今年も華やかでしたね~!エミー賞!
司会の方たちが人種的な部分にこだわってましたけど、社会的弱者(主にLGBT)に焦点を当てた「アメリカン・クライム・ストーリー」が作品賞を受賞するなど、テーマ性も感じましたね。
あと、プレゼンター達にネタの長い人が多かったなぁ・・。
特にあの牛歩戦術で来たおじ様(どなたですか?)は思いっきり滑ってるのに「ひと笑い起きるまでは~」と粘るので余計時間がかかってて参りました。
見てる側からすると、こうした微妙なネタより受賞者のスピーチを1秒でも長く聞きたいんですけどね・・。
あ、それと思わぬプロポーズもあって盛り上がってましたね。(有名な方なんですか?)
エミー賞ドラマシリーズ部門の受賞結果
作品賞 「ゲーム・オブ・スローンズ」
主演男優賞 マシュー・リス「ジ・アメリカンズ」
主演女優賞 クレア・フォイ「ザ・クラウン」
助演男優賞 ピーター・ディンクレイジ「ゲーム・オブ・スローンズ」
助演女優賞 タンディ・ニュートン「ウエストワールド」
監督賞 スティーブン・ダルドリー「ザ・クラウン」
脚本賞 ジョエル・フィールズ、ジョー・ウェイスバーグ「ジ・アメリカンズ」
まず嬉しいのは「ジ・アメリカンズ」のマシュー・リス!!おめでとう~!!
アメリカでは大人気のドラマなのに、日本ではこれまでほぼ無名だったのが不思議ですよね。
ようやく日本でも9月6日からDVDレンタルが始まって最近バンバン宣伝されてますけど、実は結構前からNetflixで見られたんですよね。
私はシーズン1を面白く見てから、今、シーズン2の12話まで来てます。もうこれから先を見るのが楽しみ過ぎだわ~!
これまでノミネートはあっても受賞は助演女優のマーゴ・マーティンデイル(スパイ仲間のおばちゃん)しかなかった「ジ・アメリカンズ」ですが、最後の最後にマシューが主演男優を獲ってくれた!!
奥さんのケリー・ラッセルも美しい笑顔が光り輝いてましたね。
自身も主演女優のノミネートでしたが、マシューが獲ってくれたので感激もひとしおでしょう。
脚本賞も受賞でしたので、ドラマの最終的な評価として大満足な結果だったと思います!

あと主演男優に関しては「オザークへようこそ」のジェイソン・ぺイトマンも好きだけど、まぁマシューと違って来年もあるしね。

それと、やっぱり嬉しかったのがHBOの一押しドラマ「ウエストワールド」のタンディ・ニュートン!
スピーチは渋かったですけど、彼女は年を重ねてもどこか初々しくて素敵なんですよね。
きっとご本人も裏表のない気さくな人なんだろうなぁ・・なんて想像しちゃいます。
「ウエストワールド」で見られた日本語の完成度の高さを見れば、大女優ながら真摯に日本語に取り組んだのが伝わってくるし(真田広之指導の元)、演技にも気取ったところがないからスッと入ってくるんですよね。

それと昨年は対象期間から外れてしまい、2017年のエミー賞は完全欠席だった「ゲーム・オブ・スローンズ」の面々が帰ってきた~!
常連のピーター・ディンクレイジは納得の受賞だし、作品賞も当然といえば当然ですよね。
全ての面で驚異的な完成度を誇る「ゲーム・オブ・スローンズ」を超えるドラマは今現在、存在しないと言い切っていいと思います!
huluでシーズン7まで見れます。
という訳で、去年は旋風を巻き起こしたhuluの「ハンドメイズテイル/侍女の物語」と「This is us 36歳、これから」は全く受賞ならず・・。
個人的にぜひ受賞してほしかった「ウエストワールド」のエド・ハリスも惜しくも助演男優を逃してしまいました・・。
ただ、相手が強すぎたわね・・。また来年に期待です!
それから、私は未見ですが「ザ・クラウン」も相変わらず強いですね。こちらもNetflixを代表するドラマの一つです。ネットフリックス見れます。
エミー賞コメディシリーズ部門
作品賞 「マーベラス・ミセス・メイゼル」
主演男優賞 ビル・ヘイダー「バリー」
主演女優賞 レイチェル・ブロズナハン「マーベラス・ミセス・メイゼル」
助演男優賞 ヘンリー・ウィンクラー「バリー」
助演女優賞 アレックス・ボースタイン「マーベラス・ミセス・メイゼル」
監督賞 エイミー・シャーマン・パラディーノ「マーベラス・ミセス・メイゼル」
脚本賞 エイミー・シャーマン・パラディーノ「マーベラス・ミセス・メイゼル」
すみません、コメディ部門はあまり馴染みがないのでスルーしがちなんですけど、「マーベラス・ミセス・メイゼル」が圧倒的な独り勝ちですね。
私は10分見てピンと来なくてやめちゃったんですけど、アマゾンで見れるんですよね。
レビューも異常に高いので、スタンダップ・コメディアンの主婦が主人公ながら日本人が見ても面白いのは確実のようです・・。やっぱりもう一度見てみようかなぁ・・。
エミー賞リミテッドシリーズ/テレビムービー部門
作品賞 「アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺」
主演男優賞 ダレン・クリス「アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺」
主演女優賞 レジーナ・キング「運命の7秒」
助演男優賞 ジェフ・ダニエルズ「ゴッドレス -神の消えた町-」
助演女優賞 メリット・ウェヴァー「ゴッドレス -神の消えた町-」
監督賞 ライアン・マーフィー「アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺」
脚本賞 チャーリー・ブルッカー「USS Callister」
やっぱり「ヴェルサーチ暗殺」が強かった!
社会へ向けての強烈なメッセージが熱く込められていて、役者たちの情熱だけでなく、製作に関わる人達の想いがじんじん伝わってくるようなドラマでした。
こういう熱を持った作品というのは、受賞しやすいですよね。
主演男優を獲ったダレン・クリスのスピーチも感動的でした。
彼は本物の連続殺人犯クナナンが憑依したかと思うほど役になり切ってましたもんね。(それを言ったらペネロペも凄かったけど。)

20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパンで12月19日デジタル配信開始
それから、私がとにかく嬉しかったのが「ゴッドレス -神の消えた町-」のジェフ・ダニエルズとメリット・ウェヴァー!
もうね、近年これほど興奮したドラマはなかったくらいの出来栄えでした!(ゲーム・オブ・スローンズとはまた違う、突き抜けた清々しい人間描写が最高!)
これもNetflixですが、ジェフ・ダニエルズのスピーチで「アーチストがアーチストで居られる場所を提供してくれるNetflixに感謝」って言ってましたね。
うん、私もついでに感謝だわ。
もちろんそれはHBOもHuluもアマゾンも同じですけどね。
こうした質の高いドラマが気軽に見られるようになったことも嬉しい限りですね!

