アニスの今日の海外ドラマ

海外ドラマ25年、国際結婚15年のワーキングマザーです。Netflix、Hulu、アマゾンを中心に感想・考察書いてます。

「ジ・アメリカンズ」シーズン2 衝撃のラストにまた愕然!!最終(13)話まで見た感想(ネタバレ)

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Netflixで見れる「ジ・アメリカンズ」ですが、シーズン2も面白かった~!

シーズン1のテーマは偽装夫婦から本物の夫婦へと変化していくエリザベスとフィリップの愛の物語でしたが、シーズン2はそこに子供を含め、家族の在り方、親の愛と責任について問うような13話でした。

シーズン1もそうでしたが、しっかりテーマを定めて第一話から最後までブレずに語られるので見応えありますね。

先日のエミー賞では最終シーズン6が評価され、主演男優のマシュー・リスの他に脚本賞も受賞してましたからね!

80年代の冷戦時代におけるスパイ活動をモチーフに、毎回スリリングなエピソードをブツ切りで描くだけでもドラマとして成立しそうですけど、しっかり彼らの生き様や苦しみ、迷いまで掘り下げながら、トータルの流れを見た時にも大きなテーマが浮き彫りになる仕掛けになっているのが流石です!

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アンドリュー・ラリックが複雑

私だけでしょうかね、ラリックに関してはちょっと分かりづらくて混乱しました・・。

まず、彼はアメリカ海軍の将校で、3年半に渡りエメット・リアン夫妻に情報を流してきた人物。

彼が夫妻を殺しの第一容疑者に挙がった理由については、クリーディアが「夫妻はラリックがホモセクシュアルなのを理由に脅迫していた。」とさらっと言ってたんですけど、どうやらラリックに国を裏切らせ、情報を得る為に脅迫していたようです。

(海軍将校が同性愛者であることを軍に暴露されたら、この時代は死活問題)

フィリップ達がCIAに化けてラリックを取り調べるシーンで、彼らの殺害について追及した時はラリックは「自分じゃない。殺したかったけどね。悪人には敵が大勢いるのさ」みたいなことを言ってましたね。

 

彼はその後、自分が侵入を手助けしたマーシャル・イーグルス基地で仲間を殺され、ついに怒りを爆発。

ニカラグアからアメリカに戻り、KGB工作員達に復讐するために反乱を仕掛ける訳ですね。

最後エリザベスとフィリップを殺さなかったのも、CIAに生きたまま突き出すつもりのようでした。

 

殺すことに耐え切れなくなってきたフィリップ

シーズン1からエリザベスに「家族でどこかに逃げよう!」と訴えるほど現状に苦しんでいたフィリップですが、シーズン2ではますます精神的に追い詰められて行きます。

基地に侵入したり、データを盗みに入った時にも偶然居合わせた不運な若者を殺すハメになり、「あんな子供を・・!(20代くらい)」と辛そうでした。

確かに、あれは耐えられない・・。

一人で背負っていく十字架としては重過ぎて抱えきれない。

苦しみを癒す時間も与えられず、次から次へ・・。一体いつまで、どこまで続ければ・・!

 

そして、同時に襲い掛かる家族への危機。

子供達だけには普通の安全な暮らしを与えたい。そう願いながらも常に任務との板挟みの毎日で、満足に子供達と過ごす時間も取れない。

そんな中、ペイジは何かを求めて宗教やデモ活動にのめり込んで行く・・。

フィリップ・・、疲れ果ててますけど、父親としてここが踏ん張りどころですね。(えーと、エリザベスも一応頑張ってるけどね。)

 

余談ですけど、基地にトラックで乗り込む為に森で質問していたドライバーのマイクですけど、なぜ死んじゃったんですかね?

「猿ぐつわして殺さないでおこう」とフィリップが提案していたのに、任務終了後に帰ってきたら死んでましたね。

顔が真っ白になっていたので、凍死だったのかな・・。

このマイクとのやり取りが妙にリアルで彼の恐怖が手に取るように伝わってきましたよね。

ここが軽快なスパイドラマと一線を画してる部分でもありますけど、見ていてやっぱり辛い・・。

当事者のフィリップにとってどれだけの苦しみなのかは想像するに余りあります。

エリザベスは言葉では「これは戦争、大義のため」と割り切ってるけど、やっぱり苦しみは同じなのかな・・。

 

どうでもいいけどマーサが可哀そう

マーサ、いい人なのにね。

純粋に愛するラークは完全に架空の存在で、目の前の男は100%演技で愛を語っているのです・・。

うーん、酷い話だわ・・。

その上、私生活で苛立ちが募っているフィリップは、「自分がいる時くらい母親に電話するな!」とか「流しで髪を洗うな!」とかキレてるし。

ちょっとー、どうせ演技なんだからせめて優しくしてあげて~。

とはいえ、フィリップも人間ですからね。

全く愛してない不美人(ごめん、マーサ)を相手に常に愛情溢れる夫を演じ、セックスでご奉仕するのも辛いでしょうね。

1度や2度ならともかく、ずーっとですよ!(っていうか、いつまで続ける気?!)

そりゃ、いざその時には「勢い」もいるでしょうから、激しくもなりましょう!

 

そして、子供を欲しがるマーサに対し「自分はこういう男だ。子供は無理だ。」と説明し諦めさせるくだりに至っては、ただただマーサが気の毒で「酷いことしてるよなぁ・・」と・・。

本当、いつまで続ける気なんだろ。

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ニーナの誤算

スタンは自分を救う為に国を裏切り、協力するはず!と見込んだニーナでしたが、結局は最後の最後に裏切られてしまいました。

スタンも悩んだ末のギリギリの答えだったようで、本当にあと一歩でしたけどね。

ニーナは結局この後ソビエトに強制送還され、裁判にかけられるって言ってましたね。

やっぱり反逆罪で有罪になった場合は死刑なんでしょうか・・。

それとも、情状酌量の余地があるのかな。

あ、でもキャスト情報を見ると、ニーナはシーズン3もガッチリ登場するようですね。てことは大丈夫なのかな。

 

だってあんなエロくて知性も根性もある若いニーナならハニートラップかけまくりでしょ。

今後も有能なスパイとしての活躍が見込めそうですけどね。

(ポリグラムをクリアするなんて凄い!お尻の穴を締めるらしい!)

 

それと、最終的にニーナと深い仲になったオレグは意外に実直で男気のある人でしたね。

権力者の父親のコネで入ったボンボンと見せかけておきながら(顔もそう見える)実はひとかどの男だったという・・。上手いなぁ・・。

そのギャップに思わずニーナもやられてしまいました。

 

え!!KGBが子供をスパイにリクルート??!

これには驚きましたね。

「大義のためだった」と言い切り、恐らくは一種の洗脳状態にあるジャレッドが両親や妹を殺したというのが悲しかった・・。

しかも「両親は自分を愛してなんかいなかった!」って、一体何があった訳?

ケイトからの誘導的なリクルートでハマってしまうものがあったんでしょうか。

やっぱり年ごろの男の子に、色仕掛けもありつつ・・でしょうね。

 

あれだけ重い宿命を背負って生きる親にとっては、子供に同じ人生を与えたくないと思うのは当然のことだろうし、 そのことで口論になってジャレッドが暴走したってことかな。

ただ、あの最後の話しぶりを見ると、ジャレットにはもともとサイコ的要素が入っていたとしか思えないなぁ。

罪の意識や悲しみを感じてる様子がなかったですもんね。

死に際に自分が殺したことをエリザベス達に話したのも告解の為ではなく、ケイトや本部に自分が2人を救ったことを伝えて欲しい・・という子供っぽい虚栄心からでした。

 

そして今度はペイジもって・・!

フィリップはもちろん言語道断!という反応でしたけど、怖いのがエリザベスが「もしかして、それもアリかも」的な発言をしてるところですね。

ペイジが何か意義のあるものに身を捧げたがってるというのは分かりますけど、人生を決めるのはまだまだ早すぎるわ~。

せめて大学生になって二十歳を過ぎるまではオプションという形で示しながらも、最終的には本人に判断を任せてあげて欲しい。

それに、そもそも「ソ連が掲げる大義」はアメリカで生まれ育ち、アメリカの教育を受けてきたペイジにとって素直に頷けるものなの??そこが一番のポイントじゃないのかな。

今既に親の言う事を聞かない娘に、エリザベスがいくら彼女の信じる大義を説いたところで入って行かないでしょ。

かといって、ジャレッドをリクルートしたケイトのような工作員に秘密裡にペイジに接触されるのはもっと恐ろしいし、うーん、ここはジェニングス家の大ピンチですね。

 

ちなみにKBG側は子供達の適性調査的なものはしてるんですかね?

全く素質のない子供はやっぱり無理でしょうしね。

例えば、弟君のヘンリーはめっちゃ天然で可愛いけど、あんまり素質があるようにはみえないしなぁ・・。(他人の家にゲームしに忍び込んで寝ちゃうし。脇が甘すぎ。)

 

シーズン3はどうなる?

当然、ペイジに自分達の正体を話して、彼女の決断を迫るような展開になっていくんでしょうね。

その際、夫婦に亀裂が入らなければいいんですが・・。

フィリップにとってはさらなる試練となりそうな今後ですが、どこまで家族の長としてその責任を全うしながら最善の道を選べるのか・・。

私だったら確実に全てを放り出してどっかに逃亡してますけど、それじゃ愛するエリザベスが付いてこないしね。

気の毒ながら男の哀愁が漂いまくりのフィリップを今後も温かく見守っていきたいと思います!