃなくてよかったわ。

 

次のシーズン3までまた長く待たされるのかな・・。せめて1年でお願いしたいところです。

ではまた~

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