アニスの今日の海外ドラマ

海外ドラマ25年、国際結婚15年。Netflix、Hulu、アマゾンを中心にしたネタバレ感想・あらすじ・考察です。

「トリプル・フロンティア」に突っ込む!おっ?続編行く気か?!ネタバレ無と有のA感想

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アニスです。「トリプルフロンティア」前半はネタバレなしの感想、後半はネタバレ有で突っ込んでます。

 

Netflixで全世界同時配信の最新映画「トリプル・フロンティア」ですけど、2時間を超える結構な長丁場にも関らず、緊張感マックスで最後まで見てしまいました。

 

 

堅実な作りで意外に面白かったですよ。

ベン・アフレックやペドロ・パスカルらが出演し、製作総指揮にはキャスリン・ピグローも名を連ねてますからね。

ある程度のレベルはしっかり超えてくるとは思ってました。

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正直なところ、これから見る方はネタバレなしの感想も読まずに行かれた方がいい気もします。

というのも、全く前情報なしで見た場合、かなり振れ幅の大きい結末予測が可能なんですよね。

そこが楽しみな部分でもあるので、変に情報入れちゃうとある程度推測できちゃって醍醐味がなくなるかもなぁと・・。(そうならないように書きたいと思いますが・・)

 

アメリカの退役軍人5人組が麻薬王相手に大金強奪計画を実行する話という話ですが、これはあくまで前半戦。

この後の後半戦の方が問題なのです。

 

予測できる結末としては・・

① 痛快アクションを見せつけながら、「オーシャンズ11」のように愉快に難関を突破し、クールに南米脱出!!

どうだ!これぞアメリカ退役軍人の実力だ!

 

② 欲に目がくらんだメンバーが現れ、結果的に仲間割れし、目を覆うような骨肉の争いに・・。ひ~・・。人間て怖い怖い・・。

 

③ 仲間同士の絆は強く共に戦うものの、カルテル相手に壮絶な戦いを強いられ最後はなんとか無事脱出!はぁ、よく頑張ったね~!

 

④ 仲間同士の絆は強く共に戦うものの、カルテル包囲網からは逃げられず最悪の恐怖展開へ・・。だ~からカルテルの金なんて手を出すもんじゃない!!

 

⑤ ③と④の中間。

犠牲になるメンバーも・・。涙・・。

 

予告編を見ただけでもザっとこんな感じが予想できるかと思います。

さぁ、どれが該当するかは見てのお楽しみ!!

 

登場人物とキャスト

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発起人のポープ

ブラジルで麻薬組織を追い続けた結果、嫌気が差してこの強盗を計画。

 

演じるのは「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」で高い評価を得たオスカー・アイザック。「スターウォーズ」の最新作にも出演するらしい。

この俳優さん、メッチャいいですね!

ベン・アフレックよりも目立つことなく、己の存在感もしっかり残す・・という絶妙なバランスが好印象!

 

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英雄として崇められる退役軍人の兄貴分トム。

現在は離婚し二つの家庭を支えるのに苦しい状況。

 

ベン・アフレックは太ってコロッとしてるけど、そんなに老けた印象はないかな。

一番難しい役どころを嫌味なく演じてる。

 

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ウィリアム・ミラー(アイアンヘッド)は講師として兵士の育成にあたっていた。

チャーリー・ハナムってイイ男だわ~。

可愛い系の善人顔で優等生を演じます。

 

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ウィリアムの弟のベン。

知性派の兄に対し、格闘技で生計を立てるほどの肉体派。

すぐカッとなるけど、友情には篤い。

演じるギャレット・ヘドランドもイケメンで文句なし。

 

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飛行士免許がコカイン所持で停止中のキャットフィッシュ。

 

「ナルコス」や「ゲーム・オブ・スローンズ」で見せた迫力は抑え気味に、裏方的な気のいいあんちゃんを演じるペドロ・パスカルも素敵でした。

 

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ポープに情報を流していたイヴァンナ

「ナルコス」ではパスカル演じたハビエルの情報屋でした。雰囲気のある南米美人!

 

映画自体は傑作とは言いませんが、キャスト陣は全員素晴らしいです!

マッチョな男5人が南米の大自然や悪党相手に挌闘しますが、共に支え合い、時に抱き合い、時にキス・・までは行かないけどワイルドフェロモンはむんむん・・!女子目線でも楽しめました!

大金をせしめるワクワク感と、サバイバル要素でのハラハラ・ドキドキは保障しますので、見てない方はぜひどうぞ~。

 

ちなみに、「トリプル・フロンティア」というのはブラジル・アルゼンチン・パラグアイの三国が隣り合う国境線沿いのエリアを指すらしいです。

 

*この先はネタバレありの感想です。

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後半はちょっと微妙だった

前半は文句なしにスリリングで面白かったですよね。

ただ、後半戦に関しては事態が悪化し彼らがトラブルに巻き込まれるのは一目瞭然で、どんだけ悲惨な結末が待っているのだろうかと超恐怖!!

だって、南米の麻薬カルテルですよ?

私ちょっと前に「ナルコス」を見たんですけど、まぁ現実とは思えない地獄絵図の連続でした。

彼らも「追いつかれたら殺される!」なんて言ってましたけど、実際のところ、簡単に殺してくれるならむしろラッキーという・・、間違っても足を踏み入れたくない恐ろしい世界なのです。

 

そんな世界に善良で勇敢な元兵士5人が思いっきり足を踏み入れるどころか、奴らを敵に回すような悪事を仕掛ける訳です・・。

カルテル相手に戦争を始めたのも同じでしょう・・。

絶対、見るに堪えない報復が待っているはず・・、と恐ろしくて恐ろしくて、もう前半だけで止めようかなぁ・・とさえ思ってました。

 

でも、そんな救いのない映画を見たがるアメリカ人はいないだろうし、もう一周ぐるっと回って「嘘みたいな機転と立ち回りで見事脱出!」みたいな痛快エンディングが待ってるかも・・。

という気もして来て、結局最後まで見てしまいました。

 

そしたら あ!!!と驚くような衝撃のラスト!!!

はこれといって用意されておらず・・。

 

なんとも中途半端な終わり方・・。

 

まぁね~、退役軍人のイメージを損なうような映画をキャスリン・ピグローらが作るとも思えないし、かといって悪事を正当化するようなサクセスストーリーにするのもマズいだろうし・・、どうにかこうにかその中間をとったって感じでしょうか・・。

 

結局テーマは何だったの?

やっぱアレですかね。

「人間欲張り過ぎたらあかんよ。」

というのと、

「計画立てたら、その通りにやらなきゃ意味ないよ。」

ってことでしょうか。

 

それと、「アメリカ兵士は安月給で頑張ってるし、試練はあっても、みんな友情に篤いグッドガイだぜ~」

ってことかな。

 

ベン・アフレック演じたトムって、その状況を見極め計画を立てるプロなんですよね。

だから彼がリクルートされた訳なのに、その本人が「あともう2袋!」って欲張っちゃったもんだから全部台無し。

 

おまけに、飛行機の重量越えしながら「金は全部持っていく!」と、ここでも欲を出しちゃったもんだから、結局墜落しちゃうしね~。

なんの為にわざわざ荷物の重さ測ったわけ?

 

それと、

国の為に命を懸けてきた男たちが金に目がくらんだ時、どれだけ友情や倫理観が揺らぐのか・・みたいな究極の状況を描きたかったのは分かりますが、そこのところも中途半端でしたね。

「ガキは殺さない!」と言いながら、そのキッズたちが乗っている車を撃って大破させるのはOKとか、村人をたくさん殺しておきながら、金で補償してなんとなく解決させた感じにするとか・・。

自分達が決めたラインを最後まで守り通すわけでもなく、かといって「悪」に振り切ってしまう訳でもなく、・・。

自分達の末路を「罰が当たった」と言いながら、反省してるようでしてないようで・・。

うーん、現実ってそんなものなのかなぁ・・。

 

あのラストはどういうこと?

結局一人につき1億円くらい残った形でしたよね。

でも、それも死んだベンの家族に遺すということで全員「カッコいい決断」をしてアメリカ映画っぽくキメてましたけど、この後がね~・・。

 

発起人のポープは例の彼女のいるオーストラリアに行くって言ってましたけど、

「本当~?自分に大金が残らなくても始めから行く気だった~?」なんて穿った見方をしちゃうのは私だけでしょうか。

 

それと、優等生ウィリアムがちゃっかり金を捨てた地点の座標をメモってましたね。

それをポープに渡していましたが、ほ~ら、やっぱ反省してない。

でも、これは続編に行く可能性があるってことかな??

 

金を捨ててる時から、「また、ここに戻ってくるつもりかな~」とは思って見てましたけど、それにしては随分深くて危険な割れ目に落としていたので、あそこに戻るとなるとまた死人がでそうだわぁ~と既に心配してました・・。

 

とりあえず、この金の回収をするもしないもポープの決断次第なのは間違いないでしょう。(他のメンバーには企画・準備の能力はないようなので・・)

まずはオーストラリアで彼女と上手くいくかどうかが鍵ですね。

彼女に会えなかったり(オーストラリア舐めないでね!広いわよ!)捨てられりした場合は、また仲間に集合かけて南米に向かうことになりそうですね。(凝りてない!)

 

それともう一つ考えられるのが、カルテルに追われる可能性。

なにしろ顔を見せまくってましたからね。

ボスの家でもすれ違いざま息子と思われる子にバッチリ見られていたし、村でも相当見られたし、最後もギャングの子分たちに随分見られてました。

 

アメリカにいる仲間の一人が殺され、残りのメンバーも「奪った金を返さなければ命はない」とカルテルに脅され敢え無くあの場所に戻ることに・・。

なーんて、こんな話じゃワクワクしないからこの案はボツかな・・。

 

私が一番びっくりしたのが!!

船が5日間も待っててくれたことですよ~!

どういうこと~??

カルテルの捜索が始まってる中、5日も待つなんてどんな人達なの?と思ったら、まぁ真面目そうな善人顔のオジサンでしたね。

そこらへんのチンピラだったら絶対あり得なかったでしょう。

 

それに、盗んだ金を慎重に管理してくれるという銀行まで用意されていて、随分味方の多い映画でしたよね。

 

あ!それと、脇腹を撃たれたウィリアムが普通に歩いたり戦ったりしてたのにもビックリ!(どんな回復力!?)

絶対傷が化膿して体力が落ち、弟の腕の中で死んでしまう・・・みたいな鬱展開になるかと思ってました。

それどころか、弟のベンがトムの死を充分悲しまない兄にキレて殴ってましたからね。

ちょっとー、兄さん撃たれてるのよ!?とこっちが焦りましたよ。

まぁ、そんな感じでカルテルに戦争を仕掛けた割には、最後までエグい展開は少なめで爽やかでしたね。

 

特に大きな山場もなく、感動もカタルシスも用意されてなかった映画ですけど、「恐ろしいカルテルから大金を奪って逃げてみせたゼ、退役軍人の俺ら!!」みたいな部分に関しては「確かに凄い!」と素直に面白かったです。(体力だけはあった!!)

 

それと、やっぱり俳優陣が良かったですね。

誰かが突出して目立つこともなく、それぞれがバランスよくキャラクター性を持って役割を果たしていた感じです。

 

というわけで、Netflixの「トリプル・フロンティア」は2時間を気軽に楽しむにはもってこいの映画でした~。