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「アイ・アム・マザー」に突っ込む!最後どういうこと?!A感想と考察(ネタバレ無有)

Netflixの映画「I am mother アイアムマザー」を見たアニスの感想です。(途中までネタバレなし、後半はネタバレありで考察してます)

 

あっちゃー・・。これはやっちゃいましたねぇ・・。

野心作と呼ぶほどぶっ飛んでないし、なんかどっかで見たようなSFなんですよね。

 

 



人類が滅亡したという設定で、AIが人類を一から再創造するという恐ろしい未来を描き、現在の私たちの在り方に警鐘を鳴らす・・みたいなところだとは思いますが、これがね~・・。

ちょっとスベってますよね。

ヒラリー・スワンクが出てるので見てみましたが、やっぱり彼女も存在自体がスベっているような・・。

  1. まず世界観が安っぽく、地球規模の広がりを感じない
  2. 母と子の愛情や繋がり、ロマンスを感じられない
  3. AIロボットから何の感情も感じられない
  4. 従って恐怖も感じない

 

もっとジットリした世紀末的な世界観で描いてくれたら少なくとも恐怖だけは感じたかもしれないけど、どうも無機質で清潔でパッサパサなのよね。

セットの中で撮影してる感もすごいし。

「ターミネーターがママになって人間の子供を育ててみました」ってその設定だけで、後は適当に話を作ってテーマをねじ込んでみた感じでしょうか・・。

 

予告編を見た感じだと、もっと胸が押しつぶされるような、切なくて絶望的な物語に思えたんですけどね・・。

う~ん、ちょっと残念。

まぁ後半はそれでも外の世界に飛び出して、地球がどういう状態になっているのかも見せてくれたので多少は面白かったです。

一応、驚きの仕掛け的な物も用意されてたしね。(そんな驚かなかったけど)

主人公の女の子は可愛いし、ヒラリー・スワンクもしっかりヒラリー・スワンクオーラを放っているので、最後まで飽きずに見てしまえると思います。

あと、ロボットの声を演じたローズ・バーンはかなりいい味だしてました。

 

それに、なんといってもロボットが赤ちゃんを胎児から育てるという発想が面白い。

たった一人の人間を育てるのに、マザーがかかりっきりでミルクをあげ、抱っこして音楽を聞かせ、寝る前には本も読み、教育もして、愛情も示す・・という手のかけよう。

さてさて、この目的は果たして何なのか・・。

 

意外に頭使わずサクッと見れるので、お暇な方は見てみてください。

ラストに「どういうこっちゃ!」となった方は、ぜひこの後のネタバレ感想もどうぞ。

私も「どういうこっちゃ!!」でしたけど、それなりに色々考察・解説してみました。(違ってるかもだけど・・)

 

*この先はネタバレ感想です。



 

あの日から何年経った?!(ネタバレ)

まずですね、冒頭のシーンでは「人類滅亡から0日」って表示が出てきます。

そこから胎児を取り出し培養して育てている様子が描かれますが、この女の子が(娘としか呼ばれない名無しちゃん。)18才くらいになるシーンでは、

「人類滅亡から13867日」と表示されています。

これを365日で割ると、大体38年。

ん?おかしいでしょ?娘ちゃんはまだティーンに見えるのに・・。

 

というところで勘づく方もいると思いますが、この娘ちゃんは試作品第1号ではなかったんですね。

彼女を18歳とすると、彼女が生まれるまでの20年間は彼らの言う「失敗作」の連続・・。

胎児を育ててみてはテストを重ね、その基準をクリアしないとなると、焼却炉にポイ!だったわけです・・。(なんてこった・・。)

 

そんな彼らの目的は、よりよい人類を再度創り上げること。

お互い殺し合ったり、奪い合ったり、地球を汚したりしない質のいい人間だけで作る人類。

娘ちゃんは成功版の第1号だったわけですが、今後のことは一体どうするつもりだったんでしょうかね?

だって、弟君が彼らの基準以下の子だった場合、「はい、じゃ焼却~!」となった時に、娘ちゃんが当然受け入れないでしょ。

 

今回マザーを殺したのも、結局そのためですよね。

自分と弟を守る為。

そして、胎児として出番を待っている何万もの命を守る為。

最後の彼女の表情を見ると、もう彼ら全員のマザーになる覚悟ができてるような感じでしたけど、どこまで頑張れるのかなぁ・・。

 

外にいるAIロボットたちはどうするの?(ネタバレ)

よく分からないのが、そこですよね。

あの施設の中のマザーが私が彼らの頭脳よ、みたいなことを言ってましたけど、マザーが死んだら彼らも止まるの?(施設のドアをこじ開けようとしてた奴は止まったけど)

今、一生懸命地球再建に向けて頑張ってますけど、彼らを全部マザーがまとめてたってことはないわよね。

その辺もよく分りませんでした。

 

そうそう、だって、ヒラリー・スワンクのところに現れたロボットは何だった訳?

 

え?!彼女もなの??(ネタバレ)

どうでもいいけど、あの海辺のコンテナでの暮らし、絶対にしたくないわ~。

「必要な物はなんでもある」とか言って娘ちゃんをリクルートしようとしてましたけど、嘘もたいがいにしろ!!って感じでしょ。

コーンの缶詰なんていつまで持つのか分からないし、水だってどうやってゲットしてるの?

 

一方の施設内には豊富な食べ物、水が用意されていて、可愛い弟や妹もいる。

清潔で安全、シャワーもベッドもあるのに、あんなコンテナで危険な暮らしなんてあり得ないわ。

そして、一緒に暮らすのは気難しそうな中年のおばちゃん一人・・?

どう考えても施設を選ぶでしょう。

そこが「究極の選択」にならなかったのも、この映画の残念な部分ですよね。

せめて、他に仲間たちがいればまた「普通の人間」として生きることの意味も出てきて、人工的な暮らしとの対比ができたかもだけど・・。

 

ただ、オチとして最後にあったのは、あのヒラリー・スワンクも施設で造られた試作品だった可能性があるってことですよね。

このコンテナに現れたロボットの顔がマザーの顔と微妙に違うのに気が付きましたでしょうか。

(声は同じだったけど。)

 

こちらはマザー

あら、よく見りゃ結構違う。

 

このロボットのセリフが「あなたの(母親)マザーのことを覚えてる?」「なぜあなただけがこんなにも長い間生き残れたのか興味深いわね。」

で、その後、

「As if someone’s had a purpose for you.」と言ってます。

(まるで誰かがあなたに目的を持たせたかのようにね)

えっと、上手く訳せないんですけど、

つまり彼女も施設で培養された子供で、外の世界にわざと放った試作品だったってことでしょうか。

恐らく遺伝子レベルから優秀なものを選択し、受精させて造られた胎児でしょうから、赤ちゃんの段階から普通の人間よりも優秀だったというのはあり得るでしょう。

その時点で、どれほど野外でのサバイバル能力があるのかを実験したかったのでしょうか。

 

ヒラリー・スワンクが娘ちゃんに自分の生い立ちを語る時、

「兄のような存在だったジェイコブの両親が、赤ちゃんで孤児だった私を拾い、親代わりに育ててくれた。」って言ってました。

 

ただですね、あのロボットが「長く生き残ってきた。今日までは」と言って扉を閉めていたので、あの後殺されてしまんでしょうかね。

でも、なんで殺すんだろ。

生かしておいても人類に貢献しないと判断された?(反抗的な性質だってことで)

 

ちなみに、あの鞄に入っていた装置みたいなのは追跡装置みたいなのをマザーに仕込まれていたのかな・・。

AIがいる未来にちゃ、やけに大きくてちゃちーけど。

これで場所を突き止められて殺されちゃったのかな・・。

 

となると、この世界で生きる人間は娘ちゃんと弟君の2人だけ?

あとは生まれるのを待つ何万もの赤ちゃんかな。

ふ~む・・。

子育てって大変よねぇ・・。

娘ちゃんはどれだけ頑張るんだろ。人類再創造のために、100人200人、育てちゃうのかしら?!

 

なんだか彼らの待つ未来が明かるのか暗いのかさっぱり分かりませんが、とりあえず頑張ってもらいましょう!

でもさ、それでもAIが地球を支配してるのは変わらないわけでしょ?

マザーは最後わざと殺されてあげたような感じでしたけど、娘ちゃんに愛情が芽生えたってことなの?

それとも、娘ちゃんなら母となって人類を再建させていくことができるという確信があったの?

 

私にはちょっと分からないことだらけでしたけど、まぁ色々解釈できるよう含みを持たせてる感じなんでしょうか・・。

外ではせっせと機械たちが地球の空気を清浄し、トウモロコシ畑まで作ってくれてるようですので、いつかは外にでて、また共存という形でロボットと人間が新たな未来を創っていくのでしょうか・・。

えっと、もういいですかね? そんなに真剣に考えなくても。

ぶっちゃけ、どうでもいいわ~という気もするのでこの辺にしておきます。

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