アニスの今日の海外ドラマ

海外ドラマ20年、国際結婚10年の働く40女です。今日も勝手なネタバレ感想をブツクサ書いてます。

「マインド・ハンター」7話、8話、9話、10(最終)話の感想(ネタバレ)

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「マインド・ハンター」7話以降を一気見しちゃったので、最終回までまとめて感想書きます。

色々解釈の仕方がありそうで、正直自信がないのですが、こればかりは自分で感じた事を書くしかないので、見当違いだったらご容赦ください。

 

率直に言うと前半の方が面白かったかな。

ホールデンの思い付きから始まった、暴力犯罪者に聞き込みをするという突拍子もない研究がその重要性を認められ、同時に少しずつ成果を出していくんですが、

新しい概念を確立する過程と斬新なテーマが面白かったですね。

でも7話以降は、ホールデンとビルの精神的苦痛が無視できないレベルになってきて、色んな問題点も浮き彫りになってきました。

既にビルはギブアップ状態。

ホールデン自身も自覚があるのかないのやら・・、突き進みながらも少しずつ歪みの影響が出始めてきました。

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7話はビルが爆発する話

足と靴フェチ男があまりに狂気に満ちていて理解不能なので、ビルが我慢の限界点に達してしまいました。

家庭では心を開こうとしない息子の問題に夫婦は頭を悩ませ、妻の話といえばそのことばかり。

ビルにとっては家庭は苦痛に満ちた場所になっています。

そんな折、この息子がビルの棚から殺人現場の写真をこっそり持ち出して見てしまいます。

このビル爆発のシーン、見ていて本当に心が痛かったです。

あんな写真を息子に見られてしまったというショック!

トラウマから守りたい一心でこれまで頑張ってきたのに、追い打ちをかけるような出来事を自ら招いてしまった後悔!

子供は見たものは記憶から削除できないし、その衝撃が心に与える影響は計り知れませんからね。

もともとビルは自分の感情を表現し上手に吐き出す、というのが苦手なようで、妻に対して話をするよりも、自分だけの時間を過ごすことで心のバランスを取るタイプのようですしね。

彼からしたら一向に動揺しないホールデンが怪物みたいに感じるのでしょう。

 

一方のホールデンは相変わらずで、クレイジーな足フェチに対しても、徹底して独自のやり方で欲しい情報を得ようと聞き込みを続けます。

ただ、そんな彼にも少しずつ心に負担がかかっているシーンが最後ありましたね。

恋人のデビーがハイヒールにパンストというセクシーな衣装で迫ってきた時に、仕事の闇に一瞬取り込まれ、「こんなの君らしくない」と言い放ってしまいました。

そりゃ、ひどいわ~。ホールデン君。

言い方ってものがあるでしょうに。

当然その後は、デビーとの間にも少しずつギクシャクしたものが・・。

 

8話は足をくすぐる校長の話と4人目の新メンバー

この校長のことを視聴者はどう捉えればいいんでしょうね。

確かに話だけ聞くと気色悪い。

特に子供にお金をあげるというのは、学校教師としての一線を越えてる気がするし・・。

でも、恐らくは校長として本当に仕事に邁進してる部分もあるだろうし、そんなおじさんのちょっとした「自己流の戯れ」が思わぬ結果を呼ぶことになってしまったのかなぁ・・という気もします。

ただ、問題になった時に、即座にその行為さえ止めればよかったのに、なぜそれができなかったのか・・。

人から言われて止めることが、「自分流儀」やキャリアを否定されたかのように感じたのかな。

 

解任までさせなくても、その後犯罪を犯す確率は少なかったかも・・。

ホールデンの焦りと過信があんな結果になってしまったのかな・。

でも、それは最後まで誰にもわからないことだけど。

 

4人目の新メンバーは敬虔なカトリック信者ってところが引っかかりますね。

最終的には融通が効かない部分がでてくるでしょうし、ホールデンほどの自由な視点というのは保てないでしょうし。

でも捜査官としては飲み込み早いし賢そうですね。

 

9話はリチャード・スペック聞き込みにおけるホールデンの勇み足

有名な大量殺人犯のリチャード・スペックですけど、私たちが想像する一般的な暴力犯の姿ですよね。

一人目のエド・ケンパーみたいなタイプと比べると短絡的で無計画、態度も話しぶりも乱暴で協力的とは言えません。

そんなスペックからどうにか真実を聞き出そうと、ホールデンは相手の土俵に立って会話をする方法を取るのですが、これが後になって大きな問題になってしまいます。

ホールデンて、ある意味、閃き型の若き天才ですよね。

直感的に何が相手の心を開かせるのかを理解できるみたいで、それを器用にやってのけます。

ところが、この会話の内容がウェンデイや所長の耳に入って大変なことに・・。

事の重大さがぴんと来ていないホールデンはやっぱり思い上がってしまっているのか・・。

 

10話は少女殺害犯を捕まえる話とホールデンの危機

ホールデン君、やっぱり調子に乗ってますね~。

レイプ殺人の男を事情聴取で落とした場面はよかったものの、その後バーで調子に乗って話しまくってしまったのはいけなかった・・。

新聞に載ってこの研究のことが世に知られることになってしまったし、リチャード・スペック聞き込み方法については査察が入ることに。

自信を深めるホールデンとは裏腹に、周りに立ちはだかる無理解な人々の壁・・

行き詰ったホールデンは自殺を図ったエド・ケンパーを病室に訪れることにしました。

 

ラストの解釈は・・?

エドって不思議な男ですよね。

自分を客観的に分析しているし、同時に罪悪感さえ抱いているように思えます。

まぁ自首したくらいなので、罪の意識はあるのでしょう。

彼の人生で本当に自分に興味を持って接してくれた人間がホールデンだけだったようで、彼には特別な感情を抱いているようです。

ただ、そこはサイコパス。

その愛着の裏面には殺しの衝動が隠れているようで、ホールデンに近寄っていく部分では抱きしめたいのか、殺したいのか・・、

恐らくは両方なんでしょうが、最後はよく理解できませんでした。

 

生まれて初めて「殺される」という恐怖を感じたホールデンは逃げ出しますが、パニックに陥り過呼吸になったのか、息ができずに倒れ込みます。

この辺り、どう解釈すればいいのかわかりませんでした。

そもそもエドはなぜ自殺を図ったの・・?

本当に殺す気があったの?

 

ホールデンの過呼吸に関しては、最近の四面楚歌の状況から来るストレスと、鬱鬱とした闇の世界に接する負担で既に悲鳴を上げていた彼のメンタルが、殺される恐怖で一気にヒューズが飛んじゃったように感じましたけど、どうなんでしょ。

これまで卓上の理論としてゲーム感覚で扱っていた題材の本当の恐ろしさを体感したことで、改めてショックを受けたとも取れますね。

 

思い上がったホールデンに今回のことが今後はどう作用していくのか・・。

シーズン2まで待たないとわからないのかなぁ・・。

 

カンザスのサイコパス

どうやら犯罪を犯してしまったようですね・・。

恐ろしい絵を燃やしていましたが、自分で被害者を描いたってことでしょうか・・。

結局、シーズン1ではホールデンまで繫がらなかったですね。

未然に防ぐどころか全然遠かった・・。

これ、シーズン2でも犯行を繰り返す様子が差し込まれるんでしょうかね・・。

見てる側からすると、嫌なシークエンスですけど、まさにシリアルキラーの恐怖を体感する仕組みになってますね。

それにしても、今では当たり前の「シリアルキラー」ていう専門用語ができる過程なんて、見ていて興味深かったですね。

このドラマがどこまで真実に基づいているのか知りたくなりました。

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シーズン2へ~

と言う訳で今回は10話でお終い~。

シーズン2が気になる~!

ホールデンがこのままの自己流を貫くのか、他人の意見を取り入れる謙虚さを取り戻すのか・・。

 

あ、そういえばデビーとも別れることになってましたね。

そもそもなんで付き合ってるのか不思議なカップルなので、まぁ始めのトキメキがなくなったらこんなもんでしょう。

シーズン2では別の女性が恋人枠で出てくるのかな?

 

ホールデン、本当に不思議君でしたけど、捉えどころのない魅力はあったと思います。

私としてはあのまま直感重視で自分を貫いて欲しい気もします。

周囲の非難を問答無用で抑え込むくらいに、これからも重大事件を次々解決して行って欲しいですね。

調子に乗ってる部分を修正して、彼らの本当の恐ろしさを軽視せずに謙虚な気持ちで事件を扱っていけば、あっという間に一流のプロファイラーでしょう。

未知数の可能性を秘めたホールデンに期待してます!