アニスです。
2019年ドラマが出揃ったところで改めて今年の海外ドラマベスト30作品をランキングしてみました。
- エミー賞、ゴールデン・グローブ賞の受賞作品
- IMDbなどで高い支持を得ているドラマ
- 有名人の出演で話題になったドラマ
- 個人的に面白いと感じたドラマ
- 革新的で新しいドラマ
などが基準になってます!
2019年のおすすめ海外ドラマベスト1~15位
1位 チェルノブイリ
HBOのミニシリーズですが、本国で放送されるやいなや、物凄い反響でSNSを賑わせ、エミー作品賞を受賞したマンモスドラマ。
2019年、世界に衝撃が走りました。相当の覚悟がないと見れませんが、見れる方は見て頂きたい!
(*衝撃的なシーンがあります。視聴にはご注意ください。)

2位 ゲーム・オブ・スローンズ 最終章
世界中から注目された最終章のラストが賛否両論で、いまだにファンからの苦情が収まっていないのだとか・・。
そもそも全員を納得させるのは不可能でしたよね。
私は意外性と衝撃度を重視し、同時にテーマに沿った落としどころを見つけるには、あのラストしかなかったような気がします。
ただしその際、キャラの魅力を生かし切る・・というところまで達成できなかったのは事実かなぁ・・。
なにはともあれ、最終章の全6話、全ての回が鳥肌と衝撃、涙と興奮に満ちていたことは断言していいでしょう!
エミー賞作品賞受賞。

3位 ペーパーハウス
*ご注意、S1の予告編がなかったのでS2になります。
実は2019年にNetflixで最も見られたオリジナル作品の3位がこのスペイン発のクライムサスペンス。スペイン産やりますよ!
メチャメチャ面白くって止められない!あの「プリズン・ブレイク」を彷彿とさせるワクワク感は近年稀に見るほどに強烈!個人的には1位にしてもいいくらい。

4位 マインドハンター
シーズン1はグロくて怖くてキツかったぁ~。
デビット・フィンチャー製作ですが、「セブン」と世界観がかなり近い。
塀の中の猟奇殺人犯から、現行バリバリの猟奇殺人まで生々しく見せられ(犯行シーンそのものはないけど)、こちらまで息苦しくなりました。
シーズン2はさらに面白さがアップして話題になりました!今やNetflixの看板ドラマと言っていいでしょう。

5位 ビッグ・リトル・ライズ
ニコール・キッドマン始め、エミー賞リミテッドシリーズの方をほぼ独占受賞したこのドラマは有名ハリウッド女優が名を連ねることで注目を浴びましたが、見事な脚本と相まってサスペンスとしても一級品。
意外と悩みの多いセレブママ達の心情を深く掘り下げたことで、一般主婦からの共感も集まり、ヒューマンドラマとしても評価されました。
シーズン2のメリル・ストリープは圧巻!

6位 ボクらを見る目
Netflixオリジナルの実際の冤罪事件を基にしたこのドラマはもう傑作と言っていいでしょう!(全4話のミニシリーズ)
第4話の主役コーリー演じるコーリー役のジャレル・ジェロームは神がかってました!必見!エミー助演男優賞受賞!

7位 ウィッチャー
Netflixが次の「ゲーム・オブ・スローンズ」を狙って2年前から製作してきたダークファンタジーですが、見事、このポジションに王手をかけてきた思います!
作りこんだ世界観には新しい可能性、爆発力を感じました。確かに状況設定の部分では説明不足な点もありますが、ぜひこちらの解説記事をお役立てください!

8位 ポーズ/POSE
これは2019年の衝撃でしたね。これほど泣かされるドラマとは思いもよらず・・、ライアン・マーフィー恐れ入りました。
母の愛だったり家族だったり、昔ながらの懐かしい人情に溢れています!
毎回必ず泣かされますよ。
「This is us」と同じくらい話題になってもいい感動的なヒューマンドラマなのに、いまのところは静かですよね。
これもNHKでやって欲しいわ~。エミー助演男優賞受賞!

9位 ダーク シーズン2
ドイツ発の難解なミステリーサスペンス。世界中のSNSで話題になっていると聞いてシーズン1を見てみたら、これが見事にハマりました。
そしてシーズン2はさらに面白い!
なるほどね~。よくこんなの作ったわ・・!と感心するほど緻密に練り上げられた衝撃のプロットは一見の価値あり!

10位 オザークへようこそ
シーズン2も文句なしに面白かったです!
エミー監督賞と助演女優を受賞して世間を驚かせた隠れた秀逸ドラマ。
人間の闇や弱さと必死に生き抜く知恵を紙一重で描きながら、ハラハラドキドキを量産し続けるこのクオリティは一見の価値あり。

11位 ストレンジャー・シングズ
シーズン3も勢い衰えず、Netflix王者の貫禄を見せつけてくれました!
やはりパンチ力が違います。魅力がぎゅっと凝縮されたミラクルな世界観。

12位 ハンドメイズ・テイル/侍女の物語
エミー賞を総なめにしたシーズン1は主演のエリザベス・モスを始め、非常に高い評価を得ましたよね。
さすがにシーズン2では勢いも落ちるか・・と思いきや、全く質を落とさず高い緊張感を保ったまま全13話を描き切りました。
シーズン3若干失速したエピソードもありましたが、それでも強烈な物語性はキープしています。

13位 TRUE DETECTIVE S3
主演のマハーシャラ・アリはエミー賞主演男優にノミネート!
衝撃度はS1に比べて少なかったものの、人生の虚無感と微かな希望を同時に描く手法はS1を踏襲していたと言ってもいいかと思います。

14位 アンビリーバブル たった一つの真実
私の中ではかなりの大ヒットドラマ。
このキャスティングを見た時に絶対やってくれる!と確信しましたが、見事IMDb8.5の傑作サスペンスを作ってくれました!
特に女性に見て頂きたい!サスペンスと人間ドラマが高い水準で融合してます。

15位 フリーバッグ シーズン2
イギリスユーモアが冴えわたる、一人で生きる女のヒューマンコメディ。
いわゆる「ブリジッド・ジョーンズ」的なおバカな自虐コメディとは一線を画す、本格的な人間ドラマで感動できます。
才女フィービー・ウェラー=ブリッジはエミー賞コメディ部門を最多受賞。

2019年のおすすめ海外ドラマベスト16~30位
16位 モダン・ラブ~今日もNYの街角で~
アマゾンプライムオリジナルで意外なヒットとなった癒し系オムニバスドラマ。
1話30分で非常に見やすくじ~んと感動できてコスパ最高。
全8話ですが、何話でも見ていたくなる温かい世界観が素敵。アン・ハサウェイが出てます。

17位 キリング・イヴ
ルーク・ジェニングスの小説を元にしたスパイドラマで、2人の女性の追いかけっこが面白い。
2018年はサンドラ・オーがエミー主演女優賞を受賞し、2019年はなんとジョディー・コマーが受賞するという快挙!
テンポが良くて見やすいサスペンスで緊張感もあります。

18位 THIS IS US シーズン2
現在シーズン2までがアマゾンで見放題ですが、シーズン3もレンタル始まりました。
心温まる家族の物語・・ですが、過去だけじゃなくて未来にも飛ぶとは・・!
広がり続けるピアソン家の歴史に驚きながら涙を流しましょう。

19位 このサイテーな世界の終わり S2
シーズン2は1よりもキャラへの愛着が増したせいか、面白く見れました。
登場人物の一人一人が愛おしくてたまらない・・。
誰もが共感できる「孤独」についてダークなユーモアで語ります。

20位 刑事ジョン・ルーサー S5
期待しただけの展開は待ってましたよ!
これだけのジェット・コースターサスペンスを続ける技量は大したものです。

21位 スタートアップ
個人的には大ヒットな起業系夢追いドラマ。
このテーマで、これほどのサスペンス性を盛り込むなんて革新的!とにかく面白い!
「ブレイキング・バッド」にも通じる何かがあります!個人的に強くお勧めする作品。

22位 女医フォスター
これは意外な掘り出し物でした。
こんな面白い離婚系メロドラマは見たことない!
主演のサランヌ・ジョーンズがまさに怪演!英国アカデミー賞主演女優受賞。

23位 「KIZU-傷-」
ここ最近で、一番衝撃エンディングとなったドラマはこれでした。
「ゴーン・ガール」のギリアン・フリンのデビュー作をエイミー・アダムズ主演でHBOが製作したサスペンスミステリーですから、面白さは保証済み。
パトリシア・クラースソンがゴールデン・グローブ助演女優を受賞。まさに怪演で怖かった・・
圧巻のラストはもちろん必見ですが、人間の闇を深く掘り下げたドラマとしても秀逸でした。「再生の力」VS「闇に打ち砕かれる脆さ」とのコントラストが素晴らしい。
衝撃のラストに関しては、こちらで徹底解説書いてます↓

24位 ユーフォリア
スタイリッシュにしてグロテスクな最新ティーンドラマ。
HBOが作ると学園ものさえ、こうなりますか!
ドラッグとセックス、ネット社会に足元をすくわれながらも、必死に現実世界を生き抜こうとする高校生達を残酷に、鮮やかに切り取ります。

25位 ジャック・ライアン
アマゾンが今年一押しするオリジナルのアクション大作。
映画でお馴染みのジャック・ライアンを主人公に渋い布陣でドラマ化しました。
派手なアクションは見応えあり!

26位 キャッスルロック
それほど騒がれてなかったのであんまり期待せずに見始めたキング原作のサスペンスミステリー。WOWOWで見ましたが予想以上に面白かった!
こういう謎が謎を呼ぶストーリーは見る人を選びそうですが、しっかり最後まで謎解きしてくれるので満足度はかなり高かったです。
情緒的にも豊かで哀愁たっぷり。隠れた秀作かも。
ラストも色んな意味で凝ってました。

27位 Homecoming
ドラマはお初となるジュリア・ロバーツ主演の政治スリラーは、各話30分構成が新しいと話題になりました。
「MR.ROBOT/ミスター・ロボット」のサム・エスメイルが製作&監督ということで評価も高いようですが、IMDbは7.6とそれほど高い訳でもないんですよね。
ただし、ヒッチコック映画を意識した不気味な映像は凝ってますし、謎かけ系が好きな方は楽しめるかと・・。(ただし、ちょっと凝り過ぎてて展開はスロー)
ボビー・カナヴェイルも出てます。

28位 ライン・オブ・デューティー S5
大好きなイギリスの刑事ドラマですが、シーズン5は少~し期待値を下回った気もします。(元の期待値が高いので。)
ただしそれでも面白さは群を抜いていて、どんでん返しの嵐が続くストーリーは健在!一話完結にはない刑事ドラマの醍醐味を味わえます。

29位 「パトリック・メルローズ」
ベネディクト・カンバーバッチが「どうしても演じてみたかった役柄2つのうちの1つだった」と語り、自ら製作も手掛けたヒューマンドラマ。
壮絶な過去のトラウマから傷つきドラッグに溺れる男の再生を描きます。
少しスローなので忍耐力が要りますが、頑張って見るだけの価値はあるかと。

30位 Carnival Row
オーランド・ブルームとカーラ・デルヴィーニュが主演するダークファンタジー。
グロとエロが強調されていて、GOTを意識した造りになってますが、私はイマイチ・・。
アマゾンが有名俳優を起用し(あのジャレッド・ハリスも出てる!)、気合いを入れて作った大作ですが、好き嫌いが分かれるかもしれません。
