アマゾンプライムの海外ドラマ「モダン・ラブ 」シーズン1と2の全話のネタバレ感想を1話ずつ書いてます。(冒頭だけネタバレなし。)
追記:シーズン2の感想も1話ずつ追加中です!
1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話
アマプラで始まった「モダン・ラブ」ですが、評判いいですね~。
とりあえず、第1、2、3話は涙腺が気持ちよく崩壊します。
泣けるのに爽やかで、重くない!
この頃「チェルノブイリ」や「ホットゾーン」、「ウォーキングデッド」に「ハンドメイズ」と、見てるだけでメンタル疲労が蓄積するドラマが多い中、まさに癒し!といえるこの短編集はぜひお勧め。
各話ごとに違うキャストで別のストーリーを語るオムニバス形式ですが、心温まるチキン・スープ的な色合いで嫌味がなく気取りもない。
人種も年齢も色々ですが、そこもNY的で好感持てます。
「ONCE ダブリンの街角で」「はじまりのうた」のジョン・カーニーが監督・脚本しているのは1話、2話、3話とゲイカップルの7話です。
ニューヨーク・タイムズ紙の人気コラム「Modern Love」に実際に投稿されたエッセーが基になっているようですが、演じる俳優陣がまたテキメンに煌めいてて、各話30分なのにたっぷり浸れます!
ここにこの俳優を持ってくるか~!的な楽しみもある、洒落っ気たっぷりヒューマンドラマ全8話です。
ここから先は1話ずつのネタバレ感想です。
【ご留意ください】
当ブログは個人が趣味で書いているもので、夜遅くにウトウトしながら感じたままの感想を綴っています。そのため稚拙な文章、品のない物言い、勘違い解釈、天然ボケなどで皆様をご不快にさせてしまうこともあるかもしれません。(その場合は申し訳ございません。)
その点を含めてお許し頂ける方のみ読み進めて頂けましたら幸いです。
また衝撃ネタバレに関してはそのエピソード分の始めに持ってくることもあるのでご注意ください。(内容を順番に書くわけではありません)
「モダン・ラブ」シーズン1のネタバレ感想
第1話の 私の特別なドアマン
NYに昔からあるアパートのドアマンが人生における大事な決断をそっと後押しし、見守っていてくれたというお話。
謎のグズミンが素敵過ぎて泣けました。
「レオン」もそうですけど、壮絶な過去を背負う無骨な男がホロリと感情を見せる時にやられますね。
特に小さな赤ちゃんや小さな女の子との絡みはダメですよ・・。
ずっとNYで見守っていて欲しかったけど、出会いがあれば別れがあるのも人生の常。
離れていても、エコー画像が机の裏に飾ってある・・というオマケにも泣けちゃうし、切ないわ~。
久しぶりにマギーの娘に会ったグズミンが「私の可愛いおサルさん」って言ってましたけど、こんな風に小さな子を動物に例えたりするのが可愛い。
実は男の方でなく、マギーの目を見ていた・・というのも父親的な視線が感じられてホロリでした・・。
第2話 恋のキューピッドは世話好き記者
ジャーナリストのジュリーが過去に置いてきた恋の物語が最高に素敵でした。
あれって、完全にイーサン・ホークの「恋人までの距離(ディスタンス)」でしたね。
再会を約束したパリで、場所を書いた本を失くして会いたかったのに会えなかった・・。
これほど切ない過去の恋がありますかね。
そして17年と3か月後に奇跡的に出会えたその戦場カメラマンがまたイイ男なのですよ。
演じるのは「ゴッドファーザー」のアンディ・ガルシア!
私だったら「え~っと。そちらがその気ならぜひ・・」と、迷わず彼の胸に飛び込みますけど、大人な2人はあくまで「一晩の夢物語」と割り切ってそれぞれの現実に戻るんですよね。
ジュリーにしても、よくあそこまで冷静な対応できたものだわ!カッコいい!
キャサリン・キーナーも渋い女優さんですね。
これを機に、とっくに冷め切っていた夫と別れる決意をしたのも自立したNYの女性ならではでした。
私にとっては彼らの物語が強烈過ぎて、若いカップルの恋愛が霞んじゃったわ。
若者を演じたのはは「スラムドッグ$ミリオネア」のデーヴ・パテールでした~。
第3話 ありのままの私を受け入れて
ここでアン・ハサウェイ登場ですね。
「ララ・ランド」をオマージュするようなミュージカルタッチで楽しかったですけど、それが二極性そう鬱病の躁状態を表現していたとは。
というか、朝からスパンコール着て気分がいい、寝てない!という時点で躁だって分かりましたけど、ただ、あんな風に突然鬱に突入して体が動かなくなるケースがあるのは知りませんでした。
あれほど切り替わりが突然に来て、鬱の時には体が動かず寝続けるという状態だと日常生活を送るのも困難でしょうね。
これまで、どれほど辛く孤独な日々を忍んで来たのか・・。
当然、あの桃の彼に告白して新たな恋が始まるパターンよね・・?と思わせておきながら、実は初めて告白したのは以前から気遣っていてくれた同僚だった、というのが泣かせます。
本当に大事な人との出会いはどこに潜んでいるか分からないし、一人一人との関係を大事にした時、自分も自然に前進できた・・という普遍的なお話でした。
最後には合う薬も見つかったみたいでよかった。
出会い系サイトの紹介文にはちょっと長すぎるような気もしますが、彼女の場合は写真をつければ全く問題ないでしょう!なんと言っても、リタ・ヘイワースですから。
第4話 夫婦という名のラリーゲーム
私も結婚生活が長いので、至る所に「分かる~分かる~」的な部分が多かったです。
ただ、2年後にあそこまで夫婦関係が改善するものかなぁ・・とちょっと疑問だったりしますね。
相手がしくじるのを待ってる段階で、結構末期かなぁ・・という気もするので。
でも今回の彼らの場合、鍵となったのが夫側に「ボンヤリしてると5年後哀れな末路をたどる。それだけは嫌だ。」という自覚があったことでしょうか。
これは大きい。
結局のところ、熟年離婚の後に哀れな末路を辿るのはどちらか・・、統計的に見ても明らかななところですが、これを分かってる男性は少ないような気がします。
しかも自分を「愚かで子供みたいだ。」と言い切りましたからね。(これを言える中高年男性はそうそういない!)
もう、ここまで言われたら妻側としても、母性本能が刺激され、怒りで影を潜めていた愛情もむくむくっと顔を出してくるでしょう。
このエピソードは一見平凡ですけど、夫婦生活の長い人にとっては誰しも心当たりがある身近な話題で面白かったです。
こんな風に上手く軌道修正できたら最高ですけどね。それが難しいんだな~。
第5話 デートの幕あいは病院で
パッと見たら全然お似合いじゃない2人ですけど、あの彼女の方も強烈な容姿とは裏腹に意外に素朴でまっすぐな面も持ち合わせているようでしたね。
本当なら病院で一晩付き添い、翌朝化粧を落としてみたら、あら、素朴な素顔が・・。という演出を期待したのでしょうが、顔立ちが派手過ぎて全然変わってなかった。
なんとかメガネで落差を演出してましたけど、美人は隠しても美人なんだなぁ。
ただ、自意識過剰気味の自分を自覚して反省してるようだし、繊細だし、ロブのことも結構理解しているようなので、もしかしたら上手く行くのかも。
それか、ロブも言ってたように、繋ぎで終わるのかなぁ・・。と見てる側からしても微妙でしたね。
でも、あんな偶発的な出会いがあるのもNYならではだし、今現在、変な化学反応で互いに惹かれ合っているのも確かでしょう。
男なら一度は夢見る展開ですよね。
その為なら多少の流血なんて痛くない?!
第6話 パパみたいな人とデート?
ジュリア・ガーナーが可愛いわ~!
彼女の凄いところは、迫力満点の不良娘と、無垢な純朴娘と両方演じられるところですよね。
まだ25歳にしてこの達者ぶりは恐ろしい。
しかも、25歳なのにお肌ピンピンで10代みたい。
え~っと。内容の方ですけど、実はこの6話が一番人気のないエピソードみたいでIMDbレートでは6.2!とかなり厳しい数値が出てるんです。
面白くない訳じゃないので、恐らく生理的に若い女に手を出すジジイがあり得ない!というアンチ評のような気がします。
なにしろ、孫がいる上司でしょ?
最後のシーンでは嘘みたいな純粋さで泣いちゃってましたけど、アンチを懐柔させるほどの効果はなかったようです・・。
まぁね~。私もあの年の男が泣くのはどうかと思うわ。しかも、彼女のせいで仕事辞めるって、メソメソし過ぎ。
なんですけど、マデリンが聞きたがっていたパパからの言葉を完璧に伝えましたからね。
マデリンが大人になる為にどうしても必要だった欠片を上手~くぴたっと当てはめたことで、彼女的にも吹っ切れたものがあったようです。
ただねぇ・・。あの場合は、吹っ切れた後に行くのはそのオヤジじゃないでしょ。
パパはもう手放せるのだから、今度は本当に恋愛感情を持てる男との関係だけでなく、しっかりデートして欲しいです。
最後に「待って!」と声を掛けてましたけど、「ありがとう~。さようなら~。」と続けて欲しいかな・・。
第7話 僕らが見つけた家族のカタチ
このエピソードもジョン・カーニーっぽくて温かかったですよね~。
私、トビン役のアンドリュー・スコットがめっちゃ好きです。
私生活でもゲイを公表してますけど、ゲイ役を見るのは初めてだったので新鮮でした。
パートナーのアンディとは絶妙なテンポが合ってて最高!
掛け合い漫才に近いものがあって楽しかったです。
そんな所へやって来たボンビー少女カーラですけど、あんなのが転がり込んで来たら嫌だわぁ・・。
しかも男を連れ込んでって無理無理・・。
赤ちゃんを外で育てる訳にはいかないから愛情のあるカップルに託す!という彼女の決断は潔くてお見事でしたけど、他の事も含めて、トビンが彼女を崇拝するようになる決定的な要素としては少し説得力に欠けたかなぁ・・と。
その辺のトビンの変化がもう少し必然的であったら、もっと泣けたような気がします。
とはいえ、赤ちゃんが生まれるシーンや、可愛く成長した少女がパパ2人との心温まるシーンなんかを見せられると、定番ながらじ~~~~ん・・としちゃうのです。
いいの、いいの、もうこういうのが見たいんだから!
アナーキー少女の哲学なんてどうでもいいのよ~って感じでした。
第8話 人生の最終ラップは より甘く
いや~、ケンジさんの笑顔が眩しくて素敵だわ~。
センスもいいし、甲斐甲斐しいし何かとポイント高めでした。
通り過ぎる度にチューをされるっていうのは、確かにちょっとウザい気もしますが、亡くなって見ればそれが一番懐かしい・・というのも本当でしょうね。
あの年齢で大事な人を失くして再出発というのも簡単でないと思いますが、走り出すと自然と前向きになれるというのもジョガーにとっての真実でしょう。
で、ここで過去エピからのキャラが再登場という演出も嬉しいですね~。
まとまり感も出て、余計にこのシリーズへの愛着が深まります。
ロブと美女との偶然の出会いには、なるほど~!でしたね。
あの二人がどんな風に出会ったの?という謎を解いてくれて嬉しいです。
ホームレス少女に関しては、実は彼女側にも不安があった・・という視点を変えたところの裏側が見えました。
それから妊娠したマギーが心配で傘を持って付いて来ちゃったグズミンの可愛い姿が見れました!
また、2話のマギーは離婚を決意したところまでが見れましたけど、その後彼女にも出会いがあったようで、ギリシャ彫刻のようないい男とデートしてましたよ!
そして一番注目すべきは、マデリンがイケメン君とデートしてた事!
良かったよ~!
やっぱりパパは卒業して普通の恋に向かい合えるようになったか~。とホッとしました。
「モダンラブ」シーズン1の評価:一番人気のあったエピソードは?
あくまでIMDbのレートになりますが、
1位は2話の8.5(納得!ジュリーの過去の恋話が最高。)
2位が1話の8.4(これが一番人気かと思ったわ。)
3位が3話の8.3(さすがアン・ハサウェイ!)
4位が8話の8.0(これはメインの話というより、以前のエピソードを絡めた部分でしょ。)
5位が7話の7.8(良かったけど、彼女との絡みに説得力がもう一つ)
6位が5話の7.4(役者の魅力がもう一つ・・?)
7位が4話の6.5(テニスのシーン多いわ。)
8位が6話の6.2(やっぱり年相応にね。)
でした~。
次はシーズン2のネタバレ感想です。
「モダン・ラブ」シーズン2の全話のネタバレ感想
待ってましたモダンラブ!
今朝からチェックしてましたけど、9時の時点でもう来ていたのでさっそく1話を鑑賞。
しっかり号泣でティッシュの箱1/3くらい使っちゃった。
ヤバい・・。これでは涙腺が全8話分持たないかも。
休憩入れながら行きたいと思いますが、とりあえず1話ずつ感想追加していきます~。
シーズン1はNYを舞台にしてましたが、今回はイギリスなのかな。
(追記:と思ったら第2話はNYですね。ニューヨークタイムズのコラムで紹介された話に着想を得ているだけで、舞台は色々ってことですかね?)
今回も各話35分で見やすそう。主題歌も変わらずで嬉しい!
シーズン2でジョン・カーニー監督が脚本・監督の両方を手掛けてるのはミニー・ドライヴァー主演の第1話とキット・ハリントン主演の第3話。監督のみが第8話ってことになってます。
前回カーニー監督のエピソードがやっぱり一番だったので、今回も楽しみですね!
第1話 あなたが愛したスポーツカー
なんなのよ~、もうベッタベタなのに気持ちよ~く泣かせてくれるこの感じ!
ジョン・カーニーの脚本・監督のエピソードですが、相変わらずいい仕事してくれてます。
にしてもミニー・ドライヴァー、今年51歳だそうですけど全然変わってないのが凄い。
やっぱ表情が豊かな女性って老けないのかな。若い時も勢いで演じちゃってましたよ!(全然CG使ってなかったような)
それにしても、なんて切ないいい話!
私、実は、冒頭に出てきた修理のオジちゃんが元旦那かと勘違いしてたんですよ。
「お母さんに今週末寄るって伝えて。」なんて言ってたし・・。
でもあれって、イギリス式のブラックユーモアだったのね。(たぶん)
それもあって、いきなりトム・バーク(「私立探偵ストライク」)が出てきたときの衝撃は大きかった~。
顔だけで哀愁あり過ぎなのに、あんな切ないエピソードを淡々と流されたらもう涙腺崩壊・・。
出会いから別れまでを一気に凝縮するなんて反則だわ~。
あの辺も、主役にオンボロ車を据えてあるからこそ嫌味なくできる演出でしたね。
一人娘が産まれて大きくなって・・。と、そりゃ泣いちゃうじゃないの。
しかも、これだけで終わってもいい話なのに、その後に現旦那の見せ場も用意されてるなんて!
なんなの~!こんな男がこの世界のどこにいるってのよ~??
お母さんと間接キスはちょっとやり過ぎな気もしましたが、こっちでも泣かされ、最後には娘とのドライブで泣かされ・・。
もう、鼻かみ過ぎて痛いんですけど・・。
というわけで、2話以降もまた追加していきます~。
第2話 夜の少女と昼の少年
あれ、今回は全然泣けなかったわ・・。
特にヒネリもなく、そのまんま普通に終わっちゃいましたね。
ちなみに「夜の少女と昼の少年」というおとぎ話はこちらのようです。
あ、女の子はちょっとアジア系っぽくて今回の女優さんに顔が似てる?
Zoe Chaoはお父さんが中国系アメリカ人らしいです。(The OAに出てたらしいけど、記憶ないなぁ。)
着てた服もアジア風を意識してのことなのかしら・・。
なかなか味のあるチョッキです。
それにしても昼夜逆転の生活ってどうなんでしょ。
確かに子育ては難しそうだけど、デートするくらい問題なさそうでしたけどね。
だって彼女も夕方5時くらいに起きるんでしょ?
そしたら彼の仕事終わりに夕食を一緒に食べて、それから数時間は過ごせそうですけど。
なんなら、彼女も朝の7時に寝るようにしたら3時には起きれるじゃないですか。
なのに、遅めのブランチに遅刻しちゃうっていうのはね~。
「母と会う時くらい起きろよ。」っていうジョーダンさんの気持ちもよく分かります。
え~っと、言いたいのはそれくらいでしょうか・・。
悪くはなかったけど、もう一つ何かヒネリが欲しかった感じです。
それと、今回は完全にNYが舞台でしたね。色々混ざるのかな?
次はいよいよキット・ハリントン主演のジョン・カーニー監督回!楽しみ~♪
第3話 (ダブリンの)見知らぬ乗客
楽しかった~!!かなり笑わせてもらいました。
なんて洒落の効いたエピソードなの!この調子であと1時間は見たいわ。
ちょっとコメディが苦手なのか、滑り気味のキット・ハリントンがまたウケる。(いや、これはこれで狙ってるのか?)
いろんな映画のパロディが入ってるようだったし、「ゲーム・オブ・スローンズ」俳優をイジるネタもありましたね~。
まず、タイトル自体は「見知らぬ乗客」(Stranger on the train)という昔のヒッチコック映画をもじってるようです。
それから、いきなり乗客たちがノリノリで演奏しだすシーンはカーニー監督の「はじまりのうた」でしょう。楽しい~!
それと、もちろん全体的には「ビフォア・サンライズ」の三部作を意識して作ってるわけでしょうが、面白いのがこの劇中の2人も意識しまくってるぽいところ。
たぶんですけど、このマイケルだってこの映画を意識してなかったら普通に電話番号聞いてませんでした?
だけど、なんとなくロマンチックな方面に賭けてみたくなる気持ちは分からなくもない。
ポーラの方も、こう言ってましたね。
あれ?でも電車で出会うのは1作目の「サンライズ」の方じゃなかったかな・・。私もよく覚えてないけど・・。
それと、マイケルが「彼女の専攻は中世だ」と教えた時に、兄がキット・ハリントンに向かって「ゲーム・オブ・スローンズみたいなの?」と言うのもシュールで笑えました。
で、あっという間に約束当日。
当然、感動の再会を期待するわけですが、まぁ普通に会えちゃったら面白くない。
案の定、戒厳令の中、警察の検問で駅に行けない~!
焦るマイケルが警察官に「これを聞いたら分かってくれる!」と必死に説明!
なのに、見事に粉砕して取り付く島なし!というのも、ラブコメ映画のあるあるを逆手に取ったパロディでした。
で、うそ・・、結局会えない?
え?!どうするの?もう終わりそうだけど??と心配させておいてのラストがこちら~。
この追い詰められたタイミングで彼女のいる通りの名前を思い出したマイケル君。(どういう記憶力??)
そんな彼が取った行動が・・。
車中泊覚悟の大捜索でした~!
カップラーメンで腹ごしらえして、ビデオ見ながら人が出てくるのを待って・・。
しかもゲーム・オブ・スローンズ俳優が見てるのが「ロード・オブ・ザ・リング」というのもまたシュールでしょう!
そんなこんなで、この通りの長さを最後に見せて~・・。
うわ~、長いだろ~!
せいぜい頑張ってくれ~!
と最後も観客の笑いを誘いつつ、お終い~~。でした。
第4話 ひとりよがりな未来予想図
あれ、あれれ・・。
そんだけ・・?
というラストでしたね。
ずっと一緒だった親友との関係をいったん切ったことで自分探しを始めて、自己実現できたよ!って話でした。
そっか~。
今、IMDbを見たらこれだけ6点台でした。うーん、そうだろうなぁ。
惜しいところで言えば、出会った頃の2人とその数年後の2人がまるで別人ってとこですよね。
この配役が雑過ぎるっしょ~。
この数年後・・
完全に別人。
どうせなら5,6歳の時の2人が出会う感じにしたら、雰囲気似せるだけでもよかったし、可愛さも増して好印象だったのかな。
もう、いきなり別人になって違和感しかなかったわ。
それくらいですかね。
スタンダップコメディアンとなった彼女の面白さがいまいち伝わらなかったのも惜しいかなぁ。(下ネタばっかだったわ。)
うーん、そろそろ泣かして欲しい!
第5話 本当の私は心理テストで分かるかも
なんか突然のドキュメンタリータッチでしたね。
普通にいそうな少年少女で、ニキビがあったり、隙っ歯だったり・・。
普段のアメリカドラマにはお見掛けしないような自然体のキャストで、カメラも手振れ感があって女子高生たちの息遣いが伝わってきそうでした。
ネイティブスマホ世代になっても、感じる戸惑いや不安は同じなんだなぁ。
っていうか、あんな素朴でいてくれるんだろか。
うちの5歳次女はいっちょ前にスマホを操り、YouTubeで情報収集しまくり女子高生なみに生意気で生意気で・・。
ガリガリのくせにもっと脚を細くしたいだの、ムダ毛が気になるだの(産毛やろ)、金持ちと結婚したいだの言ってて末恐ろしいです。
このドラマでも下の子がそんな感じで女子力高そうでしたね。
このネイルだと日本では学校行けないわ・・。
というわけで、むしろ高校生の時点であんな無垢な可愛さが残っていてくれたら、もう親としては万々歳。
何の心配もなく、見守ってあげたくなる子でした。
相手役の子もメッチャ素朴で可愛かった~。
第6話 こじれた夫婦の待合室
ギャレット・ヘドランドが良かったですね~。
現実と理想とが噛み合わない帰還兵の哀愁が全身から漂ってました。
なんであんな奥さんを選んだのかがよく分からなかったけど、元から不器用で自己肯定感の低い人なんでしょうかね。
アンナ・パキンもいい感じでしたね。
ただ、そういう役柄もあったでしょうが、39歳にしてはちょっと疲れて見えたかな。
傷ついた者同士がお互いの役に立とうとすることで、少しずつ癒えていく・・という話でしたが、帰還兵スペンスの方が役に立とうとし過ぎてイザベルと元夫との仲を取り持っちゃう辺りが切なくて胸キュン。
ただ、あんな男と寄りを戻したところで幸せにはなれんだろ。
という視点がごっそり抜けてましたけど・・。
でも、最後に赤ちゃんの誕生日会に招かれてよかった!!
スマホを捨てちゃってましたからね。どうやって連絡とったんだろ。
というか、冒頭のパーティで一緒だったのは、そもそもどういう知り合いだったのかな。
スペンスと浮気夫ニックは初対面って言ってましたけど、スペンスの妻とニックは以前からそういう関係だったんでしょ?
誰繋がりだったんだろ。
もう少し説明して欲しい部分はありましたけど、描きたいものは伝わってきましたよね。
このエピソードはもっと時間を取って深堀してくれてたら、さらに感情が乗って面白くなってたかもな。
2人が一緒のところをもっと見たかった~。
第7話 僕のこと覚えてる?
ふーむ・・。なかなか雰囲気あってよかったかも。
日常にありがちなシーンだし、NYでなくてもみんな同じような経験がありそうですよね。
ただ、原題が「どんなふうに自分のことを覚えてる?」なので、互いに記憶の仕方が違ってるのかと思いましたよ。
確かに双方の視点から描かれていたけど、ほぼ同じじゃなかったですか??
何が違ってたんだろ。
最後の別れのシーンは少し違ってたけど、それも大した違いじゃないですよね。
結局のところ、タイミングが悪かったというだけでどちらにも非はなかったし、あの時にはあれ以外の結末はなかったでしょうし。
【追記】分かった!
たぶんですが、別れ際の出来事に関して、「絶対自分を怒ってるはず。自分が酷いこと(馬鹿なこと)をしてしまったから」と、2人とも思いこんでいるが、実は2人とも全然悪くは思ってなかった。
逆に、双方とも会いたいと思ってた。
っていう部分がミソになってるってことかな。
私はそれより、ベンの彼氏が誰かに似てるな~と気になっちゃって。
誰だろ・・、「マインドハンター」のジョナサン・グロフかな。
っていうか、相手のロビーも絶対に似てる人いるわ~、ってずっと考えてました。
誰ですかね?(ロブ・ロウ?口元は真田広之?)
「ビッグリトルライズ」の暴力夫でないのは確かだけど‥。
分かった方いたらコメントお願いします!
第8話 二度目の抱擁は 心と目を開いて
もうダメだ~。泣かされた~!!!
私は学芸会のウルウルシーンから既に来てしまい、最後に至ってはもうズーズー。
今回は脚本は違う方ですが監督はジョン・カーニーってことで、完全にカーニー作品でしたね。
そして主演は2人の大物英国俳優でした。
いい感じのオバちゃんになったソフィー・オコネドー(「ホテル・ルワンダ」)が素敵過ぎる!元旦那でなくても、好きになっちゃいそうです。
それと、元旦那ヴァン役のトビアス・メンジーズも最高じゃないですか。
これまで一筋縄ではいかない役柄ばかりだったんで、こんな脱力系のおっちゃんを演じられたらそれだけでホロっと来ちゃうわ。
そもそも、この2人がなんで離婚したんですかね?
まぁ、ヴァンの方が子供で大人になり切れてなかったってことで、あんまり夫として父として甲斐甲斐しい感じじゃなかったんでしょう。
それがよく、あれだけ変わったものよ。
人生には突然いい事も起こるし、悪いことも起こる・・。
だからこそ、学芸会でジーンと来ちゃったり、娘の手に癒されちゃったりする瞬間が大切なんですよね。
マーケットで元妻が手に取った指輪をしっかりチェックし、サイズまで直しておくなんて・・、そこまで見つめてくれてたらもうそりゃ夫としても合格ですよ。
また、プロポーズのリベンジができるといいな。
それにしても、イギリス特有の自虐ユーモアが詰まった2人の会話が粋だなぁ。
この辺の絶妙なセンスを生かすのにはやっぱりイギリス俳優が最高だし、舞台もイギリスにしてもらって大正解でしたね。
キャスティングはもちろんのこと、音楽も映像も、何もかもにセンスが光りまくる珠玉の30分でした。
ちなみにですが、ソフィー・オコネドーは11月に配信が予定されているアマゾンオリジナルの大作SFドラマ「The WHEEL of TIME(時の車輪)」の方にもクレジットされてます。
このロゴがウィッチャーっぽい・・。
こちらも楽しみですね!
「モダン・ラブ」シーズン2のネタバレ感想まとめ
結局のところ、やっぱりジョン・カーニー監督が手掛けてくれないと「モダン・ラブ」は成り立たない感じでしたね。
カーニー監督の1話、3話、8話はどれもイギリスを舞台にしてるようでしたけど、残りのNY組より面白かったなぁ。
同じ30分間なのに、詰まってる内容が濃いこと!人生の縮図がそこにあるから泣けちゃうし、よく練り込まれたプロットは見ごたえあり。
また少ししたら、IMDbで一番評価の高かったエピソードなどを紹介したいと思います。
今はまだレートの数が集まってないので数日後に。
【追記】では配信から一週間経ったので人気エピソードはどれだ?をIMDbのエピソードレートを元に見ていきましょう。結果発表~!
1位は第1話の8.2。(もっと高くてもいいなぁ)
2位は第3話の8.0。(やっぱりキット・ハリントンは見てて嬉しいしね。)
3位は最終8話の7.5。(え~、もっと高くてもいいんじゃない?)
4位は第2話の7.2。(まぁ、夜と昼で綺麗にまとまってたしね。)
5位は第6話の6.8。(帰還兵の恋。面白かったけどテーマが絞れなかったかな。)
6位は第4話の6.0。(コメディアンの彼女。確かに計画性がねぇ。)
6位は第7話の6.0。(ゲイの2人の思い出。通り過ぎる瞬間長すぎだろ~。)
8位は第5話の5.9。(あら、可愛らしい青春の一幕だったのにね。)
全体的にシーズン1より厳しめでしたね。
私もやっぱり、1話、3話、8話がベストですが、もう少し高くてもいい気がしました。
でも、こういうチキンスープ的なヒューマンタッチのオムニバスは好きなので、これからも毎年続けて欲しいです。
なんならNetflixにも同じような企画で作ってもらってもウケそうですね。
ではまた~。
「モダンラブ」主題歌フルバージョン
では最後にオープニングソングをもう一度。
ジョン・カーニー監督のバンドの曲だそうです。
コメント
コメント一覧 (6件)
印象に残ったもの、そうでないものが半々くらいでした。
トビアス・メンジーズ、過去の役柄のせいで苦手でしたが、このエピソードのおかげでかなり好感度上がりました。
第7話は「つまりどういうこと?」と疑問だったです。
彼らめちゃくちゃ視力がいいか、歩くのがカメ並みに遅いのかしらなんて全然違うことを考えてました。わたしってば。
ハハ、歩くのカメ並みに遅かったですね~。
ご丁寧に友人が忘れ物に気が付いて電話するなんてこともありましたから。
本当に「つまりどういうこと?」ですよね。
トビアス・メイジーズよかったですね~。あんなにハマるとは思いませんでした。
2話の「夜の少女と昼の少年」ですが、私も『睡眠相後退症候群』で日々の生活は大変ですが、ここぞという時にも起きれない病気なんです。
資格試験の日に目覚ましで起きれなかったりしました。
私は通常通り仕事をしていますが、寝れる時間は朝の4時頃なので、日々の睡眠時間は3時間くらいです。毎日寝不足なので、何度も遅刻しそうになったり、時差ボケ状態です。
夜は寝不足でも、寝れないんです。
不思議ですよね?
相手の気持ちがどんな感じなのか第三者目線で見れて良かったかなと思いました。
でもこのドラマのような寛大な方は少ないかなと思いました。
ssaさん、こんにちは。
そんな大変なご病気をお持ちなんですね。実際にそのような方がいらっしゃるとも思わず、失礼な感想を書いてしまい大変失礼いたしました。
眠いのに寝れないというのはさぞかしお辛いと思います。
このドラマでももう少しその辺の辛さを強調しても良かったのかもしれませんね。比較的軽いタッチで描かれていたのも問題だったかもしれません。
日本でも病気の認知度があがり理解が深まるといいな・・と思います。
>相手のロビーも絶対に似てる人いるわ~、ってずっと考えてました。
私は『それでも恋するバルセロナ』等に出ているクリス・メッシーナに、口をフニャッとさせて笑うところが似ていると思ったんですが、違いますかね~
Tommyさん、あ~!なるほど!クリス・メッシーナもよく見る役者さんですね。ありがとうございます♪