Apple TV+の海外ドラマ「アメージング・ストーリー」の感想・本国評価です。(注意書きまではネタバレなし。)
1985年から87年まで放送された「世にも不思議なアメージング・ストーリー」のリブート版らしいのですが、スティーブン・スピルバーグが手掛ける!ってことで当初からAppleTV+の目玉ドラマとして騒がれてました。
何か革新的な事をしないと挽回できない後発のAppleTV+と、スピルバーグとのタッグと聞いたら、それだけ期待するってものですよね。
先週の金曜から1話ずつの追加で、待望の第1話を見ました!
う~~ん・・。
微妙!!
面白くないわけじゃないけど、どっかで見た感が半端ない・・。
そしてなにより新鮮味がない!!
これが85年に作られた物と言われても違和感ないくらい、普通。
唯一違うのは、キャストが今時の人気者を起用しているので、その点が新しいってことくらいでしょうか。
王道とか、正統派とか言われれば確かにそうなんでしょうけど、それにプラスアルファがなくちゃわざわざ大金かけて作る意味ない気がするのです・・。
「ストレンジャー・シングス」だって、王道を踏襲しつつダファー・ブラザーズのこだわりや新しい感覚をふんだんに盛り込んでるからこそ人を惹きつけるわけで。
今回このシリーズは全5話だったかな・・。
1話にかける製作費が凄いらしいんですけど、ん?何に使ってんの?って思うほどあっけない。
ロッテン・トマトに「キャストには贅沢にお金かけてるけど、脚本にはかけてないのは明らか」って言う批評家がいましたが、確かにそう。
まぁ、とはいえ第1話ですからね。
それに、面白くないわけではないのです。
今後も楽しみなキャストが控えてるので、あんまり1話から厳しい事を言うのもよくないのかな・・。
ただ言わせてもらうなら、斬新な切り口で感情を揺さぶるという意味では同じAppleTV+の「リトル・アメリカ」の方があったな~!
リトル・アメリカ、なんであんまり人気ないんだろ。最高なのに。
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【ご留意ください】
当ブログは個人が趣味で書いているもので、夜遅くにウトウトしながら感じたままの感想を綴っています。そのため稚拙な文章、品のない物言い、勘違い解釈、天然ボケなどで皆様をご不快にさせてしまうこともあるかもしれません。(その場合は申し訳ございません。)
その点を含めてお許し頂ける方のみ読み進めて頂けましたら幸いです。
また衝撃ネタバレに関してはそのエピソード分の始めに持ってくることもあるのでご注意ください。(内容を順番に書くわけではありません)
「アメージング・ストーリー」予告編
*ここからは各話のネタバレ感想になります。
「アメージング・ストーリー」各話のネタバレ感想
第1話「君去りし後」のネタバレ感想
キャストは魅力的でした。
今を時めくヴィクトリア・ペドレッチ(「YOU-君が全て-2」、「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」)と、「メイズランナー」のディラン・オブライエン。
フレッシュ!文句なし!
ただ、脚本が雑だった・・。
タイムスリップをずいぶんお手軽に利用してましたね~。
いいタイミングで気圧が下がったり嵐が来たり・・。ちょっとした棚を作っただけで何かが変わって未来に行っちゃったり。
そのくせ、最後は完全に浸水してても平気なんだなぁ・・。
エブリンはちゃんと2019年の兄の待つ家に到着してましたよ。
あとさ、1回目にサムが昔にタイムスリップした時は一体何を食べて、どこで寝てたの?
ずいぶん自由にエヴリンの家に出入りしてましたけど、あの厳しいお母さんはいつもどこにいたの?ドアに鍵はかかってないの?
それから、めっちゃ下世話な話で申し訳ないんですけど、2人はしたの?してないの?!
そこが下世話視聴者としては気になりました。
だって、未来に行ったらサムっていう息子がいましたよね。5歳の誕生日パーティの夜のようでしたが、エヴリンの歌講演のポスターは2034年。
ということは息子が誕生したのは2029年で現在の10年後!?
なんだかな~。これが2024年ならまだ「あぁサムの息子なのね・・」って話になったけど、10年後となるとそうでもないようです。
となると、ならなおさら息子の名前が「サム」っておかしくないですか?
別の父親がいるのにサムなんて名前つけたら、その男の立場は??
でも、あの時の家にはいなかったですよね。
ということは、未来だし、フェミニストなエヴリンは人工授精か何かで子供を授かり、独身のまま子供を育ててるってこと??もしくは養子?
ひょえ~、分かりにくい!!
だいたい全体的に展開が唐突で雑なんですよ。
最後もサムが脚を挟まれて「こういう運命なんだ。」と悟り、突如として迎える死を納得してる時も、ん?!こっちは付いていけないよ?!って感じ。
まぁ、一点だけ面白い点があったとすれば、サムにとっては昔の時代の方が住み心地が良かった、っていうとこでしょうかね。
それもまた唐突なんですけど、本人がそれで満足ならいいんでしょう。
はい、そんなところです。
では、また2話以降も感想をここに追加していきます~。
「アメージング・ストーリー」本国評価
まだ1話だけですが、現在IMDbは7.3。
ロッテン・トマトは以下の通り。
あれ、結構一般レートが高い。
結局アメリカ人て気軽に見られる1話完結が好きなんですよね。まぁ、そういう意味ではハズれなく楽しませてれるオムニバスだと思います。
後スミマセン。ちょっと愚痴になっちゃいますけど、私がPCで見てるからか、AppleTV+のエラーが多くて困ります・・。ログインしてるのにしてない扱いでいつまでも無料トライアルを勧められたり、途中まで見たのがどこか分からなかったり・・。使い勝手が悪いのは私だけなのかな。
マックで見るとやっぱり違うのでしょうか。
第2話「全速力の2人」のネタバレ感想
うわ~!!!!
また凄いのをぶっこんで来た~!最後に2発!ダブルで来たよ!
もう椅子からズリ落ちそうになりましたけど、びっくりしたわ~。
これ、脚本家大丈夫なの?!!
はぁ、では気を取り直して始めから見て行きましょう。
まず、今回の主役はこの陸上選手を夢見る女の子二人。
で、ある日トゥカが交通事故に遭い死亡。
え?アタシ死んだの?
でもなんで天国にいないの?あれ、誰も私が見えない、声も聞こえないみたい・・!
だけと伝えたい!親友のスターリングにアタシがいること!
それに犯人の車のことも分かったかも!
ってまんま、「ゴースト」と同じなのよ・・。
ゴーストも自分を殺した真犯人を伝えた後にサヨウナラ~と天に召されるわけですが、まさか、こちらも全く同じの行く・・?!
と、途中まではその覚悟で見てました。
(1話である程度予測はできてたし。)
ところがどっこい、そうは問屋が卸さなかった!
「このままでは80年代だわ!今風の新しいストーリーにしなくっちゃ!」という脚本家の必死な想いが込められた結果、
とんでもない展開を見せられることに・・!
まずですね、犯人に関してはどうでもよかったみたいで、車を発見した後も警察に行くでもなくそのまま終わってましたね。(なんなのよ。)
そして、物語は2人が目指す陸上大会で結果を出す事に焦点が移ります!
頑張る2人!青春だわ~!スポ根だわ~。
なんですけど、この辺が異常な違和感でしたね。
かつて見たベタなファンタジーの形を取りながらも、描かれる友情や青春はめちゃめちゃリアル!という・・。
二人の熱い姿を見てるとそれだけ涙が出てきちゃうんですけど、冷静に考えると物凄~く残酷な話なんですよ・・。
トゥカは死んでるのに生きてる友人たちを見守るしかできず、話しかけることもできない。自分の夢は無残に絶たれながらも、将来のある友人の夢をサポートしないといけない・・って。
高校生には酷すぎる話じゃないですか?
その辺がすごく無謀でどこに気持ちを持って行っていいのか分からなくなったところで物語が終盤に来ると・・、
うわ、来た~!
二人はレズビアンとして惹かれ合ってたってか~!!
その気持ちを告白したら天国に行けるってか~!!
と、ここでまず目を点にさせてくれます。
なんてこった。さらに残酷な話だわ・・。
と呆れたところで、今度はすごいラストが・・
どひゃー!強烈な夢オチ来るか~!!!
キスしてってか~!!
と、もうここまで来ると、ただただこの脚本家の勇気を称えたくなります。
でもね、なんだかんだ私は許しますよ。
ストーリーは超無謀でしたけど、この女子2人が放つ濃度の高いエネルギーと煌めきがやたらと眩しくて、それだけでも見る価値はあったかと・・。
(演技上手いのか下手なのかよく分かんなかったんですけど・・)
今回はこの2人に免じてOKとしましょう。
嬉しそうに走る姿が眩しかった・・。
はい、それだけ。
また3話に期待します・・。
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