その他テレビ

「ホットゾーン」4~最終6話のネタバレA感想/考察 このドラマが不運だったのは

 

ナショジオの海外ドラマ「ホットゾーン」最終回まで見たアニスのネタバレ感想/考察です。

前置きからすぐにネタバレ全開で行きますのでご注意ください!!

未見の方はこちらから↓

「ホットゾーン」1、2、3話のA感想/考察 ちょっと詰めが甘い?エボラのパンデミックドラマ ナショジオの海外ドラマ「ホットゾーン」、第1、2、3話を見たアニスの感想です。登場人物紹介の後は内容に触れた感想/考察/解説/あ...



 

 

ふぅ~。なんとか見終わりました。

もう4話くらいから、ず~~~っと思ってました。

いつまで猿と戦ってるのよ・・と。

で、最後まで結局それでしたね。

 

「ホットゾーン」最終回の結末は・・

結果的に、今回のタイプのエボラ菌は人間にはうつらない。というか、感染しても症状がないか、軽い症状で終わるというものでした。

 

はぁ・・。

それでもよく作ったもんだなぁ。。

この「なんだかな~」な結末でパンデミックドラマを描こうとする時、何を主眼にするかは相当難しいところですよね。

今回の「ホットゾーン」では、とにかく

 

パンデミックの脅威を煽る!!!

 

治療法のない恐ろしい感染病が国内に入り込んだらどうなるか?!

の恐怖をひたすら煽り、怖いよ~、怖いよ~。考えてみて~。色々感染経路があるよ~。

接触だけじゃないよ~。空気感染もあるかもよ~。

家族にうつったら嫌だよ~。

と、ただその一点で勝負してきました!

 

通常のパンデミック映画だと、序盤にそういう恐怖を煽りながら実際に悪夢が現実となり・・という背筋の凍る展開を見せるわけですが、このドラマは最後まで「怖いよ~、怖いよ~」と、ひたすら物語の中で空回りを続け・・。

でも今回は大丈夫でしたよ~!

と平気な顔でさ~っと幕を下ろすのです。

 

ガク・・。

 

辛いのが、その結末が始めから分かっちゃうこと

1話の感想で、私は「どこまで真実に基づいているのかが気になる」としきりに書いてたんですけど、そこ大事なんですよね。

だって、真実に基づいてたらエボラの感染患者がアメリカに運ばれたのは2014年だったはず。

つい最近なので時事問題に疎い私でもなんとなく覚えてましたよ。

西アフリカでエボラ出血熱が大流行した際に現地で治療に携わっていたアメリカの医師らが感染し、帰国して治療を受けたというニュースは。

【追記訂正】

すみません、正確には2014年に初めてアメリカで感染者が発見されたのは西アフリカのリベリアを訪れていたテキサス州の男性だったそうです。

 

いずれにしても2014年が国内初だったので、このドラマの時代設定の89年には感染者が見つかっている訳がないんです。

 

なので、3話くらいからは「やっぱり猿だけか~・・。猿で引っ張るつもりかねぇ?」

とある意味、冷めた視線で見てしまうことになったのです。

 

最後の方なんて、感染した猿たちの恐怖を描くのも必死でしたよね。

脱走させてみたり、麻酔で寝てたのが急に襲ってきたり、途中で一匹失踪していたり、ジェリーが脱水症状で倒れたり、あれやこれや・・。

 

タイミングが悪かった

またね、そうした煽りだけで視聴者に恐怖が伝わるようならいいんですけど、ドラマの作りが軽いせいか、あんまり身に迫ってこないというか、怖いのはアフリカでの描写だけでした。

なにしろ「チェルノブイリ」の時期と重なってしまったのも、このドラマの不幸でしょう。

 

最後の聴聞会の場面が見事に「チェルノブイリ」とかぶってましたよね。

最後にローズが「彼らの話を聞こう」というのが、シチェルビナが「彼の話を聞こう」と言うのに似ていて面白かったです。

その場面での緊迫感は月とスッポンだっただけに、余計寒い印象が拭えませんでした・・。

 

「ホットゾーン」役者は揃っていたのに、なんとも残念

いい役者さん達が揃っていたんですけど、脚本が安っぽくてちょっと残念でしたね。

台詞も臭いし、あんまり真実味がないんですよね。

 

もう少しドキュメンタリーを見ているようなリアルな感じだったらもう少しナンシー達の恐怖やパニックが伝わってきたのかもしれませんが、そこが惜しい。

ナンシーも使命感に燃えた女中佐をカッコよく演じてるんですけど、最後の敬礼のシーンとか、決め過ぎでしょ。アメリカンだわ。

もう少し全体的なタッチを暗くして、焦燥感に追い込まれるナンシーの心理描写に特化するような描き方の方がよかった気がします。

 

あと、自分で新聞社にリークしておきながら、新聞社がいたらヤバい!作戦撤回か?みたいなくだりもよく分からないし・・。

 

リドリー・スコット氏も、長年の企画を実現したかったのは分かりますけど、今このタイミングで描く必要のあったドラマなのかなぁ・・と。

アメリカのドクターが「こうして時々エボラなどの感染症の恐怖を喚起するのは大事なことだ。」とコメントしてましたけど、まさに注意喚起が第一になっちゃってましたね。

 

と、かなり厳しい感想になってしまいましたが、でも、こういうケースが実際にあった。というのは冷静になって考えてみるとやはり恐ろしい。

う~ん。やはり注意喚起は大事でしょう・・。(なんのこっちゃ)

「チェルノブイリ」第1話のA感想/全力解説 悶絶覚悟!見れるのはスターチャンネルEXドラマ HBO海外ドラマ「チェルノブイリ」の第1話のアニスの感想/あらすじ/詳細解説/考察です。冒頭と登場人物紹介まではネタバレなし、注...

最高に面白い海外ドラマの決定版!ランキング歴代ベスト50!

海外ドラマを見るならどの動画配信サイトが最強?!