*アニスです。3話までの内容に触れてますのでご注意ください。
Netflixの新作「運命の7秒」ですけど、参りました・・。
「3話でギブアップ」と書いてますけどね、つまらなくてギブアップじゃないんです。
内容的には4話以降も期待できそうだったんですけど、3話の後半に酷いシーンが出てきて、それで私ショックで、ショックで・・。
いつもは3話までをまず見て、キャスト紹介などして感想をガッチリ書かせてもらってますけど、今回はササっと短めで失礼します。
せっかく3話まで見たのに、それ以降が見れない!見たいのに見れないじゃないか~!
という悔しさで、ちょっとした抗議の意味で書いてますのでっ。(って誰に抗議よ??)
救いのない内容なのは分かってたけど・・
予告編を見てもわかる通り、内容的には始めから辛い話です。
白人警官が、ある雪の降る日に車で15歳の黒人少年をひいてしまうが、そのまま放置して逃走。少年は数時間後に犬に発見され病院へ運び込まれるが・・。
この少年の両親の心痛たるや、ある程度覚悟はしていても見ていて本当につらいです。
共にカソリック信者で信仰心が救いになっているものの、母は全身麻痺の息子の姿に打ちひしがれ、その後はかすかな希望に寄りすがり・・。
父親も突然の悲劇に茫然自失状態。なのに、そこへ経済的な問題も大きくのしかかってきてさらに八方ふさがりに・・。
(ICPの入院が一日500万?!アメリカの病院ってどれだけ高いの?!)
加害者側の白人警官ピーターも・・
こちらも全然救いがない世界です。
被害者に対する罪悪感で毎日が地獄の苦しみに変わり、自身の息子の誕生も手放しでは喜べない・・。
配属になったばかりの治安の悪い地域では黒人ギャング達が蔓延り、麻薬課の自分チームはどうやら汚職にまみれている様子。
正義感を封じ込め、このまま堕落しきっていくのか・・。
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真実を追い求める検事とその相棒
この女性検事KJが主人公っぽいポジションですけど、過去例にないほどリアルですよ。
まず、容姿的には至って普通。どちらかというと脚の短さやぽっちゃり体型が目立つかな・・。
そして完全なるアル中で昼間から酒を飲み、極めつけはヤ〇〇ンという、嘘みたいな設定。
やる気があるんだかないんだか分からない彼女が汚職白人警官達に一人で戦いを挑む訳ですけど、でも彼女がなかなかいいんです!
このKJが、この少年と家族の痛みと苦しみを強烈に理解する唯一の人間なんですけど、その演出が上手いですね。
一人で事故現場を訪れ、少年がもがき苦しみ血を流し続けた跡を見て愕然とするシーンがありますが、こちらまでその衝撃が伝わってきました。
もう一人の彼女の相棒になるこのジョー・フィッシュもなかなかいいです。
離婚して老犬達の世話をしていたり、アル中で身を滅ぼしているKJを心配したり、口は悪くても意外に奥深くていい奴のようです。
まぁそんな感じで、予告編で見たままの暗くて救いのない話が続きますが、痛ましい事態に遭遇した人々の心の葛藤を表現する俳優たちがみな素晴らしくて、3話までは割とすんなり見てきました。
それは無理!
ヘビーな内容だと分かりながらも見れたのは、この事故にあった少年を一切映さないという配慮があったからで(配慮からかは知らんけど)、描写としては雪の上に残る血のみ。(だからこそ強烈に想像力を掻き立てるんですけど・・)
それに病院で寝たきりとなった後も少年はほとんど画面に映ることがなかったからなんです。
ところがですね~・・。
油断していたところで来たのですよ。例の酷いシーンが・・。
もう詳しく触れるのも嫌なので(すぐに消したから見れなかったし)、赤ちゃんが犠牲になるシーンとだけ書いておきます。
これは完全に私的にはアウトですよ。子供だってダメなのに、赤ちゃんなんて有り得ない!
もう抗議の意味も込めてこれ以上見ませんからね・・!見れないし!
もう~頼みますよ~。本当~。
ドラマと割り切って見れる方もいるのかもしれませんが、私のようにまだ小さい子がいる方には注意が必要かもしれません。
4話以降も鬱鬱とした内容で、麻薬と貧困と暴力に覆われたアメリカの暗部を見せられるのか、はたまた希望を感じられる展開が待っているのか・・。
私はもうショックで見る気力がないので、残念ですけどどうでもいいです・・。