SFファンタジー

「カーニバル・ロウ Carnival Row」色々惜しくてつまらない?!ネタバレ感想・考察

アマゾンプライムの海外ドラマ「カーニバルロウ Carnival Row」第3話まではネタバレなし。注意書き以降はネタバレ感想です。

 

オーランド・ブルームとカーラ・デルヴィーニュが主演するダークファンタジーということでかなり期待してましたよ!

アマゾンが豪華キャストで贈る最新作!昨日から世界同時配信です!



「カーニバルロウ」予告編

 

この予告編を見ても、どんな内容なのか全然分からなくて、これは本編を見ないとだなぁ・・と思ってましたけど、第1話を見てもやっぱりピンと来ませんでした。

3話まで見てようやく全体像が掴める感じだったので、率直な感想を並べさせていただきます。

  1. 映像は美しく、妖精のいるファンタジー世界も素敵!
  2. 相当な予算をかけてるでしょ!映画並み!
  3. キャストは一流、カーラ・デルヴィーニュが美しい
  4. でも脚本がありきたりでスロー。
  5. 歴史絵巻としても、人間ドラマとしても今のところ引き込まれるものがない・・。

うーん、もしかしてつまらない??という感じでしょうか・・。

アマゾン視聴ページ



「カーニバルロウ」登場人物とあらすじ

まずですね、長い歴史を持つ妖精達(フェイ)が暮らすアヌーン王国があったんですけど、そこが人間の悪い国「パクト」に侵攻されます。

7年前には人間の比較的良い国「バーグ共和国」が援軍に行くも、負けてしまい戦争は終結。

その後もパクト軍によるフェイの虐殺は続き、比較的安全なバーグへ亡命するフェイ達が増えていった結果、バーグでも移民問題が深刻化。

移民達をつけ狙う殺人鬼も現れ治安は悪化、政治的にも不安定になり・・。

 

というのが、物語の設定です。

 

バーグで起きる連続殺人事件の捜査に当たっている刑事、ファイロが主人公。

オーランド・ブルームが演じます。

 

このバーグの町のセットがまた凄いんです!

うわ~、ここまでよく作ったなぁ・・と感心しますよ。

 

そして、祖国を後にしてバーグへやって来たのがフェイのヴィネット

羽があって空を飛べます。

この2人には7年前のアヌーンでの「過去」がありまして、当然この後バーグでも再会するわけですが・・。

その辺の恋愛模様がこのドラマの軸になっていきそうです。

 

その他、「チェルノブイリ」のジャレッド・ハリスや「ゲーム・オブ・スローンズ」のインディラ・ヴァルマも顔を出してます。

首相夫妻という設定。

題名のカーニバル・ロウというのは、バーグにあるヴィクトリア朝の歓楽街のことで、生活に苦しいフェイの女性達はここで働くことが多いようです。

 

ちなみに、いわゆる人間でない種族はクリッチなどと呼ばれて差別され、貧しい生活を強いられます。

(↑この方はパックという種族で、例外的なお金持ち)

その他にも頭部は人間で体は馬のような生き物もいて、映像もなかなか凝ってます。

 

「ゲーム・オブ・スローンズ」を目指せるか?!

アマゾンが「ゲーム・オブ・スローンズ」に続くダークファンタジーを目指して作ったんだろうなぁ・・とは想像できますが、ここまでの内容で言えばう~ん、比較対象にならんかなぁ・・というところ。

(ファンタジー分野が苦手なので余計そう感じるのかも。)

 

まずですね、「ゲーム・オブ・スローンズ」が世に与えた衝撃の一つにエログロがありましたよね。

それはあります。

オープニングはなかなかグロくて、美しくも残酷な世界観創りに挑戦しているのが分かりますし、スピード感もあってワクワクするものはありました。

それに、エロも多い!

GOTのようなドギツイ表現ではありませんが、ベッドシーンが多めで、女優の皆さんは揃って脱ぎっぷりがいい!

ただですね、GOTが大人向けなら、こちらは大衆向けに分かり易く作ってある感じで、時々子供っぽい(と言ったらいけないのかな)演出もあります。

グロはあるけど、それはあくまで一瞬の映像だけで、内面のエゲツなさや残忍さ、人間の裏の裏まで描きだすような覚悟は感じられませんね。

GOTがいかにもヨーロッパ(特にイギリス)の製作スタッフによって作られた闇の深い世界感なら、こちらはいかにもアメリカンな正統派ファンタジーかな・・。

 

脚本兼クリエーターはレネ・エシェヴァリアという方で、「キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き」「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」「4400」などを製作されてます。なるほどね~。アメリカンだわ。

これが北欧の重厚なサスペンスなんかを手掛けた人だったりするとまたグッと深みが出て面白くなりそうですけどね・・。

 

ちなみにゲーム・オブ・スローンズが王道の歴史大河ドラマ9割にファンタジーが1割くらいの割合なら、こちらは半分半分くらいでしょうか。

 

雰囲気重視でテンポが遅い

美しい映像、音楽、コスチュームなど凝りに凝りまくって隙がないのはいいんですが、肝心の内容に引き込まれるものが今のところない感じです。

スローに進みながら、時々急なタイミングでグロイ映像がポコっと出るんですけど、心理的な恐怖を感じないのは、軸となる物語に迫力と緊張感がないからでしょうね。

 

もう少し何がしたいのかハッキリしてもらえると視聴者としてもキャラを応援できるところなんですが、3話の時点では、こちらを巻き込んでいくような大きな動きがないんですよね。

説明に終始してるといえばそれまでですけど、もう少しテンポアップしてもらってもいいかもなぁ・・。

それに1話が60分とやけに長いので、せめて各話の最後には何か衝撃的なネタが仕込まれてたりすると次も見よう!と意気込めるんですけど、結構す~っと終わります。

 

まぁ3話の段階であんまり文句言うのもどうかと思うので、この辺にしておきますが、現段階で1000件ほどレビューがついたIMDbのレイトは8.1とそれほど悪くない!

「ファンタジー好きな方は必見!」と言い切っていいクオリティーは確保されてると思います!

ただ、「ゲーム・オブ・スローンズ」級を期待されてる方には、ちょっと肩透かしな面もあるかと思うので、気持ちをゆ~ったり持ってこのファンタジックな世界に浸る為の切り替えが必用かもしれません。

 

私もあんまりガツガツしないで、とりあえず8話までのんびり見ていきたいと思います。

また最終話まで見たら感想書きます~。

 

【追記】苦しい~・・!

4話を見てますけど、もう苦しくて苦しくてなかなか進まないですね・・。

何がテーマなのかさっぱり分からない!

魔女に魔法のスープ作り(?)を頼みに行ったり、おとぎの世界ですね・・。

ファンタジー設定で大人の物語をお願いしたいんですけど、エピソードもそのまんま児童書を読んでるような感覚でキツイです・・。

小さな話がいくつも同時進行してますけど、どういう絡みがあるのかも全く見えないし。

1本でいいから、興味を引かせるような大きな流れを作ってくれたらいいんですけど、どの話にも興味が湧かないわ。

あのモンスターも死体から出来てるって・・。さすがに死体相手では刑事物としても盛り上がりませんよ。

 

この先続けようか迷ってますけど、少しずつ頑張ろうかなぁ~。せっかくここまで頑張ったし、後半分だしね・・。

 

次は最終話まで見たネタバレ感想です。



「カーニバルロウ」最終8話まで見たネタバレ感想

 

はぁ・・苦しかった~・・。

特段ファンタジーに思い入れのない私にとっては長い長い全8話でした。

一番苦しかったのが4話~6話あたりですね。

ただ、7話くらいになってくると、これまでバラバラで意味不明だった、どうでもいいエピソードがようやく繋がり出し、物語の方向性が見えてくるので多少は面白くなりました。

 

ただ、それでも正直に言わせてもらうと、

「これだけの巨費を投じて描くほどの物語か?!」というのが率直な感想です。

 

確かに最後まで見てみれば、なるほど~、よく無理やりまとめたものだわ。と感心する部分もあり、面白くなかったとは言いませんが、基本的な内容はメロドラマでしょう。

ファンタジー映像は美しく、雰囲気はムンムンしてますけど、なんだか気持ち的に乗っていけない自分を常に感じてしまいました。

 



「カーニバルロウ」超ネタバレ全開のあらすじ解説

3話辺りで挫折した方もいらっしゃるかと思いますので、簡単にネタバレポイントだけをまとめたいと思います。

ファイロの出生の謎

ファイロはフェイと人間の混血で、母親は最初に腹を割かれてコロされたフェイの歌手だった。

そして、父親はなんと現首相のブレイクスピア

 

実は、母親と児童養護施設の恩師、そして赤ちゃんの時に羽を切る手術をした医師を次々コロしたのは、この真実を隠蔽しようとしたブレイクスピアの妻ピエティだった。

彼女が化け物のダンカシャーを操っていた。

なぜそんなことが可能なの?!

→ それはこの魔女のお婆ちゃんが彼女の実の母親だったため。

(凄い!絶対本人の少女時代の写真だ)

遺伝で同じ魔術が使えるのか、母親のテクを密かに盗んだのかは謎だが、娘の悪事に気が付いた魔女は娘にコロされてしまう。

そして死に際、全てが娘ピエティの仕業だったことをファイロに伝える。

 

ピエティはヴィネットを誘拐し、助けに来たファイロをコロそうとダンカシャーを操り痛めつける。

ギリギリのところで、ヴィネットがピエティをコロし、ファイロは助かる。

 

なぜこんなことを?

→愛する一人息子を守る為に、夫の隠し子の存在を隠蔽しようと必死だった。

そしてそれは、ファイロの母を騙る者からの脅迫状がきっかけだったのだが、実はこの手紙を書いたのはブレイクスピアの政敵ロンガーベインの娘、ソフィだった。

 性格悪そう・・。

 

ソフィは実は・・

彼女の目的が何なのかは不明だが、ブレイクスピア家を憎み、父の死後権力を手にしたいという野望があった様子。

そんな彼女はブレイクスピアの息子ジョナをたぶらかし、ジョナは強引な彼女に惹かれベッドイン。

 

ところが、そんな二人に気が付いたピエティは「彼女だけはダメ!彼女とは血が繋がっているのよ!」と衝撃告白を。

ジョナはロンガーベインとの子供だったのだ。

最後その秘密をブレイクスピアは知ることになるが、息子しか見えないピエティにコロされてしまう。(その直後、ピエティはファイロをコロそうとし、寸でのところでヴィネットにナイフで刺され死亡。)

 

ジョナは・・

どうも首相が死んだ場合は世襲になるらしく、次の選挙までの代理としてジョナが突然首相に就任・・。(そんな無茶な・・)

 

そして、野党側当主のソフィとタッグを組む形でクリッチを敵と定め、人間以外は例外なく強制収容所に送ることを決める。(なんでまた急に・・?)

 

2人は・・

愛を確かめ合ったファイロとヴィネットはバーグを後にしようとするが、汽車に乗る寸前駅でヴィネットが捕まってしまう。

バリケードの向こう側へ連行されるヴィネット。

ファイロはついに覚悟を決め「自分もクリッチだ」と言うと、彼女の元へ走り固く抱き合う。これが感動のエンディング・・。

 

イモジェンとアグレウス

お嬢様イモジェンとパックの成り上がりアグレウスは次第に愛し合うように。

ところが行為の現場をイモジェンの兄に目撃され、アグレウスが撃たれそうになったので、反撃して逃亡。

2人は船でバーグを脱出。遠くの新天地を目指す。

 

これだけの製作費がもったいない・・

結局は、首相一家の愛と憎しみの物語~って感じでしたね。

そこだけ見ると、話が小さい小さい・・。

壮大な歴史絵巻でもあった「ゲーム・オブ・スローンズ」と比較すると、まぁ、驚くほどこじんまりです。

 

無理やりファンタジー色を持たせるために、ファイロをフェイとの混血にして、フェイのヴィネットとの愛を語る形にしてますし、2人が一度別れた背景には種族を巡る戦争があったということで、お金使って戦場の様子も少し描いたりしてました。

ただね~、結局は息子可愛さからファイロをコロそうとしていたピエティが一人暴れていた形だったし、なんだかなぁ・・という感じ。

しかも、悪役も善人も典型的な描き方で、浅い浅い。

 

物語の設定(クリッチと人間の対立や戦争の歴史など)はいいので、そこからまた別の脚本家にもっと壮大な物語をお願いしたいですね。

役者さん達は皆熱演で、魅力的だったんですけどね・・。なんとも残念。

 

オーランド・ブルームも、セリフ言うまでの溜めが長いんですよ!

っていうか溜め自体はいいんですけど、続くセリフが大した内容じゃないのが痛い・・。

これは俳優のせいじゃなくて、内容の薄いセリフを言わせた脚本家のせいだと思いますけど、本当に惜しいです。

これだけのキャスティングと舞台セット、CG、全てが揃ってるのに、肝心のストーリーがメロドラマというのは・・。

 

余談ですけど、最後の最後まで女優陣は全員脱いでましたね。

イモジェンもしっかりおっぱい見せてたし、そこはやけにこだわってましたね~。

 

あと、ピエティが最後に顔をナイフで貫かれて死ぬ場面なんかは本当にGOTみたいでしたけど、一瞬なんですよね。

その前にピエティが目を緑にしてモンスターを操ってるシーンなんかは完全にアメコミみたいで急に子供っぽくなるし、もうどっちなのよ~って感じでした。

 

あの化け物にしても、ゴシックホラーの要素を持たせようとしてるのは分かりましたけど、全然要らなかったわ。

ただでさえ、フェイやらパックやらがいて雑然としてるのに、さらに化け物を出そうっていうのはやり過ぎでしょ。

 

「カーニバルロウ」続編はどうなる?

実はシーズン1のリリース日にシーズン2の製作決定も発表されていたそうです。

恐らくシーズン2が見れるのは、1年というスパンよりは2年近くかかるのでは?と予想されてましたけど、どうでしょうか。

 

でも、こんな文句ばっかり言ってる私ですが、結構シーズン2が楽しみです。

だって、これを見た全員が思ったはずですよ。設定と俳優はいいのだから、もっと面白いストーリーが書ければ俄然良くなる!と。

で、脚本家を変えて頂ければ、物語はこれからでも壮大な広がりを見せることは可能だと思います。

シーズン1は本格的な人間とクリッチとの戦争状態に突入しそうな場面で終わりましたので、そこも展開次第では盛り上がりそうですしね。

 

ピエティは今回死んじゃいましたので、今後は謎の女ソフィと、彼女に操られるバカ息子ジョナの2人が悪役となっていきそうです。

ただし、ジョナに関しては、実はそんなにバカじゃない・・という可能性もチラつかせてますね。

特別顧問に率直な物言いをする元クリッチ劇場の男を任命したりしてましたので。

そういう部分ではジョナの成長ぶりも多少は見れるかもしれませんが、物語を面白くするには、このまま独裁者として君臨してしまうパターンの方がいいかもしれませんね。

 

その場合は、首相ブレイクスピアの血を実は引かないジョナVS隠し子のファイロという息子対決が構図としてできそうなので、これも面白そうですね。

 

そんな感じでしょうか・・。

ではシーズン2までさようなら~。

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