アニスの今日の海外ドラマ

海外ドラマ20年、国際結婚10年の働く40女です。Netflix、Hulu、アマゾンを中心に感想・考察書いてます。

「ハンドメイズ・テイル」シーズン2 覚悟は決まった!!第5話の感想(ネタバレ)

f:id:Annice:20180926231454j:plain

もう、怖かったよ~・・。

あれでジューンが子供を失ったら完全に生きる屍に成り果ててたところだったわ。

地獄のコロニーで生きたくても生きれないエミリー達のことを思えば、まだまだジューンには限りない可能性が残されている訳で、ここで負けて欲しくはありませんからね!

 

それしてもこのドラマは毎回劇的に進展していくのが凄いなぁ。

こっちも「よし!来い!」と覚悟を決めて見ないと受け止められないほどの重さとパワーです。

スポンサーリンク
 

 

魂の抜けたジューン

預かっていた大事な手紙を燃やしたり(あんなところで燃やしたら危ない!)、表情も虚ろなまま毎日をやり過ごしているジューンですが、やはり鬱状態に陥っているんでしょうか。

自分を見ようともしないジューンを心配するニックはセリーヌに精神科に連れて行くよう進言しますが、セリーヌは全く取り合わず無視。

 

そんなある日、ジューンは出血していることに気が付きますが、動揺する様子もなく、そのことを隠して普段と同じように振る舞います。

あれ、大丈夫なの?!出血してたら絶対安静でしょう!

いくら奴らに奪われてしまう赤ちゃんとはいえ、自分とニックの愛の結晶よ?(この言い回し古い?)

と思う訳ですけど、ジューンにはそうした感覚が麻痺している様子で、ただ彼らに対して無言の反抗と復讐を続けることを決めたようでした。

 

ニックの結婚

思わず統〇教会の合同結婚式を思い出しましたけど、ニックにもついに奥さんができる訳ですね。

顔にベールを垂らして「あなた誰?」状態で前に立たれても、男としては恐怖でしょうねぇ・・。

一人一人微妙なお顔がお目見えしてましたけど、ニックの前に立っていた子は比較的「当たり」だったんじゃないかな。

素朴だけど初々しくて可愛いかも。

ただ、やっぱり若いなぁ。彼女の設定年齢何歳だろ?15とか、16才くらい?

ほぼ人身売買に近い感覚ですけど、彼女もそんなに嫌がっている様子はないのでまぁ、いいとしましょうか。

ただニックは童顔ですけど、男としてしっかりジューンを愛してますからね。彼としてはますます苦しい状況になりそうです。

 

一方のジューンは多少ショックを受けているのか、少し表情が強張っていましたけど、それも出血の痛みから来るものなのか、よく分かりませんでした。

 

哀しすぎて見れないコロニー

毎回辛すぎて泣けてきます。コロニー、酷過ぎ!

やっぱり同性愛者の方が多いのか、あの年配の女性二人が愛し合う様子はもう涙、涙・・。

そんな二人にジャニーンは結婚式を提案するわけですけど、エミリーは愕然。

「ここは地獄なのよ!結婚式なんて!」

と、危険を冒すジャニーンに怒鳴ります。

ただ、ジャニーンは「ここに来て働いて死ぬなら幸せに死ぬ方がいい」と彼女なりの考えを述べます。

ジャニーンて本当に子供みたいですけど、時に子供の方がその状況に柔軟に適応してしまったりするんですよね。

そこが酷い場所でも地獄でも、与えられたものの中で純粋に「いいもの」を見つけるジャニーンの能力は恐らく宗教云々を超えたもので、素直に胸を打たれます。

 

それにしてもエミリーの歯が抜けるのが怖すぎ!!

確実に死が体を蝕んでいる様子をこれからも見せられるのかと思うと、もう嫌・・。

誰か~!コロニーの皆を救出してあげて~!

スポンサーリンク
 

 

なぜか憎めないセリーヌ

そんな狂気の体制を作った側のお人ですけど、なぜか彼女は憎めないんですよね。

今回のエミー賞ではイヴォンヌ・ストラホフスキーが助演女優にノミネートされていましたけど、きっとそんな部分を絶妙に演じ切っているからだと思います。

あれほどの悪役なのに、なぜかセリーヌ自身を悪い人間とは思えないんです。

恐らく彼女を覆いつくし、ジューン達へ最低の仕打ちをさせるのは「どうしようもない苛立ち」でしょうね。

「こんなはずじゃなかった!!」と思いたくても思えない現実に苛立ち、執筆したくても書けない欲求に苛立ち、子供を授かれない自分に苛立ち、鈍感で自分に関心のない夫に苛立ち、周りの人間全てに苛立っているように見えます。

大体、彼女も暇でしょうがないでしょうしね。

仕事もできず、かといって家事や子育てがある訳でもなく、映画やテレビといった楽しみもない。本も雑誌もダメ。

唯一のストレス発散だったタバコはリディアに禁止されちゃうしで、発狂寸前なのはよ~く理解できますね。

しかも、この状況に自分を囲い込んだのは、頑張り屋さんだったかつての自分自身ですからね。

「こんなはずじゃなかった~~~!」と後悔に悶えるのは、私たちの身にもよく起こることだし、なんとなく共感しちゃう部分もあるんでしょうか、彼女には。

それに、きっと子供が授かったら本当にいいお母さんになりそうだし、そういう所からも悪い人間じゃないのは伝わってくるんですよね。

ただそうは言ってもやってることは、ジューンが言うように完全なる「クレイジー・ビッチ」ですからね。

同情の余地はないんですけどね。でも同情せずにはいられないんだなぁ・・。

 

「お腹の赤ちゃんに私の声を聞かせたいんだから、ちゃんと会話して!」と、ジューンに無理難題を言ってるとこも笑っちゃうし。

おいおい、「口答えするな!」って怒ってたのはオマエだろーが。と、突っ込みを入れつつも、こんな天然セリーヌはどうも憎み切れない・・。高飛車だけど、頑張り屋さんだしね。

ジューンの赤ちゃんが例え手に入らなくても、彼女にはいつか本当に赤ちゃんを授かって欲しいと願わずにはいられないわ。

(ただ、ニックと新妻の間にできた赤ちゃんは取り上げないでね~。)

 

自分を取り戻したジューン

自暴自棄になって赤ちゃんを危険にさらしたジューンはニックに発見され、病院で目を覚まします。

予想に反してまだ胎児の鼓動が聞こえる!

こんな自分のお腹にまだとどまってくれていた赤ちゃんを、ジューンは猛烈に愛しく感じたようでした。

 

あの最後のシーンは神々しいまでに美しい映像でしたね。

母の愛の目覚めと覚悟をあんな風に見せられたら、もう感動しちゃうわ。

そうそう、一度は逃亡に成功しそうだったんだから、もう一回だってできるはず!

今度は自分と赤ちゃん2人のために!!(えーと、ニックは・・?)

ようやく自分を取り戻したジューンの今後が楽しみで仕方ありません!!