
「LUTHER/刑事ルーサー」前半はドラマ、登場人物紹介のネタバレ無のアニス感想、後半はネタバレを含む感想です。
*シーズン1はNHK放送中の1、2、3、4、5、6話分に当たります。
イギリスでは国民的人気を誇るエドリス・エルバ主演のサスペンス!
最高に面白かった~!
「刑事〇〇」のタイトルだと、毎回主人公が1話で事件を解決して「メデタシ、メデタシ」な軽いドラマが多い印象ですが、このルーサーは違いますよ!
人生丸ごと賭けてます!
さらに壮絶な展開が多くて緊張感バリバリ!
心理戦の駆け引きもお見事で、見応えある大人のサスペンスに仕上がってます!
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「刑事ジョン・ルーサー」登場人物とキャスト

主人公の刑事ジョン・アーサー。
190センチの長身に「くまモン」のような可愛い顔がついてます。情に篤いものの、すぐにキレる激情型。
ただし瞬時に犯人の弱点を見出し、そこを突くような心理戦で逮捕まで持ち込むやり手でもある。
演じるイドリス・エルバの魅力が炸裂してますね~。
この方のカリスマなしには成り立たないドラマですが、大人として冷静な駆け引きができる一方で、少年のような純粋さと、激高するとキレて暴れまくるという子供っぽい側面も持ち合わせていて、とにかく可愛い~。
母性本能をくすぐられます。

ルーサーの妻ゾーイ。
仕事にのめり込む夫に耐え切れず家を出て別居中。
最近イギリスのドラマを見る度にインディラ・ヴァルマが出てる気がします。
インド系の父とイタリア系スイス人の母の血を引くらしく、エキゾチックで華があり、かつ知性も感じさせるので人気なんでしょうね。

ゾーイの恋人マーク。
嘘でしょ・・。こんな枯れた爺さんのどこがいいの?と理解できない新恋人。
ゾーイ、男の幅が広すぎだって。

謎の女、アリス・モーガン
1話の事件の容疑者としてジョンと対峙し、そこから不思議な関係が始まっていく。
サイコ的目線でルーサーにアドバイスもしちゃいます。
演じるのは「アフェア情事の行方」のルー・ウィルソン。
いいですね~。エロくて怪しくて、これ以上ないほど謎めいて狂気も感じさせます。
昔ミシェル・ファイファーの全盛期にこういうアヒル唇がセクシーだと流行った時期がありましたけど、彼女はカネゴンに近いかも。(うわ~、怒られるって!)
いえ、でも本当に綺麗です・・。(フォローじゃないよ~)

ルーサーの部下で相棒の若手刑事ジャスティン・リプリー。
この彼がまたキュートで素直で可愛い!(いい写真がなかったの)
腹も座っていていい後輩だわ。
絶妙な心理戦があのドラマに似てる!!
英国刑事ドラマの傑作「ライン・オブ・デューティー」に似た心理戦を中心にして、ルーサーが積極的に犯人に仕掛けに行くのが通常の刑事ドラマと一味違いますね。
ぶっちゃけ、「そこまでしていいのかね??」っていう部分もありましたけど、そこはルーサーの人としての魅力でで大目に見ちゃいましょう。
全体的に「ライン」よりもずっとスピード感と緊張感があるし、シーズン1からしっかり盛り上がりますよ!(「ライン」はシーズン1はイマイチだった。)
それとリアルな残虐性もかなりあって、私にとっては結構キツいシーンもありました。とは言っても、ドラマに只ならぬ緊迫感を与えるのに必要な程度に留めてあって長々見せつけられる訳ではないのでなんとか行けた感じです。
イギリスって警官が銃を携帯しない世界的に見ても珍しい国らしいです。危険な犯罪現場に踏み込む時でも丸腰ですからね。(特殊部隊を頼まない限り)
アメリカのドラマに慣れた身としてはちょっと不思議だったりしますが、だからこそ犯人との心理的な攻防がまた重要になってくるし、ある意味イギリスだからこそ発展したお家芸とも言えるのかも。
1話完結とメインストーリーの絶妙なバランス!!
私は1話完結ものが好きじゃないんです。
毎回終了直前にうまい具合に事件が解決し、「めでたし、めでたし」な水戸黄門型はすぐ飽きちゃうので・・。
でもこのドラマは連続していくメインのストーリーラインと、1話か2話で決着をつける凶悪犯罪とがバランスよくミックスしてるので飽きません!
謎ばかりで最終話まで引っ張り続けるような(しかも全然回収しない!)「マーチェラ」みたいな長い話が苦手な人にも毎回カタルシスがあって見やすいかと思います。
事件そのものも、毎回「めでたし」では割り切れないダークなテイストで重厚感があるし、ルーサーの抱える苦悩と余韻もこのサイコスリラーに深みを出してます。
一方で、私みたいに主人公の人生がひっくり返るようなドラマチックな展開のある長編ドラマや謎かけが好きなタイプも満足できるような構成になってます。
たった6話とは思えない終盤の盛り上がりには思わず「うひょ~、「ライン」と同じだわ~」と大興奮!
シーズン2がめちゃめちゃ気になります。
「刑事ジョン・ルーサー」今後のシーズンはこんな感じ
シーズン1・・全6話
シーズン2・・全4話
シーズン3・・全4話
シーズン4・・全2話
シーズン5・・全4話(2019年2月現在、BBCで放送中)
あれま、シーズン4の2話ってどういうこと?
それもシーズンと呼ぶのかしら・・と気になりますが、このシーズン4から視聴者数がさらに伸びてるそうなんです。
私の感覚ですけど、大方のドラマはシーズン1が一番視聴率が良くて、その後少しずつ減っていくものですよね。
ところが、この「ルーサー」や「ライン」はシーズンを重ねるごとに評価も人気も高まって来てるんです。
こういうドラマは絶対面白いし独特な中毒性がありますよね。
共に英国アカデミー賞の常連でもあるらしいし、イギリスの視聴者の目も肥えてるんでしょうね。
*ここからはネタバレ感想です。ご注意ください。
「刑事ジョン・ルーサー」S1のネタバレ感想
最後の判断は正解なの?
それまで頼もしい同僚として登場していたイアン・リードにあんな顔があったなんてショックでしたね。
こんな意外性も妙にリアリティがあるのが面白いです。
汚職警官て「俺にも少し分け前を・・」的なちょっとした出来心でここまで堕ちてしまうでしょうかね・・。
それにしてもゾーイは残念だった!!
勇気があるのは分かるけど、銃を持ってる相手に刃物を持って突っ込んだらダメでしょう・・!
死ぬべき理由が一つもなかっただけに残念無念・・。
ルーサーの今後の人生も大きく揺るがしそうですね。
ところで、最後アリスが「刑務所で惨めな人生を送るより、死ぬ方が嫌に決まってるわよ。」って嬉しそうに言ってましたけどそうですかね?
刑事だった男が刑務所に入れば毎日のように囚人からの暴行の危険に晒されそうなので、絶対そっちの方が地獄だと思いましたけど・・。
ゾーイともそういう関係だったって言ってましたけど、どう思います?
ルーサーを怒らせて撃たせる為の嘘か、それとも実際にあったことなのか・・。
普通に考えたらあんな男と・・って思いますけど、ただねぇゾーイの男の趣味はどうもいいとは言えませんからね。なにせマークを選んじゃうんだから・・。
そして、散弾銃のようなものをぶっ放したアリスは今後警察になんて説明する気なんでしょ。ルーサーも刺されてるから自己防衛ってことで行けるかな。
ルーサーの最後のセリフ「Now, what」が洒落てました。
それから、アリスの両親の事件てシーズン2以降に引っ張る感じなんでしょうかね?
犯人なのか、そうでないのか分からないサイコ女との関係を深めて行くっていうのもスリルがあって見応えありますね。
もしアリスでなかった場合、犯人は誰になるっていうんだろ?
銃を解体して犬の腹に隠すなんて、普通の人間には考え付かないと思うので、やっぱりアリスが絡んでるのかなぁ。。
シーズン2の感想はこちらです。↓
