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「クリミナル:イギリス編とドイツ編」取調室での息詰まる攻防!全話(最終回まで)見たA感想

Netflix「クリミナル:イギリス編」と「クリミナル:ドイツ編」を全3話ずつ見たアニスの感想です。(冒頭だけネタバレなし。各話はネタバレ感想です。)

 

何気なく見始めて、あっという間に最後まで見てしまった新ドラマのミニシリーズです。

他にフランス編、スペイン編がありますが、全部3話ずつの1話完結になってるようです。

まず、イギリス編で目を引いたのはまず「ドクター・フー」で国民的人気を不動にしているデイヴィッド・テナント

「ブロードチャーチ〜殺意の町〜」「Marvel ジェシカ・ジョーンズ」にも出てます。

やっぱりこの方が出てると見ちゃいますね。

 

14歳の養女を殺害した容疑で取り調べを受ける医師という役柄ですけど、それだけでもうメチャメチャ面白そうじゃないですか。

同じくイギリスの国民的刑事ドラマ「ライン・オブ・デューティ」ファンにはスルーできないものがあるでしょ~。

あの最終回の取調べの様子だけを切り取ったような構成ですからね。

例の「プーーー!」という開始音に自然とワクワク。

 

さぞかし凝ったシナリオで驚かせてくれるのだろう~!と期待して見た訳ですが、まぁ1話完結ですからね。

さすがに「ライン」の最終回ほどの派手な盛り上がりはなかったです。

どちらかと言えば、大人のドラマとしてリアルに繊細に作られている印象。

 

ただし、被疑者に口を割らせようと一丸となって挑む、

取調チームが仕掛ける緻密な心理戦は理屈抜きで見入ってしまうものがありました。

普段は入れない場所に、透明人間になって入り込んでるようなスリルも味わえるのは、ある意味、究極の密室劇でもあるからでしょうか。

私はかなり面白く見せてもらいました。気楽に見れるし、お勧めです!

Netflix視聴ページ

これ以降は各話のネタバレ感想です。



イギリス編:第1話のネタバレ感想

何とも凄惨な話でした。

あんな可愛い女の子に何てことを・・。

完全な黙秘を続ける医師に喋らせることに成功した段階で勝ちでしたね。

 

ただ、敢えて文句を言わせてもらうと、あの医師がどうしても犯人には見えないのですよ。

「ブロードチャーチ」で刑事側を演じてたテナントのイメージが残ってるせいだけではないと思うんです。

 

やっぱり犯人を演じる人ってどこか目の奥に狂気が宿ってたり、卑劣な人間性が滲み出ていたりする何かがある思うんですけど、この男には全く感じない・・というか、まずぶっちゃけ性欲があるように見えないのよね・・。

テナントは視聴者を欺く為に、敢えてクリーンなイメージを押し出して演じ切ったのかもしれませんけど、もう少し稚拙で残忍な部分も垣間見せてよかったような気がします。

 

「痣がでてきただろ?ということはまだ生きていたということだ。」と得意気に言った一瞬だけ、ん?と思いましたけど、あそこだけだったかな。

あ、あと「そこに気が付いていれば自分の時間を無駄にすることなかった。」と怒りを露わにしたところもそうかな。

だって、愛する娘が殺されたという直後なら、自分の時間云々という文句は出ないですよね。

普通、悲しみでそれどころじゃないでしょ。

ただ、攻防戦は面白かったですね~。

最後時間がなくなりそう!というところで、余裕を見せながら畳みかける尋問官がまた素敵でした。

 

第2話のネタバレ感想

面白いし、見入ってしまうんですけど、1話に比べると有りがちな話でしたよね。

彼女が自供した前半の段階で、あ、妹を庇ってるのね・・って分かっちゃいましたもん。

犯人の女の人も別に知性派という訳ではないので簡単にしゃべっちゃってたし、ちょっと後味の悪い終わり方でした。

 

DV男に殴られていた妹さん、彼女の反撃に情状酌量の余地が認められるといいんですけど・・。

でないと姉妹の絆も危うくなってしまうわ。

 

第3話のネタバレ感想

これはまた怖い話でした。

あの雪の日にトラックの荷台に閉じ込められ、寒さに震える子供達の姿を想像しながらの対決ですからね。

もっとやれ~!打ち崩せ~!っとこちらも身を乗り出し、力を入れて見てしまった訳ですよ・・。

 

途中、憎たらしい弁護士の存在もありつつ(前回の若い天然弁護士じゃダメだったの?)ちょっと変な方向に行ってしまったのは残念でしたね。

アル中尋問官のエピソードいるかな・・?

 

しかも、ようやく吐いた!というところで、トラックを発見したらもぬけの殻でした~!って、アリ??!!

大人過ぎるでしょ!脚本!地味!

そこは嘘でもいいから、「少女達を救出!無事でした!」

という朗報をもたらしてよ。もう・・。

 

そうそう、3話見てる中でず~~~~~~っと気になってたんですよ。あの巨大の入ったマグカップは何だろう・・と。

あそこまで主張しなくても良かった気がしますけどね。

大体あんな狭い部屋で酒飲んでたら吐く息臭いでしょ。

 

という訳で、もう少しドラマチックに盛り上がれそうな気もしたんですけど、意外にも平坦で地味な展開が多かったかな・・。

でも設定にはキレがあって興味を引かれました。

チームの中で交代制にして、その時一番効果的と思われる人間を向かわせるというのも面白い。

この尋問メンバーでもっと見たいなぁ・・というのが正直なところですけど、続きはまた来年以降なのかな・・。

次はドイツ編を見ようかな・・。

全部見てみると国民性も比較できたりして、違う角度からも面白かったりしそうです。



ドイツ編:第1話のネタバレ感想

ドイツ編も3話見ましたけど、同じように面白かったです。

主役はシルヴェスター・グロートという東ドイツ出身の有名な俳優さんで、「ファーゴ」にも出てたみたいです。

3話を通して、彼の刑事人生とその挫折をも表現していくという手法はなかなか凝ってましたね。

イギリス編にはなかった共通のテーマが一つ盛り込まれていました。

ちょっと「True Detective:迷宮捜査」に似てたかな。

 

1話目は実は殺したのではなく、その人物に成り代わっていた・・という話ですけど、どこかで見たことあるなぁ・・という印象ですね。

衝撃的展開を追い求めるよりも、心理戦と情緒的なやり取りを大事にしてるんでしょうね。

最後、取調室の外で普通に立ち話しちゃってましたからね・・。

 

あの不動産王は何の罪に問われるんでしょうか・・。

死体遺棄?身分証偽造の罪?

ドイツに時効があるのか知りませんが、殺人じゃないならもう時効でいいでしょ~という感じでした。

 

第2話のネタバレ感想

なるほど~、暴力を振るっていたのは夫でなく金持ちお嬢様の妻の方だったというオチでした。

これもあり得るでしょうね。

最近は日本でも多いと聞きますし・・。

 

ただ、子供が可哀そうだなぁ・・。耐える夫が今後もどれほど耐えていけるのか分かりませんが、子供は気が付きますもんね。

それこそ、密かに物的証拠を集めておいて(痣の写真や医師の証明書)その時が来たら自分で弁護士を雇って離婚裁判に打って出るしかないでしょう。

でもあの夫はしないんでしょうね。やっても金の力で潰されそうだし・・。

なんだか後味の悪いエピソードでしたけど、現実ってこんな風にスカッとしない結末が多いんでしょうね。

 

第3話のネタバレ感想

今回はドラマチックに盛り上がる場面もあって、なかなか面白かったです!

遺体の場所を聞き出すために、謝罪するあの覚悟!

自分の人生を奪った(と思っている)相手に対し、その怒りをぶつけて子供を奪ったのはフェアじゃなかったなんて、なかなか言えるものではないでしょう。

 

それにずっとその娘のことを気にかけ、写真を忍ばせておいたというのがまたグッときちゃいます。

それほどの想いの半分でもいいから自分の家族に懸けていたら、また違った現在の自分があったんでしょうけど、複雑ですね~。

 

それにしても最後、妊娠してる尋問官がエレベーターに乗った直後、不安な顔でお腹を見下ろすシーンで終わる・・ってどうにかなりませんかね??

後味悪すぎでしょう!

強い収縮や痛みがあったのか、出血や破水があったのか・・、は皆さんの想像にお任せします~って感じですか?

そんな丸投げ要らんわ~・・。

赤ちゃんは羊水と胎盤で守られているので大丈夫と思いたいですね。

 

どの国が一番評価高い?

ちなみにですが、現在のIMDbレートを見てみると、

イギリス編:7.9

ドイツ編:8.1

フランス編:7.5

スペイン編:7.2

となってます。

ただですね、まだレートが安定していないのでもう少し下がっていくかもしれません。(徐々に下がってきている・・)

ただこれを見ちゃうと、スペイン編は見なくていいかな・・なんて思っちゃいますよね。

Vultureの批評家コメントにも「全国を巡る必要はないかも」と書いてありましたので、その辺の参考にして頂けたらと思います。

では~。

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