アニスの今日の海外ドラマ

海外ドラマ25年、国際結婚15年のワーキングマザーです。Netflix、Hulu、アマゾンを中心に感想・考察書いてます。

「BELOW THE SURFACE 深層の8日間」意外な衝撃事実が悲しい!!最終8話まで見た感想(ネタバレ)

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スーパードラマTVで見てきた「BELOW THE SURFACE 深層の8日間」のアニスのネタバレ感想です。

なるほど~・・・。

最後は重い感じで終わりましたけど、サスペンスとして一貫したストーリーがよく出来てましたね。

フィリップが囚われ、ここまで苦しんできた背景には隠蔽せざるを得ない本当のトラウマが隠されていたなんて・・。

あれは確かに苦しいし、彼女のルイーセにも話せないだろうしね。

 

自身が直接受けた身体的苦痛や恐怖の他にもまた別の重荷を背負っていたとは。

あれほどの過酷な状況で支え合い、共に苦しみぬいた仲間を置き去りにし、最終的に助けられなかった(と聞かされていた)フィリップがどれだけの罪悪感を背負ってきたかは想像するに余りありますね。

うーん、なるほど~・・。

悲しいなぁ・・。

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悪者が誰もいない誘拐ドラマ

中東のあの場所で誘拐・監禁されていたのはフィリップだけでなく、その以前からマークとジムというデンマーク兵が同じように身代金目的で監禁されていました。

特にジムは襲撃の際に負った足の傷で瀕死状態・・。

フィリップが身代金と交換に解放されてからしばらく後、マークは自力で脱出。

取り残されたジムを助け出したい一心でマークが考えたのが、このデンマーク市内での地下鉄を襲った誘拐事件だった訳ですよね。

どこかで傭兵二人を雇って計画を実行したのでしょう・・。

政府はあてに出来ないし、彼らに対しての怒りもあるに違いないマークの取った究極の選択でした。

でも政府としてもテロリストと交渉して身代金を払ったら、世界中の紛争地帯にいるデンマーク兵の身が危なくなる・・という苦しい事情もあった。

たまたまフィリップの父が裕福だったから彼は解放されましたけど、これも自己資産使ってますしね・・。

 

いまだ苦痛に耐えながら囚われの身でいる戦友を助けるため、自分を犠牲にしてまで暴挙に出たマーク。

弟を助ける為に協力した兄。(ナヤと寝てまで頑張った!)

部下たちを置き去りにしたという過去の罪を償おうと、身代金の受け取り役を申し出た部隊の隊長。

そして、上官から嘘を聞かされ、成すすべもなく前を向いて歩いてくるしかなかったフィリップ。

誰も悪い人いないのに(あ、中東の誘拐犯はもちろん悪いけど)、最終的には肝心のジムを助け出すことができなかった・・・

悔しい・・!あと一日だったのに~~~!!!!

 

という、暗く悲しくやりきれない結末も北欧ドラマ特有な感じ・・。

これ、アメリカのドラマだったらきっとジムは生きて解放され、兄と再会できてますよね。

 

人質の人たちも大人しくしていれば・・

そう言ったところで後の祭りですけど、特にあの空手師匠の庶民派ヴィン・ディーゼルなんて本当にもったいない死に方でしたよね。

もう少し状況を見ていたってよかったでしょうに。

若いお姉ちゃんに言われてましたけど、まさに自殺しようとしていたとしか見えない無謀さでした。(その弟子の彼はさらに無謀に突っ走ってたけど・・。)

せっかくの空手技能を生かせる瞬間まで待てばよかったのにね。

 

 

というか、結論から言えば、誰もバタバタしなければ恐らく身代金を受け取り後、彼らは全員解放されてましたよね。

そうして誰も被害者を出さなければ、犯人のマークだってその目的が判明した暁には情状酌量の余地もあったかもしれないのに・・。

はぁ、悲しい・・。

 

ちなみに、この庶民派ヴィン・ディーゼルの彼、

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ダール・サリムは、少し前にNetflixで「WARRIOR 孤独なファイター」という主演ドラマが始まりましたね。

意外にデンマークでは有名なのかな。

確かに存在感はあったなぁ・・。

まさか2話(だっけ?)で死んじゃうとは思わなかったわ。

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誘拐物としては緊張感がいま一つ・・

謎かけサスペンスとしては冒頭のフィリップの誘拐事件から、最後の衝撃事実まで本当によく出来ていて面白かったんですけど、肝心の誘拐事件がいま一つ弱かったですよね。

全体的に緊張感が足りなかったかも。

 

まず、人質が多すぎてなんだかよく分からない!!

あれ、逆効果でしたよね。

手法として一人一人の過去などを説明してその人物像を掘り下げたいなら、人質の数自体も5人とか6人とかにするべきでしたよね。

「その他大勢」の特に説明もされない皆さんが多すぎるし、食事も水を与えられ、基本的に大人しくしていれば危害は加えられない。

ということで、割と安心して見ちゃえましたからね。

一人一人に感情移入させたいなら、人数減らして常に彼らの怯えた顔がカメラに収まるようにしていれば、もう少し恐怖を感じさせることもできたのかな・・。

あと、あのヴィン・ディーゼルを殺しちゃったのが絶対失敗だった!

彼さえいればもっと面白く見れたのになぁ・・。

 

もちろん、人質の皆さんの過酷な状況も分かりますけど、時に楽しそうに話してたり、手品しちゃってたり、誕生日をお祝いしてたり・・。割と安心して見れちゃう感じでしたからね。

犯人側にももう少し狂気を感じさせるような動きや言動があればまた違ってきたのかなぁ・・。

そんな感じで、中盤が大分だらけましたよね。

途中の数話は要らなかったかもなぁ。

 

フィリップが意外に普通だった

フィリップも、小柄ながら物凄いストロングスタイルな男かと思いきや、結構早い段階で「俺はダメだ・・。君の支えが要る・・」なんてルイーセに弱音を吐いちゃうし案外普通でしたね。

(いえ、それもいいんですけど、なんとなく最後まで孤独な男を貫いて欲しかった気もするんで・・)

 

特にこれといった秘策を出すわけでもなく、有能な指揮官としての派手な見せ場もなく、普通にしっかり仕事をしていたって感じでしたね・・。

むしろルイーセやナヤおばさんが機転を利かせて結構頑張ったんじゃないですか?

さすが、北欧。女にも活躍の場があるのね~。

「とはいえ、ルイーセはさすがに若過ぎでしょ」って途中まで思ってたけど、意外な少女時代の辛い過去なんかもあったりして、最後は少し深みも出せました。

 

そして私が一番気になったのが、ナヤおばさんの見つけた監禁レイプされてるらしい少女たちのあの場所!!

あそこ一体どうなったの?!

私はメインの誘拐事件より余程あっちの事件の方が怖かったわ~!もう居ても立っても居られない!

人身売買とか色々絡んでそうでしたよね。

ナヤは現場取材に戻るって言ってましたけど、絶対すぐにあそこに戻ってね!

 

それから、1話で「よう、パートナー」とマークが言っていたのは、彼も奴から殴られていたからですけど、(アマットでしたっけ?)、ドローン攻撃自体がなかったってことはアマットの野郎ものうのうと生きてるってことですよね。

 

という訳で、全8話で見やすいといえば見やすかったし、最後は衝撃的展開でしっかり落としてくれましたけど、惜しい点がいくつもあったのがちょっと勿体ない感じでしたね。

ギリギリの緊張感で8話を描き切ったらかなり面白いドラマとして評価されそうでしたけど、その部分が微妙に残念だった北欧のサスペンスアクションでした!