アニスの今日の海外ドラマ

海外ドラマ25年、国際結婚15年のワーキングマザーです。Netflix、Hulu、アマゾンを中心に感想・考察書いてます。

Netflix「ハッピー・バレー」アラフィフ女性に贈る珠玉の人間ドラマ・クライムサスペンス!

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*前半はネタバレなしの感想とキャラ紹介。後半はネタバレ感想になってます。

少し前からスパドラでやっていて毎週見ていたドラマ「ハッピー・バレー 復讐の町」ですけど、英国アカデミードラマを受賞したというだけあって、ものすごいパワーを持った作品でした。

内容を簡単に言えば、誘拐クライム物です。

子供でなく成人した社長令嬢が誘拐されますが、この犯人グループの一人と奴を追う主人公キャサリンとの因縁の関係が壮絶過ぎて目が離せません。

 

1話目は「このおばちゃんが主役で、本当に面白いんだろうねぇ・・?」と疑りながら見ましたが、あっという間に引きずり込まれ、2話、3話と見進めてきました。

4話を見ると、うわ~!!!!メチャメチャ続きが気になる~~~!

と、次の木曜を心待ちにしていたところで、ふと気が付いたんですが、ん?んん??!!!

ネットフリックスにある!たまたま目にした「ハッピー・バレー」の文字!うっそ~ん超嬉しい!!しかもシーズン2まで!

ということで、さっそくシーズン1の最終6話まで見ることができました。

結果、大満足!!!

ここまで充実度の高いドラマは久しぶり!英国ドラマアカデミー賞も納得の完成度の高さなのです!

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一番の鍵はこのキャサリン

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47歳のキャサリンは自殺した娘の残した孫息子を育てている警察巡査部長。

若者の間で蔓延るドラッグ犯罪を追いかけては悪戦苦闘の日々。そんな折、娘をレイプした男が釈放されたことを知る・・。

 

彼女がどうにもこうにも魅力的で私さっそく大ファンになりました!

重い体で走り回り、bloody、bloody連発しながら悪者らを挙げていく逞しさがまず最高。

その上、思慮深く愛情豊かで涙もろい。率直で短気。悪態をつくときは容赦ない。

こんな人間味のあるアラフィフ女性をドラマで見たことがあったかな・・。

 

逞しく生き抜いているように見える彼女ですが、実は底知れない深い悲しみと傷を心に抱え、複雑な思いで孫息子ライアンを育てています。

なにしろ娘をレイプした憎き男がライアンの父親で、それが原因で出産直後に自殺した娘に代わって彼を世話をしているのです。

娘の血が流れるこの子を見捨てて施設にはやれない。その一方でライアンは学校でよく問題を起こす難しい子。

あの男に似てしまったらどうしよう・・と不安な毎日に涙がポロリ・・。

分かる~・・。

自分の子だってそんな気持ちになる日があるわけで、ましてやこの想像を絶する状況でどうやって気持ちを保って子育てしてるんだろう。

夫はライアンを受け入れられず離婚。若い女と暮らしてるけど、いまだに自分を頼ってくるしで女心は揺れまくり。

このドラマは誘拐事件を扱ったクライムサスペンスでもあり、同時にキャサリンの壮絶な物語でもあるのです。

 

この役で英国アカデミーの主演女優を受賞したサラ・ランカシャーがとにかく素晴らしい!繊細かつ肉厚な存在感でアラフィフ女性の新しい魅力を確立してます!

元夫が若い妻に隠れて、いまだに彼女と会いたがるのも納得なのです。

 

他のキャストも際立ってる

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同居してるキャサリンの妹クレア。以前は依存症だったが現在は克服し、ボランティアに精を出している。キャサリンの良き理解者で、温かいサポートが素敵。

 

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キャサリンの娘をレイプしたトミー・リー・ロイス。誘拐グループの一味で、本当に吐き気がするほどの極悪人。

コイツには「サイコパス」の言葉さえ使いたくない冷酷な異常者。

このロイスがまたでかくて不気味で、何をしでかすか分からない恐怖がこのドラマに底知れない緊張感を与えています。

 

演じるジェームズ・ノートンは意外にもイギリスでは人気のイケメン俳優みたいです。

まぁ、確かに顔はいいわね。彼主演のドラマ「戦争と平和」はちょっと見てみたいかも。

彼もこの「ハッピー・バレー」で助演男優賞ノミネートされてます。

 

見るのが辛いけど、見る価値がある!

誘拐されたアンがとにかく気の毒で始めのうちは見るのが辛いし、彼女の恐怖がビンビン伝わって来て本当にしんどい・・。

あまりにヘビーで2話、3話と見進めるのにちょっとした気合と根性がいる感じ。

でも頑張って見た価値がありましたよ~。

このしんどさがあってこそ、後半に入ってからの突き抜けるような展開が最高なのです!

 

 という訳で、キャサリンの魅力炸裂のこの大人のドラマ。全6話に色んな要素がギューッと詰まってて、サスペンスだけでなく、色んな感情を揺さぶられるような人生ドラマにもなってます。

ぜひチェックしてみてください!

 

*これから先はネタバレ感想です。

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イギリスユーモアが最高!

シリアスな話なのに、全編絶妙なユーモアが散りばめられてるのがイイんですよね~。

fuckingは普通に面白くないのに、bloodyだと笑っちゃうのはなんででしょうね。

署の仲間たちや家族間でやり合うbloodyには、絶妙な愛情も感じさせるし、ちょっとした哀愁も漂い素敵なんですよね。

時々出てくるジャンキー達の変な行動も笑えるし、彼らとテンション低めでやり合うキャサリンのbloodyにも笑いました。

微妙にトボけてるキャサリンの上司が「そのトミー・リー・ジョーンズ」って言った時は吹き出したわ。

 

衝撃的な救出劇!

普通こういうドラマの場合、最終話に救出劇が用意されてるものですけど、それを待たずして4話で突然来ましたね!

これが最高に気持ち良かった~!

だって、これ以上アンの苦しみを見ていられなかったしね。これ以上ないタイミング!

 

それにロイスがすぐに戻って来て鉢合わせというのも怖かった~!!

目潰しスプレーでなんとか脱出していましたが、銃は常備してないんですかね?

普通アメリカのドラマだと当たり前に銃を持って現場に入りますけどね。

このドラマには確かずっと銃が登場しませんでしたよね。

イギリスの田舎警察って銃使わないのかなぁ・・。こん棒とスプレーだけじゃ不安でしょうに。

その辺、シーズン2でもちょっと注目ですね。

 

ケビン・ウェザリルは最後まで最低だった

あの会計の眼鏡オヤジは最後まで最低でしたね。

あんな奴のために、アンが地獄の恐怖と苦痛味わうハメになったなんて、やりきれないわ。

刑務所を訪れたネビソンに対しても、結局謝罪の言葉はありませんでした。

自分の娘に置き換えて考えてみれば、自分が一体何をやらかしたか分かりそうですけどね。

まぁ妻も妻でしたけど、あんな男には金輪際会いにいく必要もないでしょう・・。

 

キャサリンとロイスの最終対決!

後半キャサリンは鬱に悩まされてましたね。

そりゃそうでしょ。

娘を殺し、世界で一番憎い男にズタボロに殴られ病院送り。脾臓を摘出され、体も動かず、その上奴はまだ自由の身ですからね。

そもそも、この年代の女性は(男性も)色んなホルモンが減少して「中年の危機」と呼ばれる鬱状態に陥りやすいのに、この絶望的な状況ですからね。

救出したアンもレイプされ心に傷を負ってるし、やりきれない気持ちで押し潰されそうなのは想像に難くない。

自分を気遣う家族にもイライラが募り八つ当たりしてしまうし、ようやく復帰した職場では完全に空回りで上司にも盾突いてしまう始末・・。

そんな中、ライアンが行方不明で奴と一緒にいるという情報が!!

 

来た!奴との最終対決!!

 

何アイツ、自分で破滅の道を歩いてきたくせに最期は息子も道連れにしていこうっての?!

あり得ないわ~!クズの中のクズ!!

ただ、ヤツはナイフの傷が原因で敗血症にかかっていてふらふらでしたね。そのおかげで今回はキャサリンも気持ちよくパンチが決まってました!

体重がしっかり載った怒りのパンチが炸裂しまくり!蹴りも気の済むまで入れてやりましたよ!(ついでに傷口も蹴ったれ!←さすがにそこまではしてなかった・・。)

そして、本人の望む通り死なせることはせず、代わりに消火器で泡だらけにしてやったのも気持ちいい!

これで奴も刑務所送りですね。まぁ反省なんてしやしないでしょうが、死ぬまで牢獄に閉じ込めてないと危険な輩ですからね。

 

キャサリンはライアンを無事取り戻し、その後息子とも和解し、ようやく自分を取り戻すことができたようでした。

 

シーズン2が楽しみ!

2年後に製作されたシーズン2もさっそくネットフリックスで見始めるつもりですけど、色々楽しみですね。

ライアンがまだ可愛いままかなぁ・・とか(声変わりしないで~)、元夫とはまだ浮気してるのかな、とか。

ロイスはまた再登場があるのだろうか・・も気にありますね。

次の犯罪もヘビーで残酷なようですけど、キャサリンの活躍ぶりに期待できそうです!

また見終わったら感想書きたいと思います。