「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」シーズン2全話ネタバレA感想/空前絶後の面白さ!

「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」シーズン2

hulu海外ドラマ「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」シーズン2全話のアニスのネタバレ感想です。

全感想

S1 S2 S3 S4

はぁ、もうしんどかった・・。

あのリディア婆も相当狂ってるわ。

純粋な洗脳状態にある狂信者なのかと思いきや、次の場面では虐待を楽しんでるとしか思えない冷酷で残忍な鬼軍曹に変貌してるし・・。

どういう精神バランスでアレを良しとしてるのかまるで理解できませんけど、今回も恐ろしいシーンの連続でした。

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目次

【ご留意ください】
当ブログは個人が趣味で書いているもので、夜遅くにウトウトしながら感じたままの感想を綴っています。そのため稚拙な文章、品のない物言い、勘違い解釈、天然ボケなどで皆様をご不快にさせてしまうこともあるかもしれません。(その場合は申し訳ございません。)
その点を含めてお許し頂ける方のみ読み進めて頂けましたら幸いです。

また衝撃ネタバレに関してはそのエピソード分の始めに持ってくることもあるのでご注意ください。(内容を順番に書くわけではありません)

「ハンドメイズテイル/侍女の物語」シーズン2第1話 ついに!

え!なになに?!突然始まる処刑シーン!!

もう怖かったし、泣けたわ~・・。何あのレクター博士ご用達みたいなマスク!

前回のS1最終回でニックがジューンに「大丈夫だ」みたいなことを耳打ちしていたので、ころされることはないと思ってましたけど(まぁ、主役死ぬわけないし)それにしても酷過ぎでしょ。

処刑台で首に縄をかけられ死を待つだけのあの瞬間、隣の仲間にそっと手を伸ばして微かな温もりを得ようとするシーンには涙、涙。

流れるケイト・ブッシュの”This, Woman’s Work”が場違いにも美しすぎてたまらない・・。

ちなみにこの曲は20年くらい前のケヴィン・ベーコン主演の映画「結婚の条件」の為に書かれたもので、出産中の妻を想う夫目線で男の無力さなどを歌ってるのですが、女の世界や性を歌ってきたケイト・ブッシュなだけにこのドラマにはぴたっとハマってましたね。

ケイト・ブッシュは結構昔に活躍したイギリスの歌手ですけど、日本ではさんまの「恋のから騒ぎ」のオープニングに「嵐が丘」が長年使われていたので知ってる人も多いと思います。

いずれにしても、これがジャニーンを石で殴らなかったことの罰だったということがわかり、結局は脅しで終わりました。

(あんな精神状態が続いて妊娠するか、あほー!)

ジューンはやっぱり妊娠、特別待遇

これだけで罰は終わりかと思いきや、侍女たちへの虐待はまだまだ続きます。リディア婆のお怒りは相当根が深いようで・・。

石にこだわりがあるのか、片手で石を持ちながらキープする・・というユニークな罰から、片手をコンロに固定する火あぶりの刑まで。

悪趣味の極みとしか思えない刑罰は見るのも辛い。

ジューンも当初は断食で反抗していたものの(食べない割にはS1より太ったなぁ)、妊娠中でも恐ろしい状態での監禁侍女を見せられサクッと方針変更してましたね。

くっそ~、いつの日か来るであろうリディア婆への復讐の暁には、電気棒攻撃から石で殴る集団処刑まで、ぜひご自身で色々体験していただきたい!

その日は一体いつかな~・・。

そうそう気になっていたジャニーンですけど、リディア婆曰くコロニー送りになっていたそうです。

コロニーという場所が実際どれほど酷いのか分からないので、あの場で殴りころされるのとどっちがマシか・・というのは比較できませんけど、生きていればチャンスがありそうですよね。

だってコロニー送りと噂されていたモイラは宿で働らかせられて、その後は脱出に成功しているし、そもそもコロニー自体の存在も怪しいですよね。

地獄と一緒で恐怖の場所として脅しに使われてるだけで、架空の場所の可能性もあったりして・・。

幸せだった頃の悲しい記憶

今回も過去のフラッシュが挿入されてましたね。

娘役の子は前シーズンの1話よりグンと成長してたけど、こればかりは仕方ない・・。

子を持つ親への監視と締め付けが強くなっている様子で、子供は過去48時間は平熱でないと学校へ行かせられないという、働く親にとっては恐ろしい状況になってました。

同時に国会議事堂やホワイトハウスへのテロの様子がテレビ中継されていて、世界の崩壊があまりに突然やってきていたことが改めてわかりました。

あぁ怖い、怖い。国家転覆って意外とこんな風にやってくるのかしら。

産婦人科で司令官夫妻とご対面~!

またあの懲りない夫婦とご対面で、ジューンもさぞかしがっかりでしょうね。

ただ気持ちだけは強く持ってセリーナにはしっかり毒づいてやりましたよ!

ただエコーで胎嚢を確認した喜びに酔いしれるセリーナには全く届いてなかったけど・・。

でも初期だと流産が心配ですよね。

環境汚染が問題化してない現在だって初期は流産の可能性が高く、高齢妊婦だった私は毎日がドキドキだったのを覚えてます。

ちなみに私が通っていた産科では12週を過ぎるまでは「おめでとうございます!」って言わない主義のようで、一人目の時はそれまで母子手帳も貰えなかったんですよね。

さてさて、そんなジューンに逃亡の機会が突然訪れます。

靴の中に入っていた赤い印付きのカギ。随分凝ったことするなぁ・・。

「ジューン」と呼びかけた人がさっと説明して直接渡してやれば分かりやすいのにね。

でも聡明なジューンはすぐにピンと来て行動に移します!

たどり着いたのは食肉搬送用のトラックの荷台。不気味なのは豚だけじゃなく、犬も食用にしているようで吊るされてこと。(柄がダルメシアンぽかったけど、最近娘と「101匹わんちゃん」見ただけに、ぐうっ・・。)

よほど食糧危機が深刻なんでしょうか。

約束を守る男前なニック

そして、とある建物で再会したのは我らが童顔ニック!!

お腹の子のパパでもあります!

再会の喜びに漬かる間もなく、ジューンは逃亡の準備を始めますが、これがまた痛かった~・・。

服を着替え、髪を切り、そして例の耳につけられた追跡装置を外すためにハサミでチョッキーん!!ですよ。血がどぼどぼ・・あれは痛い~。

腹の座ったジューンのことだから、あの装置は自分でちぎり取りそう・・って前の感想で書きましたけど、あそこまで大胆にカットする必要あったのかな。

自由への執着と渇望を身をもって証明する行動なのはわかりますけど、到底真似できないわ・・。

そして血だらけになったジューンの最後のキメ台詞・・。

「私はジューン・オズボーン。ブルックライン出身。年は34歳(へぇ意外に若かった)身長は162センチ。体重は54キロ(コラコラ~!!!)健康な卵巣があって現在妊娠5週目。(日本の9週にあたるかと。)・・私は自由。」

ということで、若干の虚偽申告はありましたけど、まぁそこは目をつむりましょう。

さて、いよいよ自由になったジューンの反撃開始ですよ!!

私としてはお腹の赤ちゃんの父親ニックをどれほど愛しているのか、夫ルークと再会した時にはどちらを選ぶのか?などの下世話な部分が気になりますが、恐らく彼女がまず向かうのは娘奪還のための場所でしょうね。

その為にいったん国外へ逃げて作戦を整えてからにするのか、このまま国内に潜伏して仲間や情報を得ようとするのか・・。

全然分かりませんけど、ますます楽しみになってきました!

あと、シーズン1では当初一気に3話まで配信がありましたけど、今回は週に1話ごとみたいですね。うーん、2話までが遠いわ。

次は2話のネタバレ感想です。

「ハンドメイズテイル/侍女の物語」シーズン2第2話 放射能汚染のコロニーで

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今回はもう見るのも辛い壮絶なコロニーが登場・・。

うかつにも前回の記事で、「コロニーは脅しに使っているだけの架空の場所かも・・」なんて書いてしまったのが恥ずかしい。

はぁ、それにしても酷過ぎる・・。

気の毒なエミリーを誰か助けて~!!

あのコロニーでは何をしてるの?

これが分からないので、アメリカのサイトをこっそり覗いてきました。(原作を元に書かれた詳細のようでしたが)

あの場所は放射能汚染の広がる死の土地で、ひたすら汚染された表面の土壌を袋に詰める、という作業をさせられているそうなのです。

あのコロニーに送られるのは女性ばかりで、特にギリアドに「unwomen」(女失格)と位置づけられた女性たち。

エミリーは同性愛の罪に関しては「侍女」の役割を続けるために女性器切除をされ命は助けられるも、その後車を盗み、ギリアドの警護の男をひいちゃいましたからね。

この作業にも防護服は支給されず、当然のことながら毎日被爆し続けます。「命は保証されず3年と持たずに死ぬのが普通」と本の中のセリフにあるそうですが、なんとも恐ろしい・・。

爪が剥がれている女性がいましたが、あれも放射能による影響で、実際彼女たちの手は傷だらけでボロボロだそうです。

そういえば髪が大きく脱毛してる人もいましたよね。

放射能の汚れを落とそうと仕事終わりに必死に手を洗うも、悲しいかな水も汚染されているそうで・・。(恐らくは放射能と病原菌の両方)

もう・・、あんな広大な土地で手作業でしてたって犠牲を出すだけで焼石に水でしょうがね。

重機使ってよ、トラクター的な物をさ。

そんな中、とある夫人が・・

演じるのは・・、おぉ、アカデミー女優のマリサ・トメイ!懐かしい!

知識があって優しいエミリーは普段から仲間たちの治療をしているようでしたが、この新人夫人にも声をかけ、親切に貴重な抗生物質も分け与えるようでした・・。

と見せかけ、なんとこれが毒だった!!

エミリ~!可愛い顔でよほど怒ってるのね~!

でも実際、この夫人にどれだけの選択肢があったのかを考えたら、それは気の毒というものでは・・??

彼女は不倫の罪でコロニー送りになったようですけど、侍女と不倫関係にある夫は全く罰せられずだそうで、体制側の人間にとっても男女差別は容赦ないようです。

結局彼女は死に、十字架に磔にされていました。

体制側の人間をコロニー送りにしたらどうなるかを知った上で送るギリアドって本当に残酷・・。

それにあそこにいる女性たちの身を想うとたまらない・・!

あの状況では逃亡もなにも・・、確実に死が訪れる状況で体が動くまで働き続ける・・というこの世の地獄に囚われたも同然。

そして、そこにジャニーンの姿が・・。

やめて~!もう片目が潰されてる健気なジャニーンは見てるだけでも苦しいというのに、もう無理~。

石打ちの刑とどちらがマシだったか・・の究極の選択の話しですけど、私はもう考えるのも嫌だわ・・。

エミリーの失ったもの

もう涙、涙で見れませんよ・・。

可哀そうに、2歳の息子との別れは見てるだけでも辛すぎる・・。

ほんの少し行動を起こすのが遅すぎたのか。法律が変わったのはその日の朝って言ってましたもんね。

不穏な動きを感じ取った時にどれだけ正確に情報を選別できるのか、人の忠告に耳を傾けられるのか・・、究極の世界ではこんな要素も生と死を分けるんですね。

ただ一つ救いと言えば、息子は少なくともママの一人と一緒にカナダで暮らしている訳で、ギリアドに取り上げられたジューンの娘よりはいいのかな。

それでもエミリーは二度と生きては会えないんですよね。もう!勘弁して~!

自由になったジューンは

廃墟となったボストン・グローブ紙のオフィスに身を隠しているようでした。

そこには明らかに銃撃が行われた痕跡があり、生々しい血痕から処刑台がある一方、デスクには以前の暮らしをそのまま残す社員達の品々。

ジューンは耐え切れずに車でその場を逃げ出そうとしますが、今逃げたところで成功する望みはないことに気付いたのか、子犬のような目で見つめるニックに引き戻されたのか・・。

その後、2人は怒りをぶつけるような激しいセックス!

ジューンは前回34歳って言ってましたっけ?でもニックはどう見ても27、8ですよね。

若いニックからギブアップ宣言が出ても容赦なしのジューン姉さんでした。

そして少し落ち着いた様子のジューンは、一人「フレンズ」のDVDを見ながら過去に浸っていましたが、突然何かを思いつくと机に遺された思い出の品々を集め、亡くなった彼らの為の祭壇を作ります。

そして自然と出る祈りの言葉・・。

祈る神はあの夫人が祈っていた神と同じなんでしょうかね・・。

という訳で、今回はなんとも辛いエミリーの現実が語られました。

ちょっとシンミリしたので、今日は短いですがもう寝ます・・。

次は3話のネタバレ感想です。

「ハンドメイズテイル/侍女の物語」シーズン2第3話 グレーのエコノ妻とは

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厳しい世界を描く「ハンドメイズ・テイル」ですけど、休ませてくれませんねぇ・・。

これでもか!とばかりに絶望的なエピソードが押し寄せます。

前回のコロニー描写にはかなり気持ちが滅入りましたけど、まだまだ描かれていない要素がふんだんに残っているようです。

今回初登場したのは、グレーの衣装を身にまとう「エコノ妻」という階級の皆さんと、ジューンのフェミニストママ。

どっちも面白かったですね。

では、また一つずつ振り返ってみたいと思います。

新聞社のオフィスに隠れて早2か月

どたどた体が重そうな感じでジョギングしてましたね。祭壇にお祈りしたりと彼女なりのルーチーンを見つけて生活しているようでした。

ニックも時々泊まりに来るみたいでしたけど、2人の愛はさらに深まったんでしょうか・・。

そんな折、ある日突然ジューンにお迎えのトラックが・・。

ニックと今後会えるのかも分からず、身一つでその場を後にするジューン。思い切りがいいなぁ。

ところが、次に彼女を隠れ家に送るはずの男性に会ったところで、隠れ家が摘発されたとの連絡が入り、この男性はジューンを置いて帰ろうとします。

ここで車の前に陣取ったジューンの決死の目力パワーが炸裂!!「オイテカナイデ~・・」

男性は観念したように、ジューンを自宅に連れて帰るのでした。

このグレーの集団は何?

気になったので調べてみました。どうやら原作の方ではチラッと説明されてるだけの「エコノ妻」という集団をドラマの方ではこうして拡大して描いているようです。

階級の低い男性と結婚して家庭を持っている女性たちのことを指すようで、家事、子育てなど全般的な仕事をこなす役割があるそう。

リディアおば達が女性の中で一番階級が高いそうですけど(階級高くてもコロニーでの監視役は嫌だわ)、彼女たちは階級的にも低い貧困層、いわゆる労働者階級に当たる人たちでしょうか。

ただし、ハンドメイズ達のことは「ふしだらな女」と教えられ、軽蔑するよう教育を受けているそうです。

ちなみに、本当だったらジューンもここに属するはずなんですが、なぜハンドメイズの役割を強いられたかというと、彼女が不倫の末に夫ルークと結婚した為だそうです。(私は逃亡を試みた罪かと思ってた。)

恐らくモイラやエミリーはレズビアンの罪でしょうね。

もう待たないと決めたジューンは

教会に行ったはずの家族を待っていたジューンですが、夕方になっても戻って来ないことを異常と捉え、行動を起こすことにします。

この家族に何があったのか・・。

まず夫が行っている反政府活動がギリアドにバレた可能性もありますし、ベッドの下にコーランが隠してありましたけど、イスラム教徒ということがバレたのかもしれない。

もちろん他の理由でただ帰りが遅い可能性も・・。

ジューンはエコノ妻の衣装に着替え、彼女達に紛れて電車に乗り、ある場所を目指します。

そうそう、この電車に乗ってる彼女たちはどこへ向かっていたんでしょうかね。それが気になりましたけど、説明ありましたっけ?

買い物に電車で行くとも思えないので、仕事なのかな・・。でもエコノ妻は基本的に家で家事や子育てに専念するはずだし、そもそもギリアドって女性の就労を否定してますよね。

ジューンはどうやら話に聞いていた、カナダから秘密物資を輸送してくる飛行機を目指していたようでした。

カナダへ帰る時には脱出を希望する人々を荷台に入れて連れて行ってくれるみたいですね。

はぁ、これでカナダに行けるのね~!!

と思ったところで・・。

初登場のジューン母

この女優さんはよく見かけますけど、「24」では大統領役やってた方ですよね。(押しの強い雰囲気があんまり好きじゃないけど)

フェミニズム活動に燃える女性のようで、デモ活動も熱心に行っていたようでした。

ただ、国家崩壊の危機を前にのんびり結婚しようとしている娘には苛立ちを募らせているようで、声高に結婚には反対します。

ショックを受けるジューン・・。

(これを見るとギリアドは突然のクーデターによって突如出来上がった訳ではなく、その前から思想的な歪みは至る所に広がっていたんですね。)

そして、最近のジューンにとって衝撃だったのは、ハンドメイズの研修中に見せられたビデオの中に映る母の姿。

汚染物質を詰める袋を抱えていたので、コロニーで働かされている様子。

母の末路を知り涙するジューンをモイラが慰めていました・・。

こんな風に母の思い出が頭をよぎるのは、いよいよ娘ハンナに別れを告げるべき現実を前にしてるからでしょうか・・・。

ハンナはもう取り戻せない・・。そう諦めたジューンは自分が母を許したように、娘にも許しを請うのでした。

というところで、衝撃展開が・・!

なんと飛行機が激しい銃撃を受けている!飛び立ってない!!

同様に逃亡を試みた男性は胸を撃たれているし、操縦士は引きずり出されてその場でバン!

ジューンはそのまま連れていかれていましたので助かりそうでしたね。

恐らく、彼女の身分は始めから分かっているのでしょう。(ジューンの捜索隊の可能性も)

く~~~~~~~~!!!悔しい!!!!!捕まってもうた~~~!!

うーん・・。

となると、また来週あたりに例の懲りない夫婦とリディア婆が出てきて、またまた「コンニチハ~」となるんですかね?!

うわ~、勘弁して欲しい!!

今回のエピソードでは時々カナダに暮らすモイラやルークが登場していたので、私の心もすっかり彼らのところに飛んでましたよ~。

ここにジューンが合流できるものだとばかり・・!

モイラ、傷を癒すのに苦労しているようでしたけどジューンが来たらきっと喜ぶだろうなぁ・・なんて思ってたのにな。

はぁ、またあの悪夢に逆戻りですか・・。

自由を手に入れたと思った後にまた地獄に戻されるとなったら、さすがのジューンの心も折れてしまうのではとちょっと心配。

状況的に一番可能性があるのは、リディアおばの手元でチェーンに繋がれて出産まであの状態でしょうか・・。

頼む!ニック!なんとかしてくれ~!っていうか、これでニックもジューンを手助けしたことがバレて危険なのかな?!!

はぁ、怖い・・。とりあえずまた来週。

次は第4話のネタバレ感想です。

「ハンドメイズテイル/侍女の物語」シーズン2第4話 洗脳状態に?!

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あぁ・・。これはマズいですよ~!

これまでどんな辛いときでも、S〇〇t、F〇〇kを心の中で連発し、悪態をつきながらも決してくじけなかった根性の女ジューンがここでついに折れそうです・・!

くっそ~!リディア婆は上手いことやるよるなぁ・・。

ジューンが洗脳に落ちるまでの過程を振り返ってみる

①あと一歩でカナダに脱出できるという瞬間に捕まる!!

うっそ~!あと1分奴らの到着が遅かったら、飛行機は飛び立っていたのに!!!

メンタルショック度 10

②リディア婆のいるセンターで鎖に繋がれ生き地獄の日々。

ベッドのシーズの花の数を数えまくり、豚用のボールを欲しがるまでに。

メンタルストレス度 7

③ずっとこのままの状態で出産を迎え、その後に処刑されるのと、あの夫婦の家で侍女としてまた暮らすのとどちらが良いか、とリディアに究極の選択を迫られ、敢え無く以前の暮らしへ逆戻り。

メンタルストレス度 5

④相変わらずセリーナはモンスターぶりを発揮しまくり。

生意気なジューンに対し怒りを爆発させ、なぜかリタを平手打ち!

(リタ、ジューン逃走中も相当苦労したそうです。)

メンタルストレス度 5

⑤狂気の妻軍団のおかしな儀式(ベビーシャワー)に突き合わされ、ますます絶望的な気持ちに。

セリーナが夜中来てお腹を撫でる、そして赤ちゃんに何やら語っている・・。怖い!

メンタルストレス度 7

⑥仲間であるはずの侍女たちからは非難の目を向けられる。

ジャニーンを石打の刑にしなかったことで(ジューンが先頭を切った部分もある)それぞれに残酷な処罰を受けたというのに、妊娠しているジューンだけは特別扱いで免れているので。

メンタルストレス度 8

⑦自分を助けようとしてくれた家族が犠牲に!!

飛行場に連れていけなかった後、家に連れ帰ってくれた男性は処刑され、妻は子供を取り上げられ、今後侍女として生きることに。(彼女は侍女を軽蔑していたのに)

もちろん男の子はどこかに養子に出され、一生実の親には会えなくなってしまった。

首を吊られた死体を見せつけられ「誰のせい?」と聞かれたジューンは崩壊寸前

→→全て私のせい!!(本当はギリアドのせいだけど)

メンタルショック度 100

そして、この瞬間にリディア婆からの悪魔の囁きが・・。

「これをしたのはジューンのせい。ジューンが逃げようとするから彼らをこんな目に合わせたの。オブフレッドは誘拐されただけ。オブフレッドが咎められることはない。」

その瞬間、耐えられないほどの罪悪感から逃れるためにジューンを捨て、何も考えずに済むオブフレッドとして生きる道を選んでしまいました・・。

その後、完全にオブフレッドになり切るジューン。

愛する(ん?愛してるのか?)ニックからの呼びかけにも反応せず、顔を伏せ、完全にリディア婆の誘導通りに洗脳されてしまった様子。

あら、こらマズい。

面倒なことになってしまいましたよ!

ところで、ニックが無事でいるのを見てジューンは嬉しそうに安堵してましたけど、彼女にとってニックはどれくらいの存在なんでしょうかね。

ジューンとして生きる彼女を力強く支えるほどの存在感は彼にはないのか・・。

絶望の果てにオブフレッドになり切ってしまったら、ニックのことさえ忘れてしまうということ??

あちゃ、ニック。ちょっと男としての立場がないぞ~!

初登場のルーク元妻はど迫力満点!

そして、同時にジューンが思い起こして罪悪感を増強させている過去の過ちが、ルークと不倫し元妻から奪った時のこと。

一人の女の人生を狂わせたとして、当時は感じなかった罪の意識を感じている様子。

これこそが、まさにギリアドの強要する倫理観な訳ですけど、心理的に追い詰められ弱り切っているジューンにとっては強く苛まれる記憶のようです。

ただねぇ・・。こればかりは仕方ない。

申し訳ない気持ちはあって当然かもしれませんけど、今回起きた悲劇(家族が犠牲になったこと)とは次元が違う出来事ですからね。

この期に及んでまで自分を責め続けることはない!

あのルークの元妻も相当しぶとくて逞しそうだったし、とっくに他の男を見つけて立ち直ってるでしょ。

という訳で、今回はなんとも歯がゆい第4話でした。

まぁね、ジューンだってあれほどの逆境が波のように押し寄せたらさすがに溺れますよね。

問題は誰が彼女を救うのか・・。もしくは自分で洗脳から抜け出すことができるのか?

救う人がいるとしたら、やっぱりニックなのかなぁ・・。どうもあの童顔が頼りないんだけど・・。

では、また来週!!

次は第5話のネタバレ感想です。

登場人物紹介とシーズン1の全感想はこちら

「ハンドメイズテイル/侍女の物語」シーズン2第5話 覚悟は決まった!

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もう、怖かったよ~・・。

あれでジューンが子供を失ったら完全に生きる屍に成り果ててたところだったわ。

地獄のコロニーで生きたくても生きれないエミリー達のことを思えば、まだまだジューンには限りない可能性が残されている訳で、ここで負けて欲しくはありませんからね!

それしてもこのドラマは毎回劇的に進展していくのが凄いなぁ。

こっちも「よし!来い!」と覚悟を決めて見ないと受け止められないほどの重さとパワーです。

魂の抜けたジューン

預かっていた大事な手紙を燃やしたり(あんなところで燃やしたら危ない!)、表情も虚ろなまま毎日をやり過ごしているジューンですが、やはり鬱状態に陥っているんでしょうか。

自分を見ようともしないジューンを心配するニックはセリーヌに精神科に連れて行くよう進言しますが、セリーヌは全く取り合わず無視。

そんなある日、ジューンは出血していることに気が付きますが、動揺する様子もなく、そのことを隠して普段と同じように振る舞います。

あれ、大丈夫なの?!出血してたら絶対安静でしょう!

いくら奴らに奪われてしまう赤ちゃんとはいえ、自分とニックの愛の結晶よ?(この言い回し古い?)

と思う訳ですけど、ジューンにはそうした感覚が麻痺している様子で、ただ彼らに対して無言の反抗と復讐を続けることを決めたようでした。

ニックの結婚

思わず統〇教会の合同結婚式を思い出しましたけど、ニックにもついに奥さんができる訳ですね。

顔にベールを垂らして「あなた誰?」状態で前に立たれても、男としては恐怖でしょうねぇ・・。

一人一人微妙なお顔がお目見えしてましたけど、ニックの前に立っていた子は比較的「当たり」だったんじゃないかな。

素朴だけど初々しくて可愛いかも。

ただ、やっぱり若いなぁ。彼女の設定年齢何歳だろ?15とか、16才くらい?

ほぼ人身売買に近い感覚ですけど、彼女もそんなに嫌がっている様子はないのでまぁ、いいとしましょうか。

ただニックは童顔ですけど、男としてしっかりジューンを愛してますからね。彼としてはますます苦しい状況になりそうです。

一方のジューンは多少ショックを受けているのか、少し表情が強張っていましたけど、それも出血の痛みから来るものなのか、よく分かりませんでした。

哀しすぎて見れないコロニー

毎回辛すぎて泣けてきます。コロニー、酷過ぎ!

やっぱり同性愛者の方が多いのか、あの年配の女性二人が愛し合う様子はもう涙、涙・・。

そんな二人にジャニーンは結婚式を提案するわけですけど、エミリーは愕然。

「ここは地獄なのよ!結婚式なんて!」

と、危険を冒すジャニーンに怒鳴ります。

ただ、ジャニーンは「ここに来て働いて死ぬなら幸せに死ぬ方がいい」と彼女なりの考えを述べます。

ジャニーンて本当に子供みたいですけど、時に子供の方がその状況に柔軟に適応してしまったりするんですよね。

そこが酷い場所でも地獄でも、与えられたものの中で純粋に「いいもの」を見つけるジャニーンの能力は恐らく宗教云々を超えたもので、素直に胸を打たれます。

それにしてもエミリーの歯が抜けるのが怖すぎ!!

確実に死が体を蝕んでいる様子をこれからも見せられるのかと思うと、もう嫌・・。

誰か~!コロニーの皆を救出してあげて~!

なぜか憎めないセリーナ

そんな狂気の体制を作った側のお人ですけど、なぜか彼女は憎めないんですよね。

今回のエミー賞ではイヴォンヌ・ストラホフスキーが助演女優にノミネートされていましたけど、きっとそんな部分を絶妙に演じ切っているからだと思います。

あれほどの悪役なのに、なぜかセリーヌ自身を悪い人間とは思えないんです。

恐らく彼女を覆いつくし、ジューン達へ最低の仕打ちをさせるのは「どうしようもない苛立ち」でしょうね。

「こんなはずじゃなかった!!」と思いたくても思えない現実に苛立ち、執筆したくても書けない欲求に苛立ち、子供を授かれない自分に苛立ち、鈍感で自分に関心のない夫に苛立ち、周りの人間全てに苛立っているように見えます。

大体、彼女も暇でしょうがないでしょうしね。

仕事もできず、かといって家事や子育てがある訳でもなく、映画やテレビといった楽しみもない。本も雑誌もダメ。

唯一のストレス発散だったタバコはリディアに禁止されちゃうしで、発狂寸前なのはよ~く理解できますね。

しかも、この状況に自分を囲い込んだのは、頑張り屋さんだったかつての自分自身ですからね。

「こんなはずじゃなかった~~~!」と後悔に悶えるのは、私たちの身にもよく起こることだし、なんとなく共感しちゃう部分もあるんでしょうか、彼女には。

それに、きっと子供が授かったら本当にいいお母さんになりそうだし、そういう所からも悪い人間じゃないのは伝わってくるんですよね。

ただそうは言ってもやってることは、ジューンが言うように完全なる「クレイジー・ビッチ」ですからね。

同情の余地はないんですけどね。でも同情せずにはいられないんだなぁ・・。

「お腹の赤ちゃんに私の声を聞かせたいんだから、ちゃんと会話して!」と、ジューンに無理難題を言ってるとこも笑っちゃうし。

おいおい、「口答えするな!」って怒ってたのはオマエだろーが。と、突っ込みを入れつつも、こんな天然セリーヌはどうも憎み切れない・・。高飛車だけど、頑張り屋さんだしね。

ジューンの赤ちゃんが例え手に入らなくても、彼女にはいつか本当に赤ちゃんを授かって欲しいと願わずにはいられないわ。

(ただ、ニックと新妻の間にできた赤ちゃんは取り上げないでね~。)

自分を取り戻したジューン

自暴自棄になって赤ちゃんを危険にさらしたジューンはニックに発見され、病院で目を覚まします。

予想に反してまだ胎児の鼓動が聞こえる!

こんな自分のお腹にまだとどまってくれていた赤ちゃんを、ジューンは猛烈に愛しく感じたようでした。

あの最後のシーンは神々しいまでに美しい映像でしたね。

母の愛の目覚めと覚悟をあんな風に見せられたら、もう感動しちゃうわ。

そうそう、一度は逃亡に成功しそうだったんだから、もう一回だってできるはず!

今度は自分と赤ちゃん2人のために!!(えーと、ニックは・・?)

ようやく自分を取り戻したジューンの今後が楽しみで仕方ありません!!

次は第6話のネタバレ感想です。

「ハンドメイズテイル/侍女の物語」S2第6話 衝撃ラストにぶっとび!

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来ましたよ~!今回も凄いのが~!

このところ毎回エピソードのラストに驚きの仕掛けを用意してくれる「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」ですが、今回のは想像もしない角度からやってきました!

恐怖政治の体制側にいるセリーナにスポットを当てた回だったので、

「あれま、そんなに同情集めてどうしようってのよ?なんならジューンの方がしたたかで酷い女みたいじゃないの。」と物語の持って行き方にモヤモヤしたものを感じていたので、最後のスカっとする展開には「ついに来たか!」と興奮しました!

そうそう、そろそろ反撃開始でしょ!

お友達になりましょう~

セリーヌはやっぱり純粋なのね。ある意味、真面目で洗脳されやすいタイプなんでしょう。

「赤ちゃんの為に和やかな家庭環境が大事」「侍女との関係が大事」と耳にすると、全力でジューンとの関係改善に努めます。

赤ちゃんが助かったことでこれまでのわだかまりが解けたのか(単純)、胎児のエコー画像を見せてあげたり、自分の部屋で休ませてあげたり、侍女仲間たちを招いてお茶会したり・・。

涙ぐましい努力をしてましたけど、最終的にジューンに「娘に会わせて」と、彼女の誠意を利用する形で頼まれたことで、また「このクソ女~~」と、怒りがフツフツを湧いてきたようです。

涙ぐんでましたけど、あれは次第に母親の気持ちが分かりかけてきたセリーヌがジューンの苦しみに心を寄せて涙してるのかと一瞬思ったんですけど、どうやら違ったみたいですね。

せっかく歩み寄ってやった侍女ごときに裏切れた・・と感じたようです。

セリーヌ、賢そうなのに物事の公平な見方が全くできないのが不思議だわ。

これこそが狂信的な信仰のなせる業ですけど・・。

ちなみに、侍女たちとのお茶会で、以前あったお店のことで思わず普通に会話してしまった彼女達が妙にシュールで面白かったですね。

ホントにねぇ、それこそギリアド以前の世界でなら普通に友達になってた可能性もあるのにね。

出た!!ニックの「愛してる」!!

控えめなニックですけど、いつか言うだろうなぁ・・とは思ってました。

童顔だけど、男として愛してるのよね、ジューン姐さんのこと・・。

それにしても、素直だわぁ。

ジューンに「若妻に(ゲイ疑惑を)報告される前にセックスして。私の為にも」と言われたら、即セックスしますからね。

でも、あんなやり方なの?!!

夫婦なのにあれじゃ、若妻も侍女と同じじゃないの。

ニックだって男としてさらに複雑でしょう・・。

まぁ、彼女はあの一回で「うふ、赤ちゃんできたかしら・・?」ってしばらくはウキウキしてくれそうだし、ちょっとは時間稼ぎできるかな。

来た!エロ司令官の夜這い

シーズン2に入ってからやけに大人しかったウォーターフォードですけど、ジューンとは例の宿で過ごして以来でしょうかね・・。

ムチムチのジューンについに発情してしまったようです。

逆撫でしないよう「赤ちゃんが心配で・・」とかわすジューン。そりゃそうでしょ。

普通なら大丈夫でも、あれだけ出血してたらさすがに怖いわ。

という訳で、軽く撃退に成功。

奴が手土産に持ってきたハンナの写真を大事そうに手に取り、嬉しそうに見入るのでした・・。

セリーナの衝撃過去

前回の感想で、「セリーナは頑張り屋さんだから」って書きましたけど、あそこまで頑張り屋さんだとさすがに引くわ。

撃たれてまで、その逆境をプロパガンダに使うって・・。

よほど彼女なりの信念があるのでしょう。

たださ、不妊率が上がり、健康な赤ちゃんが生まれる確率が1年前より60%も下がってるなら問題は確実に大気汚染やらの環境因子の方でしょう。

女性の社会進出云々で説明し切れるわけないのに、家に閉じ込めて本来の女の役割を担わせる、っていうのが確実にズレてるわ。

撃たれた痛みに耐えながら、バカ夫に「メソメソしないで男になれ!」と喝を入れてたのは最高。

ウォーターフォードって困ったちゃん顔だしね。怒られちゃったよ~。

彼女って、一体何世紀くらいの世界観がご要望なんでしょうかね・・?自分はあんなに強いのに、思い描く理想はまた違う夫婦像みたいです。

そして犯人を見つけたウォーターフォードの「目には目を」的な処罰がまた凄惨で見ていられない・・。恐らく彼の妻は事件とは関係なかったでしょうにね。

それと、セリーナの不妊はお腹を撃たれて子宮を失ったせいかもしれませんね。

具体的には説明されてませんでしたけど、場所的にその可能性も。

だとすると、この皮肉な顛末に見舞われたセリーナの苦悶は相当なものだったのでしょうね・・。

舌を切られたオブグレンの反撃!!

もともと勝気で根性のある侍女でしたけど、ジャニーンを石打の刑にすることを拒んで舌を切られてしまったんですよね。

舌がないとあっては話しもできず、恐らくは味も感じないでしょう・・。

そんな彼女がどこからか爆弾を入手し、命を懸けて突っ込んで行きました!!!

センター再建でのセレモニーで多くの司令官達が集う中、そ~っと建物に忍び込み、しっかり仲間の侍女たちに逃げるように知らせ、自分は司令官達を巻き添えに自爆テロ!!

気になるのはウォーターフォードと、そのさらに上のプライス司令官の安否!

死んでいたとなったら、物語の風向きも一気に変わっていきそうです!!

それにしてもウォーターフォード、やけにシーズン2は出番がないなぁ・・と思ってましたけど、最後にジューンのおっぱいだけ触りに来て、その後爆死・・って。なかなか切ない。(生きてるかもだけど)

シーズン1は割と存在感のある立場でしたけど、後半にエロ親父ぶりを晒しちゃってからは、全くいいトコなしでセリーヌに見せ場を持っていかれちゃいましたね。

まぁね、結局は女と女の戦いですからね。

エロ親父の入る余地はないわ。

それと、ニックがちょっと気になりますが、プライスに「移動させて欲しい。あの男(ウォーターフォード)が問題だ。侍女を守ってくれ」と頼んだ後、反対方向に歩いて行ったので恐らくは無事だと思います。

あれ?でも、どうして今移動したいの?

ジューンを諦めるため?

それとも、ジューンと自分の脱走計画の一部なのかな。

全然分かりませんが、次回の7話は大きな動きがありそうです!

ではまた来週!

次は第7話のネタバレ感想です。

「ハンドメイズ・テイル」シーズン2第7話 亭主瀕死で留守がいい

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どうでしょか。「亭主元気で留守がいい」をモジってみました・・。

でも、本当にそうじゃないですか?

男がいなけりゃ、少なくともこれよりは平和なのにね・・と思わずにはいられない残虐野蛮な圧政ぶりがさらにエスカレートしている様子で、さすがのセリーナも正気を取り戻しつつあるのでしょうか・・?

え?侍女が31人死亡で司令官が26人?!

オブグレンは建物内で爆破させたのに、なんで外にいた侍女たちの方が司令官達より死者が多いの?!納得できない!悔しいっ~!!

また例によってリディア婆が「あなた達を守りたかった。暴力から、痛みから・・」と、暴力や痛みの根源たる本人が涙を流して酔いしれてましたけど、いい加減にせいや~!

毎度のことながら、驚異の精神構造に呆れます・・。

それか、そろそろ認知症の検査なんかを受けたほうがいいお年頃なのかな・・。(自分のしたこと忘れちゃうのかも)

亡くなった侍女との悲しいお別れでしたけど、喪服スタイルが異様なのと名前の読み上げが侍女名なのに気を取られてあんまり集中できませんでした・・。

せめてお墓に入る時くらい本名で呼んであげて~!

もう、オブダンカンとして死ぬなんて絶対嫌だわ。

でも、これに関してはカナダの大使館の方で本名が読み上げられていたのがせめてもの救いですね。

ちなみに、オブグレンはリリーだそうです。(もっといい写真なかったのかな・・)

肝心のウォーターフォードは!?

かなりダメージを受けて意識も朦朧としている様子でしたが、一命は取り留めたようです。

うーん、しぶとい!

セリーナも夫の回復を必死に祈ってましたので、やはりその愛は本物のようですね。

そして、最高司令官のプライスが死んだ為にクッシングというさらに卑劣で暴力的な男がその地位に就くことに・・。

地下に隠れるレジスタンス達をあぶり出そうと、片っ端から手入れが入り、街は死者で溢れていきます。

ビックリした!リタが死んだかと!

そんな中、ついにクッシングがジューンの元を訪れ、前回の逃亡劇に誰が関与しているのかを探ろうとしてきます。

必死に体裁を整えるジューン。

なんとかクッシングを帰らせますが、その直後に道路でマルタが撃たれる事件が発生!!

これ、顔が見えなかったんですけど、その後ジューンがニックと会った時に泣いていたので、え?あのリタが死んだの!と勘違いしちゃいましたよ。

リタ、いい人そうで無愛想で・・、なんともキャラの掴めない感じが好きだったんで驚きましたけど、やっぱり違ってましたね。

別のマルタだったようです。(紛らわしい~)

ジューンが珍しく取り乱してニックに弱音を吐いていましたね。

やはり爆破テロのショックが大きいのか・・。確実に身に迫ってくる脅威に怯えているようです。

ニックは「俺が守る」と安心させてましたけど、今回もしっかり頼りになりそうですね。

ウォーターフォードの書類を「俺がなんとかする」って言ってたし、「目」としてよほど力がある立場なんでしょうかね。

初登場、モイラの元カノとモイラの赤ちゃん!

今回急に出てきた元カノですが、可愛かったですね!

眼鏡がなんともキュートで魅力的な女医さんでした。モイラやる~。

ただ、やはり彼女は亡くなっていたようで、その写真を見つけた時のモイラの衝撃たるや、見ているこちらまで涙が・・。

ようやく死を受け入れ、お別れを言えたようでした。

そして、驚いたのがモイラに出産歴があったこと!

侍女になる人ってやっぱり出産経験がある人が選ばれるのかな。代理母として2500万円くらいでしたっけ?受け取って産んだようでした。

でも、赤ちゃんはイギリスの夫婦にもらわれていたようで一安心。

ギリアドにいるとなったらさすがのモイラも心穏やかではいられないでしょうしね。

それにしてもモイラとジューンの友情が最高だわ~。

あるある、女同士のあんな会話!というのが妙にリアルでいいのです。

夢のよう!ついにその瞬間が来た!!

嘘みたいな待ちに待った瞬間が来ましたよ!!!

コロニーで死を待つだけだったエミリーとジャニーンに奇跡が起きた~~!!

ジャニーンたら、どんだけ最強運に恵まれてるの!

ただ、コロニーでの滞在期間が短そうなジャニーンはともかく、エミリーの体調が心配ですね。

既に歯が抜け落ちるほど被ばくしているとなると、体内も放射能にどれだけ侵されてしまっているのか・・。

顔の皮膚にもその影響が見て取れますけど、でもまずは地獄から解放されたエミリーの嬉しそうな表情が見られるだけでも幸せです!

まさか、こんな展開が待っているとは・・。

エミリー!もう一時ものんびりしてる暇はない!カナダに向けて今すぐ脱出よ~!

息子君への道は見えた!!

それから、希望を感じたジューンが他の侍女に名前を教えて、そのブリアナちゃんがまたさらにアルマに自己紹介する・・というシーン。

小さな一歩ですけど、大きな変化を感じますね。

物語の流れに少しずつ光が差し込んできているのを感じます!

出た!セリーナの女の意地!

ついにセリーナが動き出しましたよ~!

「もう、これ以上黙って見ちゃいられねぇ~!」とばかりに夫フレッドの留守中、やりたい放題やっちゃう覚悟を決めたようです。

なんとクッシングを罠にはめ、偽の容疑で訴追に成功!テロと共謀する犯罪者に仕立て上げてやりました!

ちなみに「目」の情報という部分はニックの協力が大きそうですね。

よ!セリーナ!その判断は正しいよ!!

そして、さらに彼女は夫の名前を使って新しい治安維持命令の草稿を書いたとのことで、ジューンに校正を頼んでいました。

ついに動き出したセリーナ!これまでのうっ憤が相当溜まっていることでしょう。

ただ正直、彼女が今の現状をどれだけ憂いているのかは怪しいところですけどね。

だって、この体制は自分の思想に基づいている訳でしょ?

やっぱり、行き過ぎた治安的な部分だけ改善しようってことかな?

まぁ、確実なのはクッシングがジューンを付け狙っていること、それを許しておけば自分の赤ちゃんが危ない、という事実に立ち向かったということですね。

いずれにしても、スタートとしてはいいんじゃないですか~!?

この女同士の結託もイイ感じ!

ジューンも嬉しそうにペンを持っていましたね。

もうこうなってくると、フレッドは帰ってこなくていいでしょ~。

ずっと病院で朦朧としてくれたら、彼女達がどんどん世直ししていけそうだし、なんなら昏睡状態でもいいかもね。

目を覚ました(かもしれない)セリーナの今後の動向に注目です!!

次は第8話のネタバレ感想です。

「ハンドメイズ・テイル」シーズン2第8話 そういうふうにできている

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はぁ、もう涙、涙・・。

私もうダメなんですよ、赤ちゃんが絡むとそれだけで泣いてしまうわ・・。

それにしても、いいもの見せてもらった~!奇跡の描き方が美しい!

そうよね、母の温もりに勝るものはないのよね・・!

毎回のことだけど、そういうのを直感で理解するジャニーンの感性はすごいものだなぁ。

最近彼女は、この絶望的な世界でちょっとした天使みたいな存在になってますね。

目を潰されながら、それでも天真爛漫に純粋に生きる姿にウルウル・・。

小雪舞う朝にあんな美しい情景を見せられたら、私の薄汚れてきた心も浄化されちゃうわ~。

*ちなみに今回のタイトルはさくらももこ著「そういうふうにできている」からお借りしました。

出産にまつわる摂理や不思議な出来事を面白可笑しく描いてあって、最高のエッセイ本です!

人肌の大切さ

無機質なケースの中でチューブに繋がれ、目もあんな風に覆われてる姿が生きてるのか死んでるのか分からず痛々しかったですよね・・。

あの小児科の医師が言ってたように、「あそこから出して抱っこするしかない。そして祈って」って・・が当たってましたね。

私が出産した時の話しですけど、産んだ直後で、分娩台にまだ伸びてる状態の時に裸の赤ちゃんを抱っこするよう言われましたからね。

しかも、その場で「おっぱいあげましょう」って助産師さんにおっぱい出すよう言われた時には「え?ここで?今?!」と、びっくり!

でも、生まれた直後にお母さんの人肌を直接感じさせておっぱい吸わせることがすごくいいらしいのです。

「カンガルーケア」というらしいのですが、今回のジャニーンはまさに直感で「カンガルーケア」してましたよね。

あの赤い服を脱ぎ捨て、赤ちゃんと幸せそうに触れ合う姿が感動的でした。

その他の出来事は・・

え~っと、赤ちゃんのことが強烈で、他に何があったか思い出せないな~・・。

とりあえず、あのオッサンが帰ってきちゃったんですよね。

ずっと病院でゆっくりしててもらっていいのにね~。

自分の留守中に妻や侍女が勝手に仕事をしてたことがご不満の様子でした。

それと、赤ちゃんのために元小児科の医師で現在は女中の身分の女性を無断で連れてきたことにもご立腹。

もう、つまらない男だわ~。

特例で女中が赤ちゃんを診察して何が「神のご意志に反する」のよ??

自分は自分の赤ちゃんを守るために、ジューンは誘拐されたことにしてるくせにさ。

そして、なんと!!

「妻は夫に従え!」と、愛する妻のお尻ぺんぺん!!

うわ~、ウォーターフォードもアホだわぁ~。あんなことして何の効果を期待してるの?

ああいう程度の悪い男に限って、権力の味を覚えてしまうと調子にのって手に負えないのよね・・。

きっとギリアド建国の時にはセリーナの方が優秀だっただろうに・・。

このムチでお尻ぺんぺんは痛い上に屈辱的な懲罰ですから、誇り高いセリーナにとっては二重の意味で辛かったでしょうね・・。

でも今回の彼女の判断は正しかった!7話以降は全部正しい!

こうなった以上、あんな馬鹿男とは早いとこ離婚してカナダにでも脱出して欲しいところですけど、なにしろ自分が作った国ですからね・・。(亡命者扱いしてくれないだろうし・・。)

自分で作った牢屋に閉じ込められて身動き取れない状態です。

友情は成立するのか?!

セリーナとジューンは意外に気が合うみたいで、あのくだらない身分制度がない世界でなら普通に友達になってた可能性もありますね。

働くことの幸せを2人で噛み締めていました。

いや本当、あの世界は女にとって暇でしょうがないでしょうからね。

本も映画も音楽もダメ、パソコンはもちろん鉛筆もダメって地獄だし、セリーナも相当苦しいでしょうね。

「編み物は大嫌い」と思わず本音もポロリでした・・

夫に罰せられたセリーナを気遣っていたジューンですが、セリーナはやっぱり泣いてる姿は見せられないし、弱音も吐けませんよね。

彼女、今後どうする気だろ。

もうこのドラマの行方は彼女の心意気次第ですかね。

どこまで正しい方向に突っ走れるのか、それとも、ここで諦めて地獄を甘んじて受け入れるのか・・。

それと、赤ちゃんが生まれたら一体何が起きるんだろ。

ジューン脱出の手はずはいつ整うのか?なども気になるし、やっぱり色々かな。

ん?ニックに危険信号か・・?

同じく暇で仕方ない若妻はあの質素な部屋のインテリアに凝ろうとしてますね。

黄色が好きだそうです。

ニックも「面倒くせ・・」とばかりに、「黄色がいい」なんて言ってましたけど、絶対違うでしょうね。

そんな彼女はレジスタンスから預かっていた手紙の束を発見してしまいました。

焦るニックは彼女にきつく当たりますけど、これで若妻は何か気が付いてしまったんでしょうか?

上層部にチクられてニックが追い詰められるとジューンとの脱走計画どころか、自分の身も危ないですよね。

・・と、ハラハラさせて、最後はどんでん返しできっちりやってくれそうですけどね。

最後どんな結末が待っているのか・・!?ジューンとニックの赤ちゃんは今シーズン中に見れるのか、注目です!?(ボテッとしてる唇だったらすぐニックが父親ってバレそうだわ)

次は第9話のネタバレ感想です。

「ハンドメイズ・テイル」S2第9話 偶然多いわ~

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今回は珍しく劇的展開や衝撃エンディングがありませんでしたね。

ウォーターフォード夫妻+ニックのカナダ訪問はまぁまぁ面白かったものの、たいした山場もなかったので、最後の最後に凄いの来るか?来るか・・?と身構えてましたけど、そのまます~~っと終わってしまいました。

まぁね、こんなこともあるわよね・・。

それでも、最後はジューンは大きな決断をしたっぽいですね。

モイラが奇跡の脱出に成功し、夫と暮らしていると聞いたことで勇気を得た彼女は言ってましたよね。

「あなた(赤ちゃん)がここで一人で生まれるという事実を受け止めるべきなんでしょうけど・・。そんなの、くそ食らえ!」

ほ~・・。

ってことは、このまますんなりとは産まんぜよ!ってことなんでしょう!

世界は狭いね~・・。

これはもう前々から思ってましたけど、ギリアドってめっちゃ小さくないですか?

いや、もちろん感覚的な話ですけど、アメリカって元々3億人いるわけじゃないですか?

ギリアド政権になってから人口減ったにしても、このドラマで描かれるギリアドってちょっとした日本の市町村くらいの大きさに感じますよね。

侍女も100人くらいだし、司令官もそんなもんだし、これが巨大ギリアドの一地区という見せ方をしてくれたら少しはスケールが広がるんですけど、そこの描写があまりないんですよね。

大体今回にしても、たまたまギリアド代表にウォーターフォードが選ばれて、カナダの訪問した都市にはたまたまルーク達が住んでいて、たまたま彼らに出会う確率ってどんなもんですかね?

ニックがルークをバーで見つけるのも凄いしね。

世界狭すぎだわ~。私なんて近くに住んでる友達にもそうそう偶然には会わないってのに。

まぁ、それを言ったら人口3億人のアメリカでクーデター起こして転覆させるって実際のところは不可能だろうなぁ・・。広すぎるだろうし。

これが例えばヨーロッパの小国とかだったらかなり現実味がありそうで怖いですけどね。

でも、アメリカって設定がまた大胆で面白いのよね・・。

ニックがルークに出会った!!

ニックとしても辛いでしょうね・・。愛する女の夫が苦悩してる姿を見て「愛してると伝えてくれ」って言われてもさ・・。

でも、男ニックは気丈にも役割を果たしますよ!

それどころか驚いたのは、夫ルークの「愛してる」を伝えた後に、正々堂々と自分の「愛してる」もジューンに伝えましたからね!!

おぉ~ニック! 可愛い顔してなかなかやるじゃん!

きっとニックは密かにジューンと自分達の赤ちゃんとの生活を渇望し、そのための道を模索しているんでしょうね。

がんばりや~!ニック!!!きっとチャンスはやってくる!!(といいネ!)

手紙の効果ってどんだけ~

ジューンやモイラがレジスタンスから受け取り大事に大事に保管していた手紙の束ですけど、今回ニックがルークに渡し、ルークがそれをネットで公開するに至りました。

その反響たるや、これまでのカナダ側政府の態度が一転するほど!

あれま、あれだけの手紙でそんなに変わりますかね!!

だって、これまでもギリアドから亡命してきたルークやモイラのような人たちがたくさんいたはずでしょ。

彼ら生き証人の方がよほど情報も多いし、メディアを使った発信力もありそうですけどね・・。

それにほら、モイラの彼女みたいに明らかに銃で撃たれて死んだ人たちの写真もあったから、あれもギリアドの現状を示す証拠として衝撃的だろうに。

手紙の方がいいなんて随分古風だわ。

ところで、ルークと一緒に住んでた沈黙の女性が普通に声出して手紙読んでましたね。

それだけ心の傷が癒えてきているということでしょうか・・。

それにしてもカナダの街並みは本当に普通に生き生きしてましたね~。

思わず心惹かれてしまうセリーナにとってはまさに目に毒・・な光景でしょうね。

セリーナの揺れる心

今回のセリーナはなんとも切なかったですね。

そろそろ歯止めの利かないところまで来てしまったギリアドの過ちに気が付いているのか、後悔に苛まれる胸の内をなんとか覗かないようにしているのか・・。

タバコやめたそうですけど、吸いたそうでしたね~。

それにしても、あのハワイへの亡命を勧めた男はやけにダンディなイケメンでしたね。

私だったらあんな男に口説かれたらすぐ付いて行っちゃいそうですけど、セリーナは踏ん張りました。

まぁね、もうすぐ産まれる赤ちゃんがいるしね。

でもそれを言った後に、その彼に「あなたの赤ちゃんじゃないでしょう。」ってズバリ真実を言われちゃった時には普通に動揺してましたね。

そうそう、ジューンとニックの赤ちゃんだからね・・。

そんなセリーナは自宅に戻ると、カナダで感じた自由の味を振り切るかのように、男に貰ったマッチを暖炉に捨てていました。

まぁね、もうすぐ赤ちゃん産まれるからね・・。この待望の赤ちゃんだけが今のセリーナを支えているのでしょう。(てことは、もしも赤ちゃん奪われたら完全に壊れちゃいそうね・・。)

出産前にちょっとセンチメンタルなジューン

「赤ちゃんが生まれたらすぐに出て行って」とセリーナに言われてジューンは不安がってましたね。

「この野郎~」的な感じにならずに、弱気も弱気でジューンらしくない・・。

これもホルモンのせいなのか・・。

リタに代母を頼むまでは納得できるけど(リタの素っ気ない中にも愛情がある答えがたまらない!)、なんでまたリディア婆にまで頼む?!

「妻に手を上げる男は子供にも・・」とジューンが不安気に相談してましたけど、いやいや、目をえぐって舌を切る女に相談するのは相手間違ってるって!!

ただあの婆は子供にだけはやけに優しいので、その辺はある程度は期待できるでしょうけどね・・。

ただその子が女の子で大人になった暁にはまた侍女にさせられちゃう可能性あるけど。

ちなみに代母(god mother)はカトリックでしたっけ。

フランスはカトリックなので、割と一般的みたいですね。

うちの仏人夫は全然宗教とは無縁ですけど、親友の男の子の代父になってるし、自分にも代母と代父がいます。

以前「代父」って何やるの?って聞いたんですけど、

「まぁ、クリスマスや誕生日にはプレゼント贈ったりして見守る感じかな。あとその子が例えば思春期になって反抗期とかで、自分の両親の考え方に疑問を持ったりした時に相談に乗ったりする。」とか言ってましたっけ。

え~っと、今回はそんなところでしょうか?

あと全然関係ないんですけど、ちょっと画面が暗すぎません?このドラマ。

昼休みに見たんですけど、窓からの日差しが画面に反射するし、暗いしで何写ってるのかよく分からなかったわ~。

まぁ雰囲気出して昔の宗教画みたいに、闇を描くことでほのかな光を強調しようっていう映像なんでしょうけどね。とにかく暗いわぁ・・。

こうなった以上、赤ちゃんはしっかり産まれてくれそうですね!

その時一体何が起きるのか?

ジューンとニックの次の手は?!セリーナはどうなる?

ジューン達には無事脱出して欲しいけど、赤ちゃんという唯一の希望を奪われギリアドに残されるセリーナも可哀そうだしなぁ・・。

その時は間もなく?!

次は第10話のネタバレ感想です。

「ハンドメイズ・テイル」S2第10話 号泣!念願の再会!

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私、今シーズンも全10話だとすっかり思い込んでたんですが、どうも13話だったみたいです。失礼しました。

それを知らずに今回は、

いよいよ最終回だ~!うっっひょー!!

ふふ、やっぱり陣痛来たわね・・!

ほらほら、あのご夫人たちの集団コントも始まったわ~!

と身を乗り出して見てたんですけど、あ、あれれ・・?お生まれにならない・・?

ということで、拍子抜け。(その後の怒涛の感動シーンには号泣でしたけど。)

でも、まだ3話ありますからね。赤ちゃん絶対産まれてくると思うので、今後も期待して待ちたいと思います!

めっちゃ嬉しそうなセリーナ

ジューンの陣痛が始まった!となった時にはセリーナが嬉しそうでしたね~!

なにやらジューンのお腹に呪文を唱え(聖書の言葉?)ジューン達をまたドン引きさせてましたけど、あれが天然セリーナの可愛いところですからね。

早くも一人テンションアゲアゲで、白い衣装に身を包みご機嫌な様子でふーふーはーはー始めちゃうもんだから、また笑っちゃったわ。

そして、陣痛じゃなかった・・と知った時のエゲツナイほどの態度豹変ぶりもセリーナのセリーナたるところ。

一方、「フン、いい気味だわ・・」とばかりに悪びれる様子のないジューンもなかなかのタマです。

こんな2人を見てリディア婆が首を振ってましたけど、オマエが振るな・・と、これにも笑っちゃったし。

女の闘いが最高ですよね~、このドラマ。

最後に笑うのはどの女か?!楽しみでしょうがないです。

自然な方法ってこれかいな・・?

あの夫婦もいよいよトチ狂ってるわ~・・。

陣痛を促す自然な方法っていうのがあれですか・・。

確かに性行為をすると収縮が始まりやすいとかは聞きますけど、あの特殊な出産(産んだら赤ちゃんを取り上げられる)を目前にした不安な妊婦に対してあれだけの暴力行為を働いて何のいいことがあるっていうの?!

それこそメンタル面やホルモン面でのダメージは計り知れないだろうし、つくづくあの夫婦は終わってますね。

何をしたって2週間もすれば絶対産まれてくる赤ちゃんなんだから、そこはグッと待てばいいのにね。

帝王切開の何が悪いの?あんな行為よりずっと心と体にいいわ。

可哀そうなジューンは心に深い傷を受け、一睡もできずに朝を迎えたようでした。

イーデンと「目」の男の恋

いいじゃないですか~。フレッシュな若者同志お似合いでしょう!

あの男の目つきの悪さが若干気になるけど、イーデンに対しては優しそうだし、彼女も初めての恋で幸せそうだしね。

でも、やっぱりギリアド的に許されないのかな。

ニックにしてみれば、全く問題ないんですけどね。

でも、イーデンはニックからそれを言われちゃうと傷ついちゃうのね。

これまでニックとの夫婦関係を築こうと頑張ってきたしね。悲しいのか、悔しいのか、大泣きしてました。

イーデン・・、若い時ってそんなものよ。

泣いて次行って、また泣いてって・・。たくさん恋をして自分の相手を見つければいいのよ。

でも、ギリアドの体制の中ではそんな普通のことも許されないでしょうかね。

離婚は大罪だろうしな。

涙、涙!娘ハンナとの再会!!

さすがにやり過ぎたと反省したのか、ウォーターフォードがジューンの為に危険を冒して娘に会わせる手筈を整いてくれたようでした。

もうね~、このシーンはたまりませんでした・・!

3年?4年?

幼い娘と生き別れになって再び出会う日にする会話って、どんなもんなんだろ。

うちの上の娘もハンナと同じくらいなので、きっとあんな風に始めは怒るんだろうな・・とすごく説得力を感じました。

「なんで、探してくれなかったの?!」

「探したよ。一生懸命。」

「でも、見つけてくれなかったじゃない!ずっと待ってたのに・・!」

って・・。はぁ、今書いてても泣いちゃうわ。

謝るしかないジューン・・。

でも本当に幸せそう。

なのに、またすぐにお別れが・・。

はぁ・・、もう二人は会うことなく別々の人生を歩むことになるのかしら・・。

なんて悲しい・・!と思っていたら・・、

「またママに会える?」とハンナに聞かれると「ママは頑張る」と答えていましたね。

凄いなぁジューン。

子供にこう言うってことは相当の覚悟がないと無理ですからね。

このジューンの根性に、私たちも希望を持たずにはいられません!

あぁ、絶好のチャンスだったのに・・!!

そしてふと気が付けば遠い場所でジューンとニックは二人きり・・。車もある・・。

え?!これって逃亡のチャンスじゃないの?!

このままカナダにレッツゴーでしょ!!

と思ったのも束の間・・。「目」の男二人に見つかってしまいました。

ジューンを家に隠し、二人に近づくニック。

でも、・・え?あれ?

スゴイ立ち回りが見れるのかと思いきや、あっけなく捕らえられ車で連行されてしまいました・・。

うっそ~!ニック弱いの?!!

自分から近寄って行ったから、てっきり何か策でもあるか、実は空手の達人とかで2人をやっつけてくれるのかと思ったら!

あんなに簡単にやられてもーた・・。

ジューン達が乗ってきた車も乗って行ってしまったので、雪の舞う中ジューンは一人残されてしまいました。

ジューンは一体どうなるの?そして、ニックは大丈夫なの?

大体なんでニックは司令官の指示でここに来てるって事を話さなかったの?

ウォーターフォードに連絡取れば一発で解決だったのに・・!

ここで陣痛が来たらどうしよう~!

という訳で、いよいよ盛り上がってきましたよ~!!!

これは次回も楽しみです!!

次は第11話のネタバレ感想です。

「ハンドメイズ・テイル」シーズン2第11話 野性に身を任せ

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今回はほぼジューンの独壇場でしたね。

希望、怒り、絶望、喜び・・ほぼ全ての感情を一人で演じ切り、拍手ものの1エピソードでした!!

そして、いよいよ赤ちゃんの誕生が~~!

この11話のタイトルが「ホリー」なんですけど、例のフェミニスト母が再登場していたので、母の名前がホリーなのかな?、それか赤ちゃんがホリーなのかな?と見ていたら両方でしたね。

やっぱり赤ちゃん、女の子ですよ!

女子が全ての中心になってるドラマですからね。(男は全員ちょっとアホな描き方で申し訳ないけど・・。)

では、今回の劇的なエピソードを振り返りたいと思います!

登場人物紹介とシーズン1の全感想はこちらです。

脱出なるか?!

守ってくれるはずのニックはあっさり連れ去られてしまいましたからね。

一人あんな場所に残されどうするのかと思ったら、やっぱりギリアド脱出に向けて動き出します。

上手いことガレージには車があったし、エンジンもかかったし、食料や衣装も手に入れた・・!

完璧!あとは実行あるのみ!

ようやくチャンスを掴みかけているジューンの必死さがヒシヒシと伝わってくる緊迫のシークエンスでした。

ところが、このタイミングで家に予期せぬ訪問者が・・。

懲りない夫婦の醜い喧嘩

あの夫婦の喧嘩は犬も食わんわ~。

「それを言っちゃお終いよ~」的なことをセリーヌが言う言う!

確かにバカなんだけどね・・、フレッドは。

お人好しで、なんでも上っ面しか見ようとしない。

おべっか言っておけば、ご機嫌になってくれる単細胞・・。

でもそこがお宅の旦那の可愛いところじゃないの?

このセリーナVSジューンの女対決にアホな男が割り込んじゃうと、得てしてこんな結果になってしまうのですよ。

「ニックと彼女との子供なんだから!」って普通にセリーナ言ってましたけど、フレッドも別に驚いてませんでしたよね。

以前にもフレッドは「アンタは種なしよ!」ってセリーナに怒鳴られてましたけど、ニックの子供ってこともやっぱり知ってたんだなぁ・・。

なんだかフレッドが気の毒になるわ・・。

そんな無茶苦茶なセリーナですけど、それでも「赤ちゃんを抱けない・・!」とサメザメ泣く様子を見ると、ちょっと同情しちゃうのはどうしてでしょうかね。

赤ちゃんの為にどれだけ頑張って来てたか知ってるしね。

ジューンも2人のそんなやり取りを見ながら結局は撃てませんでしたね。

でも、手を出さなくて正解でしょう!

奴らはすぐに出て行ってくれたし、犯罪者に自分を堕としてしまったらこの先も一生後悔しそうだしね・・。

あの狼は何の象徴??

結構出てきましたよね、ジューンと対面する狼。

想像力に欠ける私には見当もつかないので、アメリカのサイトでカンニングしてきちゃいました・・。

色々書かれてましたけど、一つは、自由の身になろうとするジューンの前に立ちふさがるギリアドの象徴の可能性。

昔話の「赤ずきんちゃん」に出てくる狼みたいな感じで、邪悪で強い獣。

そしてジューンはか弱い赤ずきんちゃん。(文字通り見たまんま)

それともう一つには、ジューン本人の投影の可能性。

このポツンと家だけある荒野に一人置き去りにされたジューンと、習性として一匹で生き抜く狼が重なるって訳ですね。

この後、実際ジューンは自身の野生的本能を頼りに一人で出産するわけですが、そのヒントにもなっているのでは・・とのこと。

それから面白いのが母ホリーの象徴ではというものです。

回想シーンで、ハンナを出産する際に、ホリーはできるだけ自然な形で産む施設を紹介してましたよね。

不安がるジューンに「体は思ってるよりずっと強いわ。」と諭してましたけど、母ホリーは自分を信じて自然に任せろという思想の持主のようです。

今回の狼はまるでジューンを見守っているかのように寄り添っていたし、母が「自分を信じてやってみなさい!」と伝えに来てくれたのかも・・。

あのフェミニスト母は狼みたいにキリっと怖かったしね。

ハンナ出産の際に遅れはしたものの、しっかり会いに来てくれた母と娘の間には、多少の緊張感はあっても、大きな愛があるようでした。

そんな母の存在と言葉を信じてか、ジューンは野生そのままの姿で出産します。

完全に裸で、まるで狼みたいに四つん這いだったし、野性的なうめき声をあげながら力んでましたよね。

その辺の象徴なのかなぁ・・と、私も思います。

ハンナは誰に語り掛けているの?

冒頭と最後に、誰かに語ってましたよね。

「いつか会えることができるのなら、あなたの物語も聞きたい。未来か、天国で。

私が語ることで、あなたは存在する。」

と言う内容から、なんとなくハンナは違うのかなぁ・・と。

だって、彼女にはもっと積極的に会おうとしてますから、「いつか会えるなら・・」みたいなトーンは違いますよね。

ホリーちゃんにも「いつかきっとお姉ちゃんに会えるわ。」と言ってるし・・。

となると、ジューンが語る相手はどこかで同じように不自由な生活を余儀なくされている見知らぬ女性なのかなぁ・・と。

どこかで同じように戦っているはずの同志、架空の女性に語ることで、自分を勇気づけ、鼓舞しているのかも。

分かりませんけどね・・。

おめでとう!ホリーちゃん誕生!!!

いや~!!それにしても良かった良かった!!(産まれた赤ちゃん、本当に新生児みたいだった!)

あんなに出血して、陣痛が収まっちゃった時は恐ろしかったですけどね。

あの後、ジューンが外に出て発砲したのもそのせいってことですよね??

自分の身がまた拘束されることになっても、赤ちゃんを犠牲にするよりはいいと考えて、助けを呼ぼうとしたってことですよね?

だけど、結局来なかったから覚悟を決めて一人で出産した訳ですね。

凄いなぁ・・。

あれはあまりに孤独な大仕事ですよね。

そういえば、私が昔ニュージーランドに住んでた頃、家で家族と出産する女性が増えてたのを思い出しました。

実際ルームメイトだったキウイの女性は、旦那さんに助産師の講習を受けて貰って家で生んでましたっけ。子供3人と旦那さんに見守られて・・。

ただジューンには、ハンナを生んだ時とは違って、見守ってくれる家族も友人もいない。

でも、その孤独な偉業を成し遂げた後には、小さな小さな家族と出会えました。

可愛い娘と、今日からはずっと二人・・。

暖炉のじんわりした明かりが幸せ感を誘いますね~。

以前お腹の中にいたホリーに約束した通り、彼らには渡さずずっと一緒にいられるのか・・。

この後の逃亡劇にかかってきそうですね。

あの、ガレージの扉さえどうにかすれば可能性はありそうだけど、どうなんだろ。

問題は鍵なのかな?雪なのかな・・?

またあの夫婦が探しに来るまでどれくらいの時間があるんだろ!?

とりあえずジューン、急げ!!(さすがに休息いるだろうけど・・)

カナダに向かってまっしぐらだ~!

次は第12話のネタバレ感想です。

「ハンドメイズ・テイル」S2第12話 ガクっと来たけどまだ希望が?!

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前回、感動の出産シーンでホリーが誕生し、よし!このままギリアド脱出だ~!!!

と意気込んでしまったのは私だけだったのでしょうか・・。

どうもあの後ジューン達はサクッと捕獲され、また奴隷生活を強いられているようです。

もう~~~!やめて~~~な!

冒頭の幸せそうなセリーナの顔を見ながらガクっと来ました・・。

くっそ~、この幸せを噛み締めるのはジューンのはずなのに!

なかなかお別れできそうで、できないですね~、リディア婆やあの夫婦とは・・。

まだまだしぶとく登場し続けますよ。

それで思ったんですけど、当然ドラマはシーズン3に更新していくとして、やっぱりこのメンツは引き続き登場してきそうですよね。

だってさ、「逃げろ、逃げろ!」と言いながら、本当にジューンやニックが赤ちゃん連れてカナダにでも逃げちゃったらそこで話終わっちゃいますからね・・。

来週がシーズン2の最終話ということですけど、余程の事が起きない限り、またシーズン3でも懲りないメンツにウンザリさせられる展開になるんでしょうか?

(それも若干飽きてきたなぁ・・。)

そろそろ来週で突破口を見出して欲しいです・・。

可哀そうに!まだ子供じゃないの!!

イーデンとアイザックの若者カップルが駆け落ちしちゃったそうで・・。

私もジューンと同じテンションで「で、無事に連れ帰ってこれたの?」位に思ってましたよ・・。

まさか、あんな刑罰が待っているとは・・。

もうまだ二人とも子供じゃないの!イーデンなんてまた中3くらい??

恥ずかしくないんですかね。

いい大人が寄ってたかって、恋に落ちただけの少年少女をあんな風に処罰するなんて・・!

田舎から上京してきたらしい、イーデンの母と妹の姿がまたつらい・・。

さすがのセリーナも泣いてましたね。

ニックの落ち込みようも見ていられない・・。

ギリアド体制もおかしなことに・・

そろそろ、この国家が手に負えないところまで歪み切り、もはや何を思想的な軸として何を守ろうとしているかも分からなくなってきましたね。(まぁ、始めからそうだけど。)

あれだけ、子供は宝だ、宝だと言っておきながら、ようやく大人になりつつある思春期の少年少女をあんな風に処刑し、つまらない貞操観念ばかり守ろうとする・・。

そのくせ司令官達には秘密の〇〇クラブが用意され、妻たちは一度の不倫でコロニー送り・・。

あのコロニーだって、命を使い捨てにするような手作業での汚染除去にどんな意味があるのか・・。

今回は新キャラとして、このコロニーを発案したという人物が登場しました。

エミリーの謎の司令官

これまで数々の罪を犯しながらも侍女不足でなんとかコロニーから生還してきたエミリーですが、前回の司令官が腹上死したことでますます評判が下がってしまったようです。

今回、そんなエミリーを引き取った司令官がこちら!

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まず存在感と貫禄が半端ない!!(話し出す前の溜めが長い!)

「ザ・ホワイトハウス」でエミー賞を受賞したこともあるブラッドリー・ウィットフォードが演じる、このローレンス司令官。

ギリアド経済を設計した人物で、コロニーも彼の策案したものだったということですけど、そんな彼がなぜエミリーを侍女として受け入れ、調べつくしているのか・・。

妻はそんな夫のもたらした残酷な現実に耐え切れず、精神に異常をきたしているようでした。

なんだか若干錯乱気味でしたけど、こうした普通の人が出てくるとちょっとホッとしますね。

こちらから見ると、リディアやフレッド達より余程まともに見えますけどね・・。

問題はあの司令官が何を考えてるのかですね。

彼自身もギリアドに疑問を持ち始めているのか・・。自分のしでかした結果に恐れおののいて酒を飲まずにはいられないのか・・。

実際コロニーのことだって、卓上で構想を練るのと、実際にあんな地獄に人を送り込むのではまるで別物でしょうからね。

エミリーはとりあえず警戒気味ですが、こちらはちょっとこの謎の人物に期待しちゃいますね・・。

(フレッドやセリーナ達じゃ埒が明かない気がしてきたところだし。)

ギリアドを根底から覆す人物になり得るのか・・?

相変わらずアホなフレッド

シーズン1で登場した頃は憂いを感じさせる雰囲気でどんな影のある男かとワクワクしましたけど、分かってみれば薄っぺら~い、ただのエロ親父でしたね。

この役にジョセフ・ファインズを起用した意味があったのか・・。

イーデンのことだって、奴次第でどうにでもなったのに。

メンツを潰された!と極刑にするなんて、やっぱり本物のクズでした。

そんな情の欠片もない男が、恐妻に怒られると知りつつも時々ジューンに優しくしてしまうのは、やっぱり下心があってのことか。

今回も搾乳のために同居を始めたジューンにさっそく誘いをかけてましたね。

スクラブルならしてやる・・と軽く交わされてましたけど、そんな感じでいつまで持つかな・・。

やっぱり逃亡の計画を練る際、彼らに付け入るスキがあるとすればフレッドの方でしょうね。最後にギャフンと言わせてやりたいわ!

授乳ができたジューン

悔しい~!

セリーナにも赤ちゃんを抱かせてあげたい、なんて思ってた時期もありましたけど、いい気になって「私の赤ちゃんをあの女に抱かせたの?!」なんてフレッドに詰め寄ってるのを聞くと、「おい、誰の赤ちゃんだかわかってるのかね?」と、さすがに頭に来ますね。

これまで編みに編んだニットやら可愛いおくるみやらを着せ替えてるみたいです。

リタが「10分毎に着替えさせてる・・」と愚痴ってたのが笑えたわ。

ジューンはもう赤ちゃんとは会えないはずでしたけど、搾乳の量が減ってきたということを理由に上手くあの家にまた潜り込みます。

そして、少しずつ赤ちゃんとの距離を詰め・・。

イーデンのことでショックを受けているセリーナを気遣うフリをしながら、何気な~く部屋に入り込み・・、おぉ~!!授乳までついに行けた!!!

こういうジューンの粘り強いところは流石だわ~。

でも、授乳って本当に子育ての中でもミラクルな部分ですよね。

梅干しを見ると口の中でジュワっと唾液が出るのと同じ感覚で、赤ちゃんを見てジュワっと来たんでしょうかね、あの時のジューンは。

よく、吸われる刺激で量が増えるって言いますよね。

ちなみにギリアド的には授乳期間はどれくらいなんでしょうかね?

ジャニーンが引き離されたのは3か月くらいの時だったかな・・。

日本だと1年くらいしてる人が多いですよね。

私はフランスにいる恐怖の姑に「まだやってるの?フランスでは半年以上授乳してると赤ちゃんがバカになるっていうのよ!?」と、仰天の言葉をかけられたのを覚えてます。(そんな訳あるか)

でも実際フランスでは授乳をする人自体が少なくて(最近は増えてきたらしいけど)、期間も3か月くらいが普通みたいですね。

興味があって周りにちょっとだけ聞いたんですけど、「私は結局すぐやめたわ。薬を飲む必要があったから・・」とか「調子が悪かったから・・」とか言う仏ママが多かったです。

アメリカではどうなんでしょうかね。(まぁ他民族国家なので色々なんでしょうが・・)

やっぱりジューンにしても、完全にホリーと引き離されたら奪還は難しくなりそうですし、チャンスはあと2か月位かな・・。

という訳で、次回が最終回!!

何か劇的な仕掛けを用意してくれてるのを期待してますが、ただ始めに書いた通り、本当にカナダへの逃亡が成功しちゃったらドラマが終わっちゃいますしね・・。

それでも最終回らしい納得のラストであって欲しい!

一体何が待っているのか!!めちゃめちゃ楽しみです!

次は最終13話のネタバレ感想です。

「ハンドメイズ・テイル」シーズン2最終回 女中連合の皆さん最高!!

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いや~!最高だったんじゃないですか?!!

シーズン2のクライマックスとして期待しうる要素を全て詰め込んでくれた最終回!!

これ以上は望めない!という出来でした。

そしてまた今回も涙、涙・・。

時に爆笑シーンもありましたけど、高い緊張感を維持したまましっかりと最後も締めてくれました。

それにしてもこのドラマ、13話構成になっても全然クオリティとテンポが落ちませんね。

こういう設定系のドラマってシーズンが進んでエピソードも増えてくると異質な舞台設定にも慣れてきてちょっと間延びしがちですけどね・・。

若干気になるのは、ジューンの顔のたるみですけど(演じるモスの加齢的なものかと・・)シーズン3にも自ずと期待が高まります!!

リタの後悔と粋な計らい

女中のリタは以前から隠れたナイスキャラだと思ってましたけど、遂にやってくれました~!

前回のイーデンに起きた悲劇には自分にも非があったと感じている様子でしたね。

まだ子供だった彼女に充分目をかけず、冷たく接してしまった。彼女を救おうと何かすべきだった・・と。

落ち込むリタにジューンも一つ告白します。

「私は彼女の夫と寝たわ」

でも、驚く様子のないリタ。

恐らく以前から察していたんでしょうね・・。

そんな彼女が今回奮起し、ジューンを逃がす手はずを整えます!!

仲間の女中たちに声をかけておいたのでしょうか・・。

突然結成した女中連合の皆さんの活躍、素晴らしかったですね!!

あくまで想像ですけど、皆さん女中として働く身ながら同じ女として侍女達の酷い状況に心を痛めていたんでしょうか。

子供を産む家畜同然の扱いで暴行され、子供ができたら我が子と引き離されて、また別の家へ・・ですからね。

そんな皆さんが力を合わせ、ジューンと赤ちゃんの脱出のために危険を冒してくれました。

(でも、あの後大丈夫だったのかな?無事家に帰ってね。

それにあの燃えてた向かいの家・・!あれこそ大丈夫なの?誰がやったの?)

余談ですけど、イーデンとその彼が家畜のエサにされるという話・・。救いがないにも程があるわ・・。

さらに救いのなかった話には、実の父親が子供を密告したという事実!(当然、母と妹はイーデンを庇いたかったはずですけど。)

可哀そうなイーデン。

父親にも裏切られ、最後は本当に愛と神だけを信じて死んでいったんですね・・。はぁ、やりきれないわ・・。

セリーナと夫人たちの無謀な挑戦

女は本も読めないギリアドでは、聖書も読めないってことなんですね!

それに、文字を書くのも罪でしたよね。

なので、聖書を隠し持って読み、中に文字を書き込んでいたイーデンはたくさん罪を犯していたというセリーナはその事を言ってるんですよね。

でも、「はぁ~??罪って何の罪~~??」っと率直に疑問を投げかけるジューンに心をかき乱されるセリーヌ。

特に、ニコールの未来はどうなるの?という点については不安ばかりが心を塞ぐ・・。

セリーヌは思い切って夫人達に声をかけ、総意を司令官達に伝えることに。

「女も本を読めるようにしてくれ!」ってことをイーデンの聖書を使いながら控えめに訴える予定だったのが、つい熱が入り行き過ぎてしまったセリーヌ・・。

小指切断という罰を受け、改めてギリアドの異常性を思い知ることになりました。

爆笑シーンとフレッドのM男ぶり

イーデンの事で口を出し過ぎたジューンに平手打ちするフレッド・・!

まぁここまでは想像の範囲内ですけど、想定外だったのが次の一手!!!

顔を打たれて痛みと憎しみに顔を歪めるジューンが、

おっと、そのまま振り返って~~~~~の、

平手打ち返し~~~~~~!

バッシーーーーーん!

最高でしょう。最高過ぎて噴き出しちゃったわ!!爆笑!

でもフレッドったら、これに関してのお仕置きはないのね。

意外にM男なのかしら・・。

もしこれがリディア婆なら目をえぐられてるところですけど、フレッドはちょっとふてくされただけで、そのまま立ち去ってましたね。

そして、その後には驚きの提案が・・。

次は男の子を作ろうってよ

恐妻セリーナに手を焼いてるからかどうかは知りませんが、やっぱりフレッドはジューンに惹かれてるようですね。

あいつ、やっぱりちょっとマゾ入ってるなぁ・・。

ジューンの平手打ちが予想外に良くて、ちょっと目覚めちゃったのかしら・・。

「従順な侍女ならずっとこの家に住ませてやる。上官司令官の俺ならどうとでもできる。

そしたらずっと娘と一緒に暮らせるぞ。

次は男の子を作ろう。」

と、耳元で囁くのです・・。

悔しさと屈辱に固まり、顔をブルブルさせているジューンの様子を見て、

「ハンナにも会わせてやれるかも・・」

と出血大サービスな提案まで・・!!

ここまで譲歩してでもジューンにいて欲しいフレッド・・。

やはりエロ目的か・・。

でもなー、ぶっちゃけこの辺には少し違和感を感じるんですよね。

エリザベス・モス演じるジューンて、フレッドを骨抜きにするほどの美人でもセクシーでもないし、ジョセフ・ファインズ演じるフレッドもそんなに下半身男って感じにも見えないんですよね。

もう少し男と女のフェロモンをムンムンぶつけ合うような2人だったら、こういうやり取りも一層面白くなる気がするんですけどね・・。

祝!ようやくリディア婆にも天罰が・・!

エミリー~~~~!

ようやった~~~~!!

(拍手喝采パチパチパチパチ~)

皆の期待に応えてくれました~!

あのエミリーが隠し持ってたナイフは司令官用に持ってるのかと思ったら、リディア婆に対してだったんですね。

いつもの如く、エミリーに対して毒吐いてましたもんね~、あの婆。

「倒錯した不道徳な者」ってズバリそれはオマエだろ・・って感じでしたけど、その後怒りを爆発させたエミリーがやってくれましたよ!!

ナイフで刺して階段から突き落とし、その後も蹴る蹴る、突き落とす!

可愛い顔に似合わない意外な暴力性を供えているのがエミリーですからね。

ただなぁ・・、せっかくならナイフでトドメを刺して欲しかった。

あの婆がまた復活したら、さらに残忍無比になって侍女たちを痛めつけますからね。

しっかり最後までやって欲しかったわ・・。

やっぱり助かっちゃったのかな。あの司令官が始末してくれてるといいんだけど・・。

セリーナの覚悟と涙の別れ

セリーナがニコールに別れを告げるシーンでは号泣でしたよ。

可愛い我が子とはいつまでも一緒にいたい・・!

でも、子を持つ親の願いは一つですからね。

「ギリアド政権下での女達の状況は地獄・・」と捉えつつあるセリーナが出した、身を引き裂くほどに辛い究極の決断でした。

本も読めず、文字を書くことも許さないのでは、女の自立、精神の開放はあり得ませんからね。

はぁ、セリーナ、本当にケッタイナ女でしたけど、知性と良識を持ち合わせた普通の女性の優しさも心の奥に残していましたよね。

これから彼女にとっての本物の地獄が始まりますが、何か道を見つけて欲しい!切り開いて残されたギリアドの女たちの為に戦って欲しい!と願わずにはいられません!

謎のローレンス司令官の起こした奇跡

なにあの大物司令官・・!

やるわ~~~!!痺れる~~~~!

エミリーがああした緊急事態を引き起こしてから、時間はわずかしなかったはずですけどね。

レジスタンスか何かに電話して、

「実はさ、ウチんとこのがマズいんだけど、急ぎの脱出計画はこの辺であるかい?」

「お。ちょうどいいのがありますよ~。近いとこで今晩、同じ侍女を連れてきます。」

「丁度いい!じゃ、そっちに連れて行くから、ウチのもよろしく~」

て感じだったんでしょうか・・。

とんとん拍子で話が決まり、ジューンとエミリーの奇跡の同時脱出計画が実現!!!

のはずだったんですけどね・・。

逃げないジューン、なぜ???

セリーナの究極の決断に感謝と敬意を払うためか、娘をニコールと名付けてジューンはエミリーに託します。

そして、そのまま鬼の形相で立ち尽くし、車には乗りませんでした・・。

このギリアドでまだ戦っていく覚悟のようです!!

ほらね、前回も書いたじゃないですか。

ジューンが逃げちゃったらそれで話が終わっちゃうって。

だから、ジューンはまだ逃げれないのですよ。

という事情は別にしても、やはりジューンが残る理由があるとするなら、それは当然ハンナ奪還でしょうね。

「この国では絶対に育てないわ」、と下の娘に誓うのなら、上の娘にだって同様の誓いが心の中にあるはず!

でも、ジューン、とりあえずあそこからどこに行く気??

それこそ、ローレンス司令官の車にでも乗せて行ってもらえばよかったのに。

あの家の地下かどこかに匿ってもらって、ハンナのいる場所なんかの情報をもらい、あとは脱出の時にも助けてもらえれば完璧だったのに!

まさか、あのまま家に帰ったらセリーナはともかくフレッドに捕まって即効処刑でしょうしね。

子供を誘拐・脱出させたとあっては、情状酌量の余地はないでしょう。

ふーむ、で、これからどこ行こう・・?

ニックは?

今回のことで、ニックとリタ達の関与がバレなければ、ニックはいずれ自力で脱出することもできそうですけどね。(本人にその気があれば)

またシーズン3が気になって仕方ないですね。

今度こそ日米同時公開でHuluにも配信して欲しいところです!

という訳で、カナダに脱出し息子との再会を果たすであろうエミリーに私からもローレンス司令官と同じセリフを贈ります!

「良い人生を~!捕まるなよ~!ドラッグはやるなよ~!風呂入れよ~!宿題やれよ~!ババンババンバンバン・・」(うわっ、若い人ってドリフターズネタ知らんよね。汗)

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