アニスの今日の海外ドラマ

海外ドラマ20年、国際結婚10年の働く40女です。今日も勝手なネタバレ感想をブツクサ書いてます。

アマゾン「ジャック・ライアン」あれれ、終盤が・・。最終8話まで見た感想(ネタバレ)

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あれま、3話までがかなり面白かったので、これは凄いことになりそうだわ~と期待しちゃったんですけどね・・。ハードル上げ過ぎちゃったかな。

やっぱりドラマは映画ほど予算がないというのを、こうしたアクションだと余計感じちゃいますね。

正直なところ、最後は大いに盛り上がって震え上がらせてくれるものかと思ってましたけどね・・。案外サクッと終わっちゃった。

キャストの雰囲気はいいし、品よくクールに作られてるんですけどね・・。さっぱりし過ぎちゃって物足りなかったかな。

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結局大した掘り下げはなかったスレイマン

パリのサン・ドニ地区の貧しい環境で育ちながらも勉学に励み、まじめに就職活動をしていたにも関らず、理不尽な人種差別でまともな仕事につけず、挙句の果てには弟の身代わりに無実の罪で服役・・。

この辺の説明までは良かったんですけど、その後なぜ宗教にのめり込み、ハニンとの結婚生活の中でどのように過激派へと変わっていったのかの説明がなかったですね。

弟への愛情があってこそスレイマンには深みを感じましたけど、弟が死んでからはつまらなかったなぁ。

自分もリスクを冒すとかなんとか律儀なこと言いながら、イイ感じの指導者ぶりを醸し出してる割にはもう一つ魅力を感じなかったし、うーん、薄かった。

 

主役のジャック・ライアンは・・

皆さんはどうでしたか?

文句のつけようのないナイスガイで、好感持てましたね。

そして最終的には信念を突き通した頑固者ですけど、その割には少しだけ軽いのかなぁという気もしました。

過去にあれほどの事故にあい、重い十字架を背負って生きる男の割にはその苦渋が滲んでこないというか、まっすぐ過ぎるというか・・。

失礼ながら、彼の顔つき自体が若干ユーモラスというのもマイナスなんでしょうかね。

親近感や抜け感があっていいんですけど、ハリソンフォードのような凄みを感じる瞬間がまだないですよね。

それを考えると「ホームランド」のクレア・デインズって凄いなぁ。

クライマックスの駅での決着シーンも彼女ならもっと緊迫感あるシークエンスにできそうでしたよね。

うーん、なんだろ。何かがほんの少し足りないのかな。

 

ちょっと都合の良すぎたシナリオ

全体的に出来過ぎてましたかね・・。

「あ~、ダメか~!」という場面も結局は上手いこと行って勝利のパターンだったし、ライアン絡みの大事な場面で「そんな~・・・」とやりきれなくなる敗北パターンはほぼゼロでした。

3話までの感想でも書きましたけど、1話の最後に弟君が助かり、2話でテロ化した弟が助けてくれた家族を殺さなかった時点でこのドラマのスタンスが分かってしまいましたよね。

「あぁ、よかった~。これなら私でも見れるわ。」とホッとする一方で、そこの手の打ちを明かしちゃった時点で、それ以降はもう怖くないんですよね。

前半はそれでも、パリのアジトが爆発したり、女性指揮官が撃たれて死んだりと悔しい場面もありましたけど、後半は割と安心しちゃって見れましたね。

病院でのテロなんて、全然怖くなかったし。

でもまぁ、そういうドラマってことで安心して楽しめるのもいいかな。

 

最終話の描写が中途半端

なんだか終盤は「そんな訳あるか」的なご都合主義が増えて来てましたね。

例えば恋人キャシーが大統領担当医師になってるし(ん?研究員だったのでは?)、当然テロリストが襲おうとしてる病院に彼女もいるし、テロリストの一人とエレベーターで一緒になるし・・。

そのくせ、大統領を襲おうとして流した核物質が結局どこまで分散したのか、大統領は被ばくせず逃げ切れたのか・・、という大事な部分の描写がどうも曖昧だったわ。

せっかくなら、ギリギリ核物質から逃れた大統領が屋上に逃げるも、今度はテロリストに銃で狙われ、SP達の犠牲もありながらなんとかヘリで脱出!みたいなド派手なシーンを期待してましたけど、廊下を走って逃げてる感じがチラッと映っただけで肩透かし。(経費削減?)

大体、大統領役の俳優さん間違えてるわ。軽い、軽い。

 

駅でライアンがスレイマンを追いかけるシーンも迫力がイマイチでした。

ライアンが肩を撃たれたところも一瞬分かりにくかったし、何のヒネリもなくスレイマンをひたすら追いかけ、最後は銃が命中して終わり・・と呆気なかった。

お決まりパターンで2人の挌闘アクションも欲しかったな。

あ、でもライアンは腰が痛いし、肩も撃たれてるし、そこまで求めたら気の毒か・・。(「24」の方のジャックは毎回ボロボロになるまで戦うのが定番だったけど、こっちのジャックは分析官だしね・・)

代わりに凄みのある直接対話があってもよかったのかな・・。1話での初対面のシーンが面白かったので、ここでも直に絡んで欲しかった。

でも「銃を構えたら恐れず撃て!」というパリでの師匠のお叱りが伏線として効いてたので、その部分は良かったですね。

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それから話が戻るんですけど、他の部分の感想も・・。

 

歯が怖い!母子の追っ手!

あのスレイマンの手下でハニンと娘たちを追っていた男が異常に怖かったわ~。

もうね、あの男の何が怖いって、銃を持ってることよりあの汚い歯でしょう!

よくあんだけお歯黒にしたもんだわ~。

あの歯を見せられたら奴にレイプされるどころか、触られるのも身の毛がよだつ!

おまけに板に穴を開けただけの究極の簡易トイレでハンニに頭を殴られ、ウンコまみれになるくだりはさらに壮絶・・!

(頭から血を流してる状態であんなとこに落ちたら、狂犬病か何かの感染症にかかって死ぬでしょ。)

もしあのままウンコまみれで追いかけられたら、ゾンビ以上にグロ過ぎて耐えられなかったわ・・。(一応洗ってくれたみたいだったけど・・)

そんな汚い彼も最期はグリーアの一発で敢え無く退場でした。

 

あの彼も良かったけどね

遠隔操作でドローン攻撃をする彼ですけど、腕は良さそうなのに肝心のお歯黒男の時は外しちゃったんですかね・・。

罪悪感に耐えられずにカジノでヤケクソに賭けまくるも、逆にツキまくって一攫千金を得ることに。(美女までついてきた!)

でもシリアまで出向いて、人違いで殺してしまった男の家族に会うシーンは感動的でした!あのお父さんがたまらないわ~。

急に卵を売りつけてきた息子君も可愛いかったし・・。

ちゃんとお金盗まれないようにしまってね。それだけが心配だわ。

 

あの彼は最後にライアン達とのクロスオーバー的出演がまだあるのかと思ってましたけど、結局あれでお終いでしたね。

でも、あれで十分か・・。

 

意外に鈍いキャシー

キャシーが会議でジャックと偶然会うシーンも出来過ぎでしたね。

しかも彼がCIAだと知って怒ってましたけど、そこ怒るところかなぁ・・。

1話の登場のシーンではクールな女を匂わしてましたけど意外に野暮ったいなぁと。

守秘義務があるから仕方なかったって何度も言ってるのにね。

大体、脇腹に刺し傷があって血が滲んでて、背中にあれだけの傷跡がある男って普通いませんからね。少しは察して。

そこをスルーしてセックスに及んでるほうが鈍すぎだわ。

でも日を改めて話し合って、結局ライアンとまたイイ感じになってましたね。(態度変わるの早!)

 

シーズン2はロシアが舞台?

さてさて、今回はフランスでのロケが多かった感じでしたけど、次回はロシアってことでしょうか。

今後はシーズンごとにグリーアとコンビ状態で世界を飛び回りのかな?

のっぽのライアンとぽんぽこ腹のグリーア師匠は相性もよさそうだし、どちらも知性派なのにアクションもこなせるマルチタレントですからね。

もう少しダークなテイストも入れて、ヒネリのある脚本にしてもらえたらシーズン2以降もかなり期待できそうです。

 

アマゾンオリジナルの代表作になり得るか!

というお題目ですけど、ネットフリックスの「ハウス・オブ・カード」や「ストレンジャー・シングス」、Huluの「ハンドメイズ・テイル」などには及ばないけど、他にアマゾンオリジナルの目玉作品も今のところ特にないので(「ボッシュ」や「トランスペアレント」よりは人気出そうだし面白かった)当面はなるかもね・・って感じでしょうか・・。

なんだか最初やけに興奮して記事書いてしまい勝手にハードル上げ過ぎたせいか、最後は文句ばかり言ってしまいました。

いえ、でも普通に見たら相当面白いドラマだし、また来年以降もシリーズが続くと思うとワクワクしますね。

楽しみなドラマがまた一つ増えました!