「私立探偵ストライク」事件の真相がピンと来ない!シーズン1を見たA感想(ネタバレ)

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アマゾンプライムで見た「私立探偵ストライク」。途中まではネタバレなしのドラマ紹介、登場人物とキャスト。注意書き以降はネタバレ感想です。

アニスです。

もしこのブログを日頃から読んでくださってる人がいたら気が付いてるかもしれませんが、私、一話完結物のドラマをあんまり見ません。

「CSI」とか、「クリミナルマインド」とか、「ボーンズ」とか、「科捜研の女」とか、「相棒」とか、「水戸黄門」とか・・。大体基本は同じですよねぇ?(え?くくり方が雑過ぎる?)

冒頭に事件が起きて(誰かころされて)45分後に犯人を見つける(もしくは誰かを救出する)っていう毎度のパターンも素晴らしいのですが、私は最近あんまり魅力を感じなくなってしまって。

元々長いのが好きだし、主人公たちが劇的に変化していく物語の方がいいのかなぁ・・。

一話完結の中でも、医療系や弁護士系は割と好きな方なんですけど、逆に特に苦手なのが「探偵もの」ですね。

だって、「シャーロックホームズ」やら「刑事コロンボ」やら、昔からある探偵ものとあんまり変わってない気がするんですけど、実際のところどうなんですかね?(ん?例えが古すぎ?)

まぁそんな感じなんで、スターチャンネルでやってた「私立探偵ストライク」も普通はスルーしちゃう系統です。

目次

【ご留意ください】
当ブログは個人が趣味で書いているもので、夜遅くにウトウトしながら感じたままの感想を綴っています。そのため稚拙な文章、品のない物言い、勘違い解釈、天然ボケなどで皆様をご不快にさせてしまうこともあるかもしれません。(その場合は申し訳ございません。)
その点を含めてお許し頂ける方のみ読み進めて頂けましたら幸いです。

また衝撃ネタバレに関してはそのエピソード分の始めに持ってくることもあるのでご注意ください。(内容を順番に書くわけではありません)

「私立探偵ストライク」予告編

https://www.youtube.com/watch?v=qYXhDbWCNyo&feature=emb_logo

でも、今回面白そうだなぁ・・。見ようかなぁ・・と思ってしまったのには幾つか理由がありまして・・。

  1.  原作者が「ハリー・ポッター」シリーズのJ.K.ローリングで、偽名を使いながらも全く違う分野でも実力を証明した・・というのが話題らしい。ふーん、普通とどこか違うのかね?
  2. 主演の2人が見るからに興味深い・・。あの哀愁を感じさせるむさくるしい男は誰なの?!
  3. ロンドンの街並みを舞台にした美しくも物憂げな世界観が好きかも。OPの音楽とかいいわ~・・。

と言う訳で、「なんとなくこれは普通の探偵ものじゃないかも!もう一つ新しい要素で驚かしてくれるものがあるのかな・・?」という、主にJ.K.ローリングへの期待から見てみました。

「私立探偵ストライク」登場人物とキャスト

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シャーロックとワトソン的に2人のパートナーが主役になってます。

探偵のコモラン・ストライクは意外な経歴の持ち主で、アフガンに従軍中に爆発で脚を失い現在は義足。

そのトラウマからなんとなく投げやりな生き方をしているように見えるし、父親がロックスターで、母親が自殺した有名モデルという生い立ちも謎めいていて興味をそそります。

演じるのはトム・バークという俳優さんですけど、私は今回初めて見ました。

「体の大きなむさくるしい男」と本に書いていあるのを実写にすると、きっとこんな感じになるのかなぁという風貌。可愛くない方の熊系だけど、嫌いじゃないです。

3話見たくらいだと、人となりの全貌が見えてこない掴みどころのない男・・という感じでなかなかいいし、色気もありますね。

そして、助手として颯爽と魅力を振りまくのはセクシーで聡明なロビン。

今注目の女優さん、ホリデイ・グレインジャーが輝いてますね~!

「ボルジア家 愛と欲望の教皇一族 」で初めて見た時からすごい存在感を放ってましたけど、成熟した女性に成長した今も何かを感じさせますね。

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ベネディクト・カンバーバッチ主演の超話題作「パトリック・メルローズ」にも出てるそうだし、目が離せませんね。

この二人が毎回事件解決に当たる訳ですが、物語は3に分かれてまして、一つ目の「カッコウの呼び声」は3話構成。

二つ目の「カイコの紡ぐ嘘」は2話。

三つ目の「悪しき者たち」も2話。

と言う訳で、厳密には1話完結って訳じゃないみたいです。

ちなみにJ.K.ローリングは「今後も物語を増やしていく」と発言してますので、シーズン2も今後製作されそうですね。

「カッコウの呼び声」の感想は?

で、かのJ.K.ローリングが名前を隠して書いたにも関らず高い評価を得た!という探偵ものの内容は実際のところどうだったの?!!

という注目の3話でしたけど、二人のキャラが共に魅力的で全体的な雰囲気も最高。

ロンドンの街に生きる彼らに共感しながら、その世界観になんとなくハマってしまう・・。という面白さはありました。

ただなぁ・・、肝心の探偵部分の話しに関しては、割と普通だったんじゃないですかね?

確かに物語を多角的に描いていて、よく出来てると言えばそうなんでしょうけど、探偵ものに厳しい(見てない癖に)私からすると「え~!そんなのアリ~!?」と突っ込みたくなる場面もありました。

えっと、その内容に触れたネタバレ感想に関してはこの後に書かせて頂きます。

*この先は最終回まで見たネタバレ感想です。

「私立探偵ストライク」~カッコウの呼び声~を最終回まで見たネタバレ感想・考察

なんだか全体的に??な部分も多かった

基本的に名前だけの登場人物が多すぎません?

アパートの住人についても、あれよあれよと出てくるので把握できないし、細かい話が多すぎるような・・。

受付の男の人が内緒でプール入ってた、とか、下の階の女性が窓の外に締め出されてお仕置き受けてた・・とか、細かいわ~。(探偵ドラマってそういうものなの?)

その癖、肝心な犯人を解明する部分は結構適当というか、一番驚いたのが階下で引っ越し準備中の部屋に忍び込んだ犯人が、たまたまあった花束を盗み、それを顔に当ててドアを開けさせ部屋に入り込んだというもの。

うわ~!なにそれ?!

それってトリックなの??!

私だったら、そんな変なのはまず部屋に入れないけど・・。

でも、あのモデルのルーラは義理の弟を待っていたので、彼だと思い込んでしまったってこと?

その辺が曖昧でよくわからなかったわ・・。

しかも、ついでに盗んだコートと手袋で変装・・って。

ん?でもさ、そもそも防犯ビデオに映る姿をごまかすための変装でしょ?だったら犯人がアパートに来た時の姿も映ってるはずじゃないの?

その、変装してない姿の映像はどこ行ったの?

バッチリ、頭の薄いメガネ君が映ってるはずだけど。

あとさ、あのルーラの女友達だけど、どうして熱いお湯でころす必要があったの?

実際どんな風にころしたんだっけ?(説明聞き逃したかも・・)

と、色々??な部分も多かったです。

あと、死んだルーラの人物像がよく見えないので、ぶっちゃけあんまり興味が沸かないんですよね。

もう少し彼女の生前の姿を生々しく映して、こちらに感情移入させるくらい描写してくれたら、また違った見方ができたんですけどね。

なぜ、自分を養子として迎え入れてくれた家族よりも血のつながった家族を必死に求めたのか・・とか。モデルとして生きる孤独とか・・。

全財産を義理の弟に残そうとするほど彼女を追い詰めるものは何だったのか・・?とか・・。

で、犯人にしても、まぁあの男しかいないしなぁ・・という感じで驚きはあっても、想定内という感じだしね。

それと余談だけど、超有名モデルが出会ったばっかりのむさいストライクと寝るかぁ??というのも疑問だったし、ストライクが揉めているらしい女性は誰なの?妻なの?愛してるの?

なんて疑問を持たせつつだったのに、サクッと他の女と寝てるところを見ると、その女性もそんな大事な存在でもなさそうってことで、こちらの興味もなくなっちゃうんですよね。

あ、また言いたい放題書いてしまいましたが、これでも面白く見たほうだと思います。

まぁ、それもストライク&ロビンの魅力が大きいんですけどね・・。

次の物語の方が評価も高いみたいなので、また時間があれば見てみたいと思います!

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次はシーズン1を最終回まで見たネタバレ感想です。

「私立探偵ストライク」シーズン1を最終回まで見たネタバレ感想・考察

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シーズン1は3つの事件をそれぞれ描いた3章から構成されていて、一つ目の「カッコウの呼び声」は少し前にこちらで感想書きました。(ネタバレなし&あり)

今回は2章の「カイコの紡ぐ嘘」と3章の「悪しき者たち」を見たのでその感想を・・。

「ハリー・ポッター」の原作者のJ・K・ローリングが偽名で書いた小説を基にしてるということで話題になりましたけど、見てみるとなんだか事件解明のくだりが速すぎてよく分からないんですよね・・。

説明が分かりにくいというか・・。

これ、私だけかなぁ・・と思って本国のブログを覗いてみましたけどやっぱり同じようなことが書いてありました。

小説では種明かしや変装の詳細なんかが文章で分かりやすく描かれていても、ドラマになるとババっと一瞬の映像だけの説明だったりするのでピンと来ないのでは・・ということでしたけど、本当にそんな感じだったわ。

「私立探偵ストライク」メインキャラ達はすごくいい

探偵のストライクとその新人助手のロビンはすごく魅力的。

トム・バーク演じるストライクは母をころした男への憎しみや脚のハンデに苦しんいたりと複雑な男ながら、真っすぐな正義感と信念を失わない探偵として困った人を助けてばかりで金が全然入ってこない・・・。

ホリデイ・グレインジャー演じるロビンはそんな彼の元でやりがいのある仕事を続けたいいけど、婚約者の理解が得られず、彼との関係に悩んでましたね。

まぁロビンがよく泣いたわ~。

グレンジャーもよくあんなに涙をボロボロ流せますよね。自由自在だったわ。

そんな二人が少しずつお互いを意識するような関係になってきましたけど、私個人の意見としてはあんまり男女の関係を匂わさない方がいい気もします。

だってホームズとワトソンが恋愛関係じゃなんだか違和感あるし、付かず離れずの微妙な関係が面白味の一つでもあると思うので・・。

なので、最後はマットと結局結婚へ~で正解でしょう!!

これからもストライクとロビンの適度な距離を取った相棒関係が見られそうです。

ただなぁ、あのマットのどこがそんなにいいんだろ。

そんなにイケメンという訳でもないし、あんなセクシーで聡明なロビンとずっと付き合ってる割には彼女の良さを理解してない気がしてちょっと悔しい。

大体、これから妻にしようという女性の稼ぎについてうだうだ言う男はアウトでしょう。

しかも彼女が一番したい仕事をさせようとしないって・・、ロビンもなんでそんな男がいいのしら?(3章で危険がロビンに迫りましたけど、その前から嫌がってましたからね。)

ロビンがこの仕事をしたい訳

3章で明らかになったのが、彼女は大学生の頃に暴行され、ころされそうになったという衝撃の過去!

恐らくこれかな。

まぁ普通に考えたら探偵じゃなくて刑事になったほうがいいようにも思いますけど、もしかしたら大学を辞めたことでそうした道が閉ざされたのかもしれないし・・。

今回、ふと派遣で送られた先の探偵オフィスで自分のしたかった仕事に偶然出会えたってことなのかも。

でもさ、マットだったらその経緯を全部知ってるわけだし、彼女の熱意にもう少し理解を示してもいい気がしますけどね・・。

これもストライクへの嫉妬が原因かな。

まぁね~、事務所でも二人きり、外出しても二人きり・・では確かに心配になるのも分かるけどね。

ん?ストライクの子供だったって?

そういえばですけど、1話で別れた女性シャーロットは妊娠していてそれがストライクとの子供っていうことなのかな?

このドラマってそういう大事な説明がサラッと一瞬でされるので、うっかり2秒くらいそっぽ向いてたり、お菓子の袋を開けてたりすると大事な情報を取りこぼしてしまうんですよね。

1話の冒頭でやけに揉めて別れてましたよね。

ストライクが「もうお前見みたいなサイコとは一緒に住めない!」と言ってましたけど、結局その決定的な原因もよく分からないし(どこかで説明ありました??)何が何だか・・。

大体シャーロットは有名人なの?

ストライクと別れて数か月後に違う男性と雑誌に写ってたのは同じ女性?もう新しいパートナーができたってこと?

なんだかよく分らんわ~。



「私立探偵ストライク」2章の「カイコの紡ぐ嘘」ネタバレ感想

始めからよく分らないんですよね。

大体30年前にパロディ本を書かれたアンドリューの妻の自殺の仕方からして「??」なんですよ。オーブンに頭突っ込んでどうやって死ぬの??死ぬ以前に熱すぎるでしょ!と気になって仕方ない。

そもそもなぜ死を選ぶほど悔しかったんだろ・・という説明がないし。

メインの事件としては編集者のリズが結局このパロディ本を書き、それを知られたオーウェンに脅され金をせびられ続けていたので30年後に消したってことですよね。

その際、オーウェンの書いた本を自分の書いた本にすり替えておく。

周囲の人間を痛烈批判するような内容にして、それに怒った誰かが(アンドリューが有力候補)オーウェンをころしたように見せかけた。

ってことですよね。

それにしても、そのために(本の内容に繋げる為に)腹を切り裂いて内臓を取り出すとか、犬に食わすとかよくできるものだなぁ・・。(犬がお腹壊してるし!)

でも、なんで失踪直前にレストランで喧嘩したような感じを装っていたの?

それにアンドリューがオーウェンをころすなら妻が自殺した30年前にやってるでしょうし、彼をハメるにしても無理があるよなぁ・・。

「私立探偵ストライク」3章「悪しき者たち」のネタバレ感想

うーん。

幼児虐待の男が逮捕されたという一件は分かったんですけど、もう一つのメインの事件が良く分からない・・。

整理すると、あの男ラングはその昔、妻を縛った上に殴りころし、当時軍警察だったストライクに逮捕されたことを恨んでいた。

今回ストライクを陥れようと脚を送りつけたり、カフェで撮った写真などを雑誌に送り、彼を破滅させようと企む。

SNSか何かで見つけたストライクの大ファンという少女をころそうとその姉に近づき少女を殺害。(ストライクと約束があったように見せかける)

その後、ロビンも尾行してコロそうとした。(女を付け狙う連続犯だった)

こんな感じですかね?

分からないのは、なぜあの合成写真が鍵だったのかですよ。

あの6月に咲く花の写真と一緒に撮った写真の意味が不明。なぜ季節を変える必要があったの?一緒に写ってたリッチーって誰?(もう一回見ればわかるのかなぁ・・)

それに、ロビンが身分を隠してウィリアムズさんの息子レイに成り代わって変装したり・・というのもどうして?

だって、あのころされた少女とその姉は別にラングの顔もレイの顔も知らんでしょう。

それに脚を引きずったりというのもどうしてなの?

あ、そうか、始めからストライクが尋ねに来るというのを見越してそこまで変装していたってこと?

脚の悪いところを見せれば容疑者から外れるだろうし。

いずれにしても唐突過ぎるんですよ。犯人が登場するのがね。

お~犯人てコイツか!!と思ったら一瞬後にはもうストライクに倒されて逮捕~!となるので、えっと??あなたはどなた・・?と速すぎて付いて行けない・・。

そこで、「なるほど~、あの写真はそういうことか~変装はそういう訳ね~、ストライクをそんな風に恨んでいたのね~」と種明かしを丁寧にしてくれたらいいんですけど、その辺が不親切。

1話完結ならまぁ仕方ないにしても2話分あるし、1話が長いからその辺の映画より尺は長いはずなんですけどね。

という訳で、今後もシリーズは続きそうですね。

今人気者のホリデイ・グレインジャーに時間が取れればですけどね・・。

アメリカのドラマだと主演クラスの俳優陣は通常そのドラマに専念しますけど、イギリスの場合はあっち出たりこっち出たりと忙しいので、一つのドラマの「待ち」が2年くらいになったりするんですよね。

「パトリック・メルローズ」にも出てるらしいし、のんびり待ちたいと思います!

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