アニスの今日の海外ドラマ

海外ドラマ20年、国際結婚10年の働く40女です。Netflix、Hulu、アマゾンを中心に感想・考察書いてます。

「ダムネーション」重くてシンドイ・・でも終盤は最高に面白い! 最終話まで見た感想(ネタバレ)

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ようやく見終わりました、Netflixのダムネーションのシーズン1(全10話)!

長かった~。そして途中は本当に見るのがキツかった・・。

暗いし重いし、暴力に次ぐ暴力で、なんだか仁義と兄弟愛のヤクザ映画見てるみたいな気分になりましたよ・・。

そういう部分では男性向きかもしれませんね。このドラマ。

 

でも8話辺りからメッチャ盛り上がってきて、面白くなりました~!

ここまで頑張ってきて良かったぁ・・というカタルシス・・!最高!これを待ってました!

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気が付いたら全員仲間!?

ブラック・リージョンとの壮絶な戦いでは、皆が同じ側について武器を手に勇敢に戦いましたね!

首を吊られたセスを見た瞬間に覚悟を決め、ブラック・リージョンを撃ちまくってセスを救出したクリーリーには鳥肌が立ちましたよ!

カッコいい~!完全に西部劇でしたよね。

しかも、その後マーサの農場での銃撃戦では、なんとコニーも参戦してるし、うわ~!全然想像しなかったけど、これは気持ちいい~!っと大興奮。

一致団結して100人を超えるブラックリージョンたちをやっつけました!

あのフランケン保安官も翌朝やってきて、怪我したプレストンを町に届けるためにコニーとクリーリーと一列に並んで撃ちまくるし、痛快だわ~。

意外な展開ですけど、「なるほど~、これまでの彼らの過去を考えたらそれもアリなのね~」と、単純な善と悪では割り切れない、キャラ達の複雑な魅力にヤラれてしまいました。

 

あれ、終わらなかった・・

そっか~、これってシリーズ物だったのね。

勝手に「ゴッドレス」のような完結物だと勘違いしてて、最後「あれれ~、あと5分でどう収集つけるの?」と心配してたらそのまま終わってしまいました。

しかも衝撃の疑問を残して・・

このドラマはほとんどの登場人物の過去が闇に包まれていて、それを小出しにしていく形で回想劇がちょいちょい挟まれますが、これが小出し過ぎてイラっとします。

しかも分かりにくいし!

それに中盤の鬱鬱とした救いのないエピソードが長いわ~。

もう少し不必要な暴力シーンはカットして8話くらいに短くまとめて、回想シーンも一気に流した方が分かりやすかったかも。

 

やられっぱなしの中盤は見るのも辛いしかったるかった・・。

それでもキャラの魅力に引っ張られて見てきて、結果としては頑張って良かったです。

あの長く暗~い時代があったからこそ、終盤のカタルシスは思いっきり胸スカで痺れましたね!

 

クリーリーが魅力的!

セスもいいと思ってましたけど、クリーリーがやっぱりいいですね~。

キャストのクレジットが一番上なのも納得です。

彼の過去が明らかになってからは、魅力が炸裂!

あの絶妙な存在感がなんとも言えませんね。

もろさと優しさ、それらの感情を断ち切る形で雇われカウボーイとして契約をこなし、人を殺していく残酷さ。

自傷行為でなんとかバランスをとりながらも、悶え苦しみ、感情を殺してでも刑務所に戻るまいと必死に戦っていました。

心を開いたベッシーに、「将来何になりたかったの?」と聞かれ「おかしいだろうけど、学校の先生」と答えた時には涙が出て来ちゃいましたよ。

あのモンスター親父に子供の頃から殴られ虐待され、人格を粉々にされても、心の片隅でそんなことを夢見ていたなんてね・・。

今回、彼のことを直感的に理解してくれるベッシーに出会ったことが本当に救いですね。

 

一つ、クリーリーについて納得できなかった場面が最後のデゥヴァルとのやり取りです。

「博士のポストが空いたからやるか?」と聞かれて、怯えたように「やる」と答えてましたけど、なぜなの??ベッシーと逃げるんじゃなかったの?

それとも、それは一時しのぎの嘘なの?

でも、そんな嘘つくならいつものクールな態度で、早撃ちしてあの男を殺しちゃえば誰にも気が付かれずに自由の身になれるのに・・!

・・と思ったんですけどね、もしあれが嘘でなく本当に怯えてるのなら、

もしかしたらクリーリーには、デゥヴァルが自分を恐怖で支配してきた父親の姿に重なってしまっているのかも・・・と。

父親を殺せば自由になる、とわかっていてもできなかった(恐らくは考えることもできなかった)恐怖で洗脳状態にあった時の弱い自分にまた陥ってしまっているのかな・・。わかりませんけどね。

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保安官の娘への想い

私が密かに一番期待していたのがこのフランケン保安官!

中盤はずっと傍観を決め込んで、農民たちの戦いにも知らんぷりでしたけど、徐々にベッシーに心を傾け、覚悟を決め、最後だけはやってくれました。

選挙に負けたと分かった直後、メルヴィン達、ブラック・リージョンの生き残りを片っ端から射殺!

「そろそろ父親らしいこともせんとな」のキメ台詞も最高でした!

 

この少し前には、ベッシーに母とは愛し合っていたこと、当時は難しい環境で、孤児院に捨てたことを後悔していることなどを話し、「愛があって生まれた子だ」と明言を。

そして「2人きりにしてあげよう」と、母親の歌うレコードをかけてベッシーを部屋に残したり・・。何気にセリフが臭くていいのです。

もともとこの時代に黒人のシンガーを愛するくらいの人ですから、粋で型に囚われない精神があるのでしょうね。

今回、コニーと見つめ合っていい感じになってましたけど、今後この2人の恋話なんて期待できるのかな?

でもコニーにはちょっと爺さん過ぎる気もするけどなぁ・・。

 

最後に死んだのはどっち?!

セスの妻、アメリアは実は結構恐ろしい女でしたね。

怒り心頭で「あの野郎、燃やしてやりたい!」と牧師の妻とは思えない悪態をついた時に、コニーに夫を殺したのがアメリアであったことを探られてしましました。

コニーの夫がスト破りで、アーカンソー・マリオンの工場に鎖をかけて、アメリアの当時の夫サルを焼き殺したため、その復讐としてアメリアが同じように車内につないだまま火をつけて焼き殺したようです。

セスはその後に駆けつけたとのことでした。

 

これまで夫と娘の復讐に全てを懸けて生きて来たコニーですからね。

当然アメリアを殺すために家にやって来たものと思います。

ただ少し前までのコニーなら即、射殺していたはずですが、自分の生き方に疑問を感じ始めた彼女は、まず「話し合いましょう」と言って家の中に入っていました。

うーん、どっちが死んだんだろ?

 

コニーのあの強烈キャラをあそこで殺すのはもったいないし、保安官との恋愛が続くのならそれも見たいし・・。

だけど、事前にマーサに「自分に何かあったら娘の面倒を見て欲しい」と頼んでいるところも「死亡フラグか?」と気になりますね。

 

一方のアメリアですけど、繊維工場での化学兵器の話が今シーズンはほとんど語られず、「振り」だけで終わってしまいましたので、シーズン2ではこの部分に焦点を当てる可能性もありますよね。人体実験なんてまた恐ろしい話だし・・。

そうなると、今後はこの両親と本格対決していくアメリアが必要になってくるだろうしなぁ・・。

わかりませんね。

どっちも死なずに怪我だけで終わっててくれたらいいんですけど・・。でもあの2人どこ行ったんだろ?

 

シーズン2は?

まずは、アメリアとコニーに何が起きたかが明かされると思います。

それから、クリーリーは本当にドゥヴァルに雇われて、またあちら側に行ってしまうのか?

本当にセスを殺すのか・・?が注目ですね。

そして、罪を犯したフランケン保安官は逮捕されて、どうなるんだろ。

それから、繊維工場の兵器開発実験も気になるし、話はまだまだ暗いトーンで鬱鬱と続きそうですね・・。

あんな小さな町でこれ以上死人が出たら、農民も全員いなくなっちゃいそうで心配です。

これ以上は怪我人を出さずに、なんとか知恵と勇気と団結力で巨大な組織と戦って行って欲しいところです!

 

(追記)シーズン1で打ち切り決定

うーん、残念!!

なかなか見応えがあるシークエンスもあったし、役者たちも良かったんですけどね。

ただやっぱり最後は話が複雑になり過ぎて、シーズン2を見たいか?となった時には、「ちょっと過去話とかが面倒くさそう」って感じでしたよね。

もう少し前向きにシンプルに進めてくれたらもっと見やすかったのかも。惜しかったなあ~・・。