アニスの今日の海外ドラマ

海外ドラマ20年、国際結婚10年の働く40女です。今日も勝手なネタバレ感想をブツクサ書いてます。

Netflix「ザ・レイン」雨のウイルスで人類滅亡の危機を描く!最終(8)話まで見た感想

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*前半はネタバレなしの感想、キャラ紹介など。後半はネタバレ感想です。

Netflixの新作「ザ・レイン」は珍しいデンマーク産のドラマです。

"致死ウイルスを含む雨が次々と人々を殺していく中、生き残った姉弟がシェルターに逃げ込み、サバイバル生活を始める・・”という設定で話が進みます。

 

ヨーロッパの小さな国が作ったとは思えない程しっかりした世紀末系ドラマで、意外に面白かったです。

私は「ウイルス」「パンデミック」「人類滅亡」「シェルター」といった単語が大好きなので、見つけた途端に一気見してしまいました。

「ただねぇ・・。そんな世界的大危機の場面で、デンマークが舞台になるかなぁ・・」なんて意地悪な視点もありつつ、まずは1話を見てみました。

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お~!なかなかいいですよ~!!

無駄な説明や余計な描写は一切なしで、とんとん拍子に話が進んでいきます。

恐らくは低予算ドラマ(←デンマークっていうだけで勝手にそう思ってしまう)かと思いますが、シェルターの造りも安っぽさがないし、子役も含めて役者たちが素晴らしい!

思いのほか、リアルでシビアにストーリーが展開していくので、これは期待できそうです!

 

メインキャラ紹介

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主役のシモーンは優しくて弟想いのお姉ちゃん。弟ラスムスを必死で守る。

高校生の頃の可愛らしい感じと、6年後のボブカットで大人びた感じをしっかり演じ分けているけど、髪は長い方が似合ってるかな。

 

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ウイルスに対し免疫を持っているかもしれないラスムス。彼が鍵を握るのか・・。

危険な雨が降ってシェルターに避難した時はまだ10歳位のか弱い男の子。それが6年後、突然マッチョな体に成長してるのでちょっとビックリ。

だけど、顔はそっくりでソバカスの感じも全く同じ!

 

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偶然出会ったグループのリーダー格、マーティン。

恐らく「イイ男」枠の彼だけど、顔はかなり地味で、年齢も結構行ってそう。

笑い皺を見ると30代かも?もう少し爽やかなイケメンが良かったなぁ・・。

 

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セクシー美女枠のベアトリス。

顔は可愛いけど、意外に脚が太いし短いので親近感が湧く。性格も普通に優しい。

 

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不良少年パトリック。実はちょっと寂しがり屋。

 

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癒し系男子のジャン。マンガのようなオトボケ具合が最高。

リアと合わせてこの2人がとにかくいい感じ。

 

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同じく癒し系女子のリア。

素朴な笑顔を見てるだけで癒される・・。朴訥とした温かみがこういうドラマでは新鮮。

歯の矯正装置をしたまま世界の終焉を迎えてしまったらしい・・。

 

ほぼ全員若者(少年少女?マーティンはちょっとオッサン入ってるけど・・)なので、ティーン向けドラマの匂いもします。

ただ、アメリカのドラマのようにルックス重視でキレイどころが揃った感じではなく、あくまで内面の味わいとリアリティ重視。

 

特にこれといった秘策もなく、基本は逃げる、壁に向かう、「ストレンジャー」と呼んでいる男達に合ったらまた逃げる、時には戦う、というパターン。

その分、各話ごとに一人一人の過去エピソードが登場する形で話を盛り上げてますし、常に恐ろしい雨や感染者、飢えた野獣と化した人間、謎の団体・・などの脅威が迫って来るので8話まであっという間でした。

 

ウイルスを含む雨というのが新鮮

このドラマの面白さはこの設定の新鮮さでしょうかね。

基本的に森を歩いて逃げる彼らですが、「一粒でも雨に当たれば感染して死ぬ」という危機が常にある訳です。

その割には、雷がゴロゴロ鳴っていてもモタモタしてたり、雨に濡れそうな場所で言い争いをしてたり・・。「ちょっとー!急いでよ~!」とこちらが焦る場面も多いです。

それに6年もこんな生活してたら、普通に突然の雨に降られることもあるでしょう・・という気もするのですが、まぁその辺は結構曖昧ですね。

 

世界観や雰囲気は「ウォーキング・デッド」や「ザ・ラストシップ」、イギリスの「感染者たち」あたりに近いのかな・・。

ウイルス物ですけど学術的な難しさは一切ないので、気軽に面白く見られる佳作ドラマでした。

 

*これ以降はネタバレを含む感想になります。

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森が多いわ~!

これは低予算ドラマなので仕方ないんでしょうけど、もう一つ盛り上がりと緊迫感に欠けたのは荒廃した街並みのシーンが極端に少なくて、森を逃げるシーンが多いせいでしょうか・・・。いまひとつ破滅寸前の世紀末感が伝わってこない・・。

まぁ、シェルターがこういう森に隠されている・・という理由も手伝ってますけど、デンマークってこんなに森に覆われてましたっけ・・?

 

でも2話と3話で少しあった、荒んだ街の様子と飢えた人々の描写は恐ろしかった~・・。もうお腹が痛い子供のエピソードとか、本当に辛いし・・。

それにしても、6年も経ってるのに人々はまだあんな風に食料奪い合ってパニック状態なんですね。

6年経ってたらさすがに生き残った人々はコミュニティ作ったり、避難所のような場所で定住してたりしそうですけどね・・。

でもストレンジャー達に見つからないように常にバラバラに移動してないといけないのかな・・。

 

その後は結局最後まで森のシーンばかりになって、前半の緊張感に比べると少し退屈でしたね。

その中で、「お?」となったのは人食いピープルの話かな・・。

 

恐ろしいのか恐ろしくないのは分からない人食いクラブ

やけにウェルカムな迎え方から、何かあるとは思ってましたけど、やっぱり「ウォーキング・デッド」にも出て来た人肉を食べる集団でした。

ただ、こちらは宗教色が強いようで、食べられる側も納得している様子で(とは言いつつ、クジ引きで決める)、「食べられて皆の人の一部になり生き続ける・・。」みたいなことを言ってましたね。

 

でもさ、あの場にいたのは50人くらいでしたよね。

ということは1か月に一人を殺していくと4年ちょっとで全員死んじゃう計算ですけど、その辺は大丈夫なのかな?最後の一人しか生き続けられないけど・・。

 

まぁ新入りがいればいいんでしょうけど、新入りがすんなりあのカルト信仰に染まるとも思えないし、あの条件じゃ勧誘も難しそうだしね・・。

「一か月に一度、死のクジ引きがあるけど入る?人肉食べれるよ?」・・って、まず無理でしょ。

ジャガイモやら野菜やらをビニールハウスで育てて、井戸水も飲めるようならもうそれで充分なような気がしますけど、やっぱり肉食べないとダメなのかな・・。

 

でも、案外簡単に逃がしてくれたので拍子抜け。「クジに当たってなかったら行ってもいいけど、当たってたらダメ」って、どんだけクジが絶対なのよ?って思ったら、リアが当たってしまって、ゲ!!

だけど、彼女を導いて過去のトラウマから解放してあげたオバちゃんが身代わりを申し出て、あ、そんなんもオッケーなのね?じゃ、始めから立候補とか年齢順にすれればいいのでは・・って感じでした。

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ヒネリが欲しかったかも・・。

全体的には面白く見れましたけど、もう一つ物足りない感じは常にありましたよね。

主人公たちが少年少女なので仕方ないのかもしれないけど、もう一つサバイバル能力に鋭いものがなかったし、結構安易なミスでベアトリスも死んでしまってますからね・・。(しかも雨漏りする小屋と、野良犬が入ってこれる場所で寝るというダブルミス・・。)

 

最終回のラストにしても、ラスムスの謎に関しても、ほとんど予想の範囲内で特に驚くような仕掛けもなかったし、ふーん、シーズン2に続くのね~・・って感じでしたね。

ラスムスは免疫あるけど、取り出してワクチン作るには殺さないといけないし、しかも突然変異で人にうつす感染源になってしまった・・というのも、特に衝撃的な結末ではないしなぁ・・。

 

そもそも、ラスムスのキャラ設定がよく分からない・・。

体はやけに大きくてマッチョですけど15歳か、16歳くらいの設定ですよね?

ほわ~んとして、内面はまだ子供っぽいし、ベアトリスとセックスしてやけに幸せそうで、その後に彼女が死んだら「自分も死ぬ~」って絶望してしまうし、頼りないわぁ・・。

人類の鍵を握る男なんだから、もう少し将来性を感じる勇気ある戦士として設定して欲しかったわ。

大体あのシェルターでの6年間の過ごし方も、壁に落書きしてるだけなんて勿体ない・・!

 

例えばですけどね、あの父親が子供たちを迎えに行けない理由はわかりましたけど、だからといって一切の接触を断つ必要はないじゃないですか・・。

テレビ電話か何かして、状況を説明し「お前は将来狙われることになる、勉強して知識をつけ、戦う準備をしろ」みたいなことを教えていれば、ラスムスも違う設定で面白いキャラになれたかもしれないのになぁ・・なんて。

(「ターミネーター」のサラ・コナーみたいにね)

筋力トレーニングしてマッチョになって(それはなってる)、さらに本のデータベースか何かで読みまくり、科学者の父親に負けないほどの知識も身に着けていれば、将来アポロンとも戦える素材が育ったかもしれないのに。

シモーンはあの段階では母親としての役割をこなすだけで必死だったし、もう大きかったので伸びしろは少ないにしても、ラスムスはまだ子供だったから可能性は無限大だったのになぁ・・。

見たまんまの、ほわ~んとした青年になっちゃった。

 

シーズン2はあるのかな?

色々惜しい点はありますけど、きっとこのドラマ、デンマーク国内では人気出ますよね。

シーズン2はありそうですけど、どうなのかなぁ・・。

そもそも結局分からなかったのは、雨で汚染されて隔離区域になっているのはデンマークだけで、壁の向こうは普通の世界なの?

その一番大事な部分は明かされずに、シーズン2へ持ち越しでした~。

そして、最後のシーンでアポロン社の重役たちが「雨ウイルスを兵器利用する」という話をしてましたけど、そんな器用に雨って狙った地域に降らすことができるのかなぁ・・。

シモーンやマーティン達が雨に濡れても大丈夫で喜ぶシーンがありましたけど、雨にウイルスが含まれていたのは6年前のあの1回だけだったってこと?

 

それ以外にも、色々ちゃちゃを入れたくなる設定もありましたけど、まぁシーズン2も続くなら見たいと思います。

最後のアポロン社のあたりから、ちょっとB級の匂いもしてきましたが、今後はもう少しグローバルに話を広げて続けて欲しいですね。(でも予算が・・)

シモーン達は狭いデンマークを今後もひたすら逃げ続けるのか、それとも反撃の機会を狙っていくのか・・。

B級ならではの、独自のアイディアで勝負するようなストーリー展開が必要になってくるかと思います!

 

【2018年6月追記】

シーズン2への更新決定!楽しみ!