アニスの今日の海外ドラマ

海外ドラマ25年、国際結婚15年のワーキングマザーです。Netflix、Hulu、アマゾンを中心に感想・考察書いてます。

「戦争と平和」ジェームズ・ノートンが美しい壮大なイギリスの大河ドラマ!最終8話まで見た感想

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*ネタバレなしのアニスの感想です。

このドラマ、いつNetflixに追加されてたんだろ。

ふと発見して、週末に一気見でした。

いや~、これぞ大河ドラマですよ!!

この安定感と満足感!間違いないです!!

 

言わずと知れたトルストイの「戦争と平和」を2016年に英BBCテレビがドラマ化したものですが、今回はかなり小説に忠実に再現されているようです。(全8話ですが、元々全6話だったのを2年前にNHKが放送する時に8話に編集したそう。)

 

私が知ってるのはオードリー・ヘプバーンの同名映画ですけど、こちらはハリウッド的な甘ったるい恋愛に味付けされていたそうで評価もあまり高くなかったらしいです。

私自身は原作を読んだこともないのですが、今回見たドラマを簡単にまとめると

「戦争の時代に翻弄されながら、自身のアイデンティティと生きる目的を見出していくロシアの若者達を、恋愛を中心に描いた壮大な物語」

って感じでしょうか。

今回はBBC製作ですから、予算もたっぷり!?

史実に忠実に再現された戦争シーンもドラマと思えないほど迫力満点だし、イギリスの実力派若手俳優陣は揃って見事な共演を見せてくれます!

この役にこの人ありき!的な完璧な配役になってると思います!

 

ただ、イギリス人俳優が(アメリカ人俳優も)がロシア人達を演じてますので、基本的に全員英語。

それになぜかフランス軍率いるナポレオンも英語で話してたりするので、よく考えるとかなり変ですけどね。

少なくともフランス人はフランス語で通した方が分かりやすかった気もしますけど。(イギリス人どんだけ字幕読むのが嫌いなんだろ・・。)

そのくせ、当時ロシアの上流階級は教養としてフランス語をたしなむ習慣があったらしく、会話の中にフランス語が混ざっていたりするので「どっちなのよ?!」と突っ込みたくなります。

 

登場人物とキャスト

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主役のピエール。トルストイ自身を投影したとも言われているらしい。

没落する貴族社会とそこにどっぷり放蕩する自分に嫌気がさし、少しずつ社会へ貢献できる道を探していく。

演じるのは、NY出身で若い時から高い評価を得ているポール・ダノ。

原作では太った人物らしいのですが、このピエールは体型的には普通ですね。それで正解だった気がします。ただでさえ冴えないので・・。

 

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金銭面に難ありの貴族の娘ナターシャ。明るく性格もいい。

美しい上にこの煌めきはなに?!!

ディズニー映画「シンデレラ」に抜擢されたのも納得の美貌と天真爛漫さ!

びっくりするのが、原作だと12歳らしいんですよね、ナターシャ。

ただ物語の中でも10年くらい時が流れるので、最後はぴったりくる感じです。

 

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27歳の青年士官アンドレイ。

劇中「自分はナターシャには年を取り過ぎている」って言ってたのはこの年の差だったのね。

「マクマフィア」で好きになったジェームズ・ノートンが誠実な美青年を演じています。

ジェームズ・ノートンがイイ男かどうかは意見の分かれるところだとは思いますが、今回は完全にそういう役柄ですのでファンとしてもどっぷり浸れますよ!

ただ顔がしつこいんで派手なので、私はコテコテの衣装よりシンプルなスーツの方が好きかなぁ・・。

 

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アンドレイの妹、マリア。

く、暗い・・。若く独身のはずなのに既に未亡人のような印象・・。

 

ところが今知ったんですけど、このジェシー・バックレーさんは当時ジェームズ・ノートンとかなり長く付き合っていた女優さんだそう!

現在は別れてしまったそうですけど、分からないものだわ~・・。

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こうして見たらお似合いだけど・・。

 

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ナターシャの兄ニコライ。

若干軽いけど、比較的好青年。この彼が普通に一番のイケメンかな・・。アイドルグループにいそうな顔してる。

このジャック・ロウデンも「ダンケルク」などに出てる実力派。

 

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ナターシャ達の従姉で、ニコライを慕い続けるソーニャ。

忍ぶ恋は辛いねぇ・・。

 

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ナターシャ達の幼馴染ボリス。ギリギリ貴族の息子なので、家柄のいい娘を狙うのに必死。

演じるのは「13サーティーン」の爽やか青年だったアナイリン・バーナード。

気が付かなかったけど、彼も「ダンケルク」に出てるらしい。

 

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ピエールと愛のない結婚をするエレン。典型的な性悪女。

 

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ちょっと正体不明だけど、いいアクセントになってる悪党キャラ、ドロホフ。

前回記事にした「私立探偵ストライク」のトム・バーク。揉み上げが変。

 

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最後にお馴染みの大御所お二人。

「クライング・ゲーム」のスティーヴン・レイと、「X-ファイル」のジリアン・アンダーソンも出てました~。

 

内容的には面白かった?!

まぁ、大河ドラマなので、最近のドラマみたいに凄い仕掛けがあったり、どんでん返しで驚かしたり・・というような目新しさはないですけど、オーソドックスながら常にドラマの盛り上がりはしっかりあって飽きさせません。

それになにより、俳優達が魅力的なので、どんなエピソードもロマンチックで面白く見えちゃうんですよね。

始めは見た目重視で惚れた腫れたと言っていた若者たちが、それぞれに過ちを犯し、苦難を乗り越えた末に本物の愛を見つける・・という定番のクラシックストーリーがまた気持ちいい!

これぞ大河ドラマ!

もうここはひとつ安心して大河なドラマの流れに、思いっきり身を任せちゃってください!!

見終わった後の爽快感も大河ですよ~!

そしてトルストイが込めたテーマもピエールの模索と成長を通してしっかり描かれていたと思います。

本当、2年遅れで見てる私が言うのもなんですが、「これを見ないと勿体ない!」という贅沢を極めたイギリスBBC製作の大河ドラマだと思います!(しつこい?)