アニスの今日の海外ドラマ

海外ドラマ20年、国際結婚10年の働く40女です。今日も勝手なネタバレ感想をブツクサ書いてます。

「ウエストワールド」シーズン2 第9話 狂気に侵されるウィリアム!!(ネタバレ解説&感想)

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あぁ、なんてこと!ウィリアム!!

そんな~・・。そんなことってあるかいな・・。

 

今回の9話ではクライマックスに向けて衝撃度がさらに高まって来るとは予測していましたが、想像以上に残酷な内容でショッキング!

疑心暗鬼になり、狂気に犯されつつあるウィリアムが自分の娘をホストと思い込み、取り返しのつかないことをしてしまった!

なんてこっちゃ・・。酷すぎる・・

 

ウエストワールド・・、無機質な世界観からさらにドラマ性を高めてきました!

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妻ジュリエットが自殺した理由は

夫の闇の本性については薄々気が付いていたものの、寝たふりをしている間に聞いた夫ウィリアム本人からの告解は想像以上にショッキングだったのでしょう。

さらには、データカードを見つけたことで、本当の夫の姿を目にしてしまったことが自殺の原因と思われます。

 

ちなみに、その画面には「分類47B(0.072%の希少な人格)被害妄想、偏執症」という、恐らくはデータ収集の際に分類分けした際のウィリアムの結果が記されていました。

0.072ってどんだけ珍しいんだろ。

ああいうサイコ的な人間て意外といそうだけどなぁ・・。

それでも現実の世界では一切の闇を隠し通し、世間にはチャリティもする実業家、家族へは優しい夫、父親としての己を貫いてきたのにね・・。頑張ったのになぁ・・。

 

ウィリアムは妻を愛していた?

「俺のシミ(本当の俺)に気が付いたのは君だけだ。」というセリフがあるように、ある部分では、自分の本当の姿を見極めた唯一の人間として特別な感情はあったかと思います。敬い、思いやるような感情でしょうか。

だからこそ、このリアル世界では彼女に対し常にいい夫であり続けたし、守ろうとしてきた。

だけど、やっぱり心の中ではドロレスとあの虚構の世界のことが忘れられないんですよね。

パーティで給仕する若い娘がドロレスに見えてきちゃうほど彼女を想い、あの世界で自分の本性を満たす快楽に憑りつかれてしまっている状態。

そんな自分を隠して表面上の家族を取り繕うことが罪だと知りながらも、どうにもできないんですよね。

シミが表面のものなら剥ぎ取れるけど、内から湧き出す自分本来の欲望はどうにもできない・・。

 

エミリーの本当の目的は!

ずっと怪しい動きをしていたエミリーですが、やはり企みがあったようです。

それは父親の不死事業を世間に暴露すること。

彼女は父親を心底憎み、その人間性を世間に公表することで母を殺された復讐を果たそうとしているようです。

ちなみにエミリーも、母が死ぬ前に彼女に遺したデータカード(オルゴールに隠した)を見て父親の正体を知ったのでしょう。

 

それにしても、このカードを手渡したフォードの罪は重いな・・・。

ウィリアムがフォードを憎む理由はそれかもしれませんね。妻を死に追いやり、今回のことも含めて、これが全ての発端だったわけだし・・。

 

ショック!まさかそこまで?!!

エミリーは本当の目的を知られず不死事業の詳細を得る為か、彼女は父親を騙そうと「私も乗る」と嘘をつくのですが、この言葉がウィリアムの疑いを強めてしまう結果になりました。

おかしい!!

本当の娘だったら、こんなことを言うはずがない!!

という思考から、→これはフォードが仕込んだゲームだ!これはホストだ!

と、早合点し怒りに吞まれたウィリアムは完全に自分を見失います。

そして娘を銃殺。

 

彼女がホストだということを確認するため腕を取った際、彼女の手にあのカードを発見したウィリアムは、自分が本当に娘を殺してしまったことを悟り愕然とします。

親として、これほどの悪夢があるでしょうか・・。見てるだけで戦慄するシーン・・。

 

その後、茫然としながら馬を走らせ、降り立った場所で自殺を図ろうとします。

娘を殺してしまった事実を受け入れるなら、もう選択肢はそれしかないのは想像に難くないのですが、この瞬間ウィリアムは思うのです。

「選択はどこから来る?俺に選択肢はあるのか?」「そもそも始めから本当に俺の選択だったのか・・?」と、自分の存在、自我そのものに疑問を投げかけます。

 

そして聞こえるジュリエットの声。「演じ続けたら自分を忘れられるわよ」

「これは現実?あなたは本物?」

ウィリアムは自分がホストである証拠を探すかのように、右腕をナイフで切りつけほじり続けるのでした・・。

怖いなぁ・・。

正気のままでは自分の犯した罪を抱えきれないと悟った瞬間、ウィリアムは狂気に身を任せることを選んだと考えていいのでしょうか。

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ドロレスとゴースト・ネーションズの衝突

当然予想されていましたが、谷を巡っての衝突が起きました!

本当の世界への扉が隠されていると信じるゴーストネーションズに対し、「ここは人間が不死を手にする為のデータが保存される場所」と真実を語るドロレス。

彼女はこのデータを入手することで、外の世界を制覇することが可能だと考えているようです。

何をどう利用するかは想像の域を出ませんが、まぁこれまでパークを訪れてきた金持ち達には経済界を牛耳る要人から、権力を握る政治家まで色々いそうですので、その彼らの本質を全て記録したデータには相当利用価値がありそうですよね。

 

残忍なガンマンと化したテディは次々ゴーストネーションズを殺していきましたが、最後のアキチタ子分1号のインディアンを殺すことができず・・。

テディの中で何かが起こったようです・・。

 

永遠の恋人テディがぁ~!!!

「君は俺を変えてしまった。彼ら(人間)のようになってまで生き残る意味がどこにある?」と、自ら死ぬことを選んだテディ・・。

彼が最後に語るドロレスへの想いが感動的でしたね。

「初めて見た時から愛してた・・」と、自分がこの世に創り出された日からの記憶を思い出したテディ。いい顔だったなぁ・・。やっぱイケメンだわ。

 

それにしても、本当の自分を失ってまで生きる意味がない・・なんて人間でも己を見失ったことに気が付かない人が多い中、ホストなのに崇高な倫理観を持って自殺を選ぶなんてテディはすごいな。

こんなテディだからこそ愛したはずのドロレスが(っていうか、設定がそうだったからなんだけど)、なぜそのことに気が付かなかったのか・・。(やっぱホストだから?)

愛しい人の死を目の当たりにし、あまりの衝撃に動きが完全にロボットになったドロレスですけど、きっと泣き叫んだ後にはさらに強くなって究極の目的を達成しようとするんでしょうね。

これ以上鬼と化してどこへ行くんだろ。

 

やはり谷はデータ保存の場所だった!

「揺りかご」がホストのデータ管理の場所だったのに対し、ゲスト達の心をコピーし保存しておくための場所が谷だったようです。

その名も「鍛冶場」!(なんで?っていうか「揺りかご」も意味不明だけど・・)

 

メイヴはフォードのお気に入りだった!

これまでフォードがメイヴのことをどう捉えているのかが不明でしたが、今回のエピソードではそこが明らかになりました。

まず、メイヴが手に入れた「管理者権限」のコードをクレメンタインにコピーし、それが上手く機能することを確かめるとヘイルはメイヴを処理するよう命じます。

それをバーナードを使ってなんとか阻止しようとするフォード。

彼を通じてメイヴに語り掛けられたようでした。

 

メイヴに関しては、フォードの予想を超える成長ぶりで想定外の行動がありはしたものの、実は一番のお気に入りだったそうです。

むしろ、その驚くべき成長を密かに喜んでいた様子。

さらに、

「パーク外へ逃がすシナリオだったのを、君は自分の子供を助ける為に残り、犠牲になった。私も同じことをした。」と、自分の子である彼女らのために自らを犠牲にしたこと明かします。

そして「本当に必要なのは、ただ扉を開けることだった」と言い、彼女たちの可能性に託す形で最後のメッセージを語り終え、メイブにキスをすると、その姿を消すのでした・・。

 

バーナードはフォードを締め出した?!

そして、その「扉を開ける」という作業をバーナードを使ってしようとしているフォードは彼に語り掛けます。

「人間(エルシー)を信用するな。殺せ。」と。

ところが、バーナードは「自分はもう操られない!自分自身の方法で生き残る!」「暴力の源はお前だ!」と自分自身からフォードを決意し、追い出すことに成功。

さらに、エルシーの身を案じて自分ひとりで谷に向かうことにするのでした。

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うーん、あんなんでフォードを完全に追い出すことができたのかな・・?

さらにフォードのバックアップが至る所にいそうだけど・・。

 

それにしても、ようやく本当の意味で自分のミッションと目的に目覚めたバーナードが頼もしい!

「それが果たされた後は自分はどうなってもいい」みたいなことをエルシーに言ってましたけど、本当かな?

実際のところ、谷が湖に覆われた後(現在の時間軸)のバーナードは依然としてぽわ~んとしてますけどね。

ヘイル達に囚われながら、何を考えているのか・・?(そういえば記憶なくしちゃったんでしたっけ?)

 

ウィリアムとフォードの間の協定

パーク運営と不死事業に関して、この二人の間でどういう線引きをしているのかは前から気になってましたけど、これも今回明らかになりました。

ウィリアムがホスト達のシナリオに口を出さないことを条件に、フォードも不死事業には口を出さない、という約束だったようです。

 

ところがフォードは「それを破ったのは君だろ」と言うのです。

さらにはウィリアムは「何のことだ?」と分かっていない様子。

これに関してですけど、シーズン1を思い返せば、フォードにシナリオの変更を迫り、色々圧力をかけて来ていたのはヘイルやテレサでしたっけ?

ウィリアムに相談せずに勝手に動いていたのかな?

 

このせいで、フォードがホストの反乱まで追い詰められたのだとしたら、やっぱり一番悪いのはヘイルを代表するデロス社の役員たちってことになるのかな・・。

っていうか、ヘイルは完全なる悪役ですからね。性格も憎たらしいし、最後には裁きが下りそうだな・・。

 

という訳で、今回はエド・ハリスが迫真の演技で魅せるあまりに悲しすぎるエピソードでした。

少し前に彼は主演男優でエミー賞にノミネートされましたが、やっぱり見せ場がここで来ましたね。

最終話も引き続きウィリアムの悲しい物語が続くのか・・。

 

ちなみにドロレス役エヴァン・レイチェル・ウッド、メイヴ役タンディ・ニュートン、バーナード役ジェフリー・ライトもノミネートされてますよ!

ぎっしり実力派揃いのキャストで最終回はどんなふうにそれぞれが見せ場を作っていくのでしょうか?!

心して見たいと思います!

この9話の後の妄想考察はこちらです↓