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「ザ・ウィドウ ~真実を求めて~」最終8話まで見たA感想(ネタバレ)

「ザ・ウィドウ」を最終8話まで見たアニスのネタバレ感想です。

はぁ見ごたえありましたね~!  

 

率直に言ってすごく面白かったですよ!

脚本も秀逸!隠しておいた情報を新たに提示しながら物語を進行させるスタイルがたまらない。

周到に用意された「実は・・!」「実は・・!」のオンパレードで飽きさせませんでした。

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あれで、なんで口コミの点数がよくないのかしら・・。 やっぱりエンディングなのかな・・。

皆、ジョージアが求めていたような「愛する夫と感動の再会!そして再び明るい未来に向かって再出発!」を期待していたのでしょうか。

うーん、それはこの兄弟脚本家に関してはあり得ないというのは予測してましたよ。

何しろリアルで予断を許さない展開でピーンと張りつめた緊張感を持続さますからね。

「人生の暗部もしっかり描くからこそ、時に起こり得る奇跡が美しく見えるのさ!」という描き方。

 

今回も残念な結果に終わったシークエンスが多くあった一方で、最後はジョージアが新たな家族を得て一歩を踏み出しました。

すごくバランスが取れていたと思うし、なによりキャラ一人一人の胸を締め付けられるような深い描写が素晴らしかった!

 

実は・・実は・・

例えば、なぜジョージアがふてぶてしくて可愛げがない女性だったかというと、実は軍人の出で、しかも上官だったんですよね。

空港でスーツケース盗まれても動じないって普通じゃないと思ってましたけど、なるほどね~。

一人で夫探しにアフリカに出向くのも普通素人には考えられないしなぁ。

 

それから、私、この前の感想で「美人妻の旦那が行方不明になっても、そんなに気にならない・・」なんて書いちゃってましたけど、その背景固めもしっかり用意されてましたね。

実は、3か月の赤ちゃんを突然死で失うという耐えがたい試練を互いに支えながら乗り越えてきた夫婦だったのです。

だからこそジョージアのとっては、何が何でも失えない唯一の家族だったということで、彼女の鬼気迫る捜索に懸ける想いが多少は理解できる仕組みになっていました。

 

悪役のジュディスが興味深かった

コンゴの僻地でボランティア活動を続ける「いい人」なはずの彼女が、ある出来事をきっかけに他人に対する信頼を失い悪事に手を染めていく・・。

そんなエピソードにも説得力があって面白かったです。

ジュディスを騙して金を奪う中年女性を演じた女優さんも上手いわ~。

介護という大変な仕事をしながらも少しずつ鬱屈した怒りを溜め込み、いつか本来の自分に見合う対価を奪ってやるという黒い野望を抱いていたんですよね。

あぁ恐ろしい・・!でも、いそう・・という絶妙な人物描写には恐れ入るものがあります・・。

 

ジュディスもレズである自分を解放させてくれた張本人に裏切られたことで、全ての信頼を打ち砕かれた形でしたからね。

人間不信になっちゃうよね。

最後、悪人になりきったジュディスは半殺し状態の目に遭いながらも意地でジョージアに合ったり、少佐の家でくだを巻いたりしてましたね。

あれでもジョージアは助けようとしていたのかな・・。

ウィルはしっかり殺そうとしてましたけどね。

最後、はぁはぁ言いながら、顔が青黒くむくんで怖かったわ。(あれは絶対安静でしょ~) それにしてもコンゴ、警察手荒いわ・・。

 

それからジュディスのもう一人の仕事仲間の俳優さんも、他の英ドラマでは癖のある役をやってる人なので「奴も裏があるに違いない!」と睨んでたんですけどね。

これは違ってました。

 

夫ウィルはそんなものよね・・

旦那が他の女と幸せに暮らして赤ちゃんまでいましたからね。

あれはジョージアにとっては死ぬほど辛い・・。

 

でもリアリティを考えたら妥当じゃないでしょうかね。

大の大人が誘拐されても3年も監禁されてるなんて考えられないし(CIA諜報部員なら分かるけど、何の情報もない素人なんて監禁しておく意味もないし大変だわ。)、かといって一人で隠れて生きるにしたっていつまでも修道僧のような生活もしていられないでしょうしね。

 

そんなウィルは散々な描かれ方でしたけど(最後裁判所で合ったマーティンに「ゴキブリ」とまで言われてた!) 実際のところ、彼らのように小さな子供を亡くした夫婦は離婚してしまう確率が非常に高いというのをどこかで読んだことがあります。

互いに悲しんでる姿を見ることで思い出してしまうらしいのです。

 

実際ウィルの場合はジョージアが鬱状態に陥り2年も回復できないままだったわけで、そんな彼女を見続けるのも相当辛かったはず。

別の女性と新生活を始めることの方が楽だったというのも頷けますよね。

あれだけ体を張ってウィルを探し出したジョージアにとってはなんとも残酷な現実でしたけど、説得力のあるラストだったと思います。

 

アリエルは・・

ちょっとー!あの最期はアリなの!? あれはあまりに酷い!!!

でも、あんな無情とも言える脚本を書くところが、このウィリアムズ兄弟の成せる業なのよね・・。

これまでの行いを悔い、最後に勇気ある決断をしたアリエルがあんな結果に終わったことには胸をえぐられますが、だからこそ彼が最後に出会った女性に送ったあの一枚の絵画が美しく見えるんですよね。

やっぱり、常に影が光を際立たせるという発想なんだな。

 

ピーター・ベローが謎

何が謎ってウィルに対してやけに甲斐甲斐しかった部分でしょうね。

鉱山を横取りする為に、少年少女兵を結成し、兵士達を惨殺させるなんて人間のクズでしょ。しかも少年少女達を誘拐する時には村人も皆殺しですからね。

 

そんなクズなベローがなんでウィルには優しかったの? 長期間危険を冒して鉱山の事務所に匿い、苦労してまでルワンダへの脱出を手伝うなんでね。

そのくせ、その元女房が現れると即効殺そうとしてましたしね。

どういう人間なのよ?? ウィルもベローが死んだと聞いた時には全然悲しんでる様子なかったし、彼らもどういう関係なの?

 

ジョージアの未来は・・!

最後のエピソードで犬を探す男が現れた時には「え?この人が新しいパートナー候補?」と思いましたけど、これが見事なフェイントでした。 よかったわ。あの人顔つき変だったし・・。

 

そして、可愛いアディジャちゃんがイギリスに!! よかった~!!! ずっと養子になりそうで、なかなかそんな話が出ないから心配してましたけど、最後はこれだけは叶えてくれました! 子犬のような顔に、カクカクっとなってるおでこが可愛いのよね。

 

それに、母娘の新天地があの荒野でなくてホッとしましたよ。 あの辺はあの変な男がウロウロしてるし、小屋はボロイし、危ないそうでしたもんね。

アディジャちゃんがいれば、ジョージアの未来も明るそうです。

 

ウィルも司法取引で自由の身になりそうだったし、赤ちゃんと一緒に過ごせそうでしたよね。 (まぁゴキブリウィルに関しては気にしてる人は多くないかもだけど・・)

 

という訳で、なかなか大人のドラマでしたよね。

特に中高年層にはたまらない深い人間描写が絶妙でしたね。あれ、地味過ぎて若い人にはピンと来ないのかな・・。でも私はハマりましたよ。

今後もウィリアムズ兄弟には注目していきたいです!

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